第26回 於大まつり はとびっきりのお天気に恵まれて大盛況
今年は寒暖の差が激しくて、八重桜のつぼみがまた硬くなってしまったのが残念ですが、ソメイヨシノはまだ咲いています。今日はお天気に恵まれ、大盛況の中で於大まつりを開催することが出来ました。
遠方からも多くのお客様にお越しいただきました。毎年欠かさずご参加いただいている麻生諦善 貫首をはじめとする於大の方の菩提寺 小石川伝通院の皆様。また、今年も有り難いことに、於大の方の甥、初代刈谷藩主 水野勝成公から数えて20代目の水野宗家ご当主、水野勝之様ご家族。於大の方の子、徳川家康公から数えて18代目徳川宗家ご当主ご令嬢、徳川典子様ご夫妻がご出席くださいました。
また例年ご参加をいただいている大村秀章 愛知県知事、伊藤忠彦 衆議院議員、竹中良則 刈谷市長、丸山隆弘 新城市議会議長などなど本当に多くのご来賓にご参加いただきました。
伝通院では昨年、於大の方の墓所の前に東浦町観光協会の記念碑ができました。これまで文京区教育委員会の看板があったのですが東浦のことは明記されていませんでした。伝通院のお許しを得て、その隣に東浦と於大の方の関係をしっかり記述した立派な碑文が完成しました。
刈谷市では先月、刈谷市歴史博物館がオープンしました。今ちょうど「水野勝成展」を開催中です。東浦町の郷土資料館も先月リニューアルオープンしました。この機会に合わせてご覧いただければと思います。
新城市とは、鳳来寺に於大の方が立派な子を授かる祈願をして徳川家康公がお生まれになったご縁で旧鳳来町時代から姉妹都市の関係を結んでいます。
このように、東浦町は於大の方のおかげでもって、時間・空間を越えて様々な方や場所とご縁をいただいています。本当に有り難いことです。
さて、昨日は前夜祭の竹灯篭宵まつりがありました。この前夜祭は有志の皆さんのヒラメキで始まり、今では於大まつりに欠かせないイベントになりました。昨年からは、商工会の皆さんのアイディアで提灯を持って川縁を歩く提灯行列も加わりました。去年、川面に映った提灯が綺麗だったことにヒントを得て、だったら今年は川に提灯を浮かべてみようと、提灯流しが始まりました。有志の皆さんが川に浸かりながら、提灯が転覆しないためにはどうすれが良いか、岸にひっかからないためにはどうしたら良いか、改善を重ねたおかげで、昨晩の本番は大成功でした。
このように於大まつりは、住民の皆さんのアイディアが少しずつ加わって、毎年パワーアップしています。
きょうも、スペースエリアに水ロケット体験コーナー、ユニバースマルシェ、未知との遭遇スタンプラリーなどの企画が加わりました。なんで、スペースなのか?ユニバースなのか?、宇宙山乾坤院の山号にあやかったのかどうかはわかりませんが、皆さん方が知恵を出し合って少しずつお祭りに魅力を加えてくださっています。飲食などのお店やステージイベントなども本当に充実してきました。最高のお天気も相俟って於大公園は一日中賑わっていました。
火災で伽藍が消失した乾坤院については、山門の修理が終わり、本堂、座禅堂が再建され、屋根の銅板と檜の木肌が眩しいです。境内にあった松の木などは焼損しましたが本堂間近で強火に炙られたはずのソテツが見事に甦っています。来月11日には落慶法要が開かれると聞いています。
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