世界で2番目の・・・
日本で2番目に標高の高い山は?と聞かれて、すぐに答えられなかったりします。確かに日本一は富士山ですが。実際にハイエスト3は。
1位 富士山(独立峰)(静岡・山梨県境) 3776m
2位 北岳(赤石山脈 白根山系)(山梨県) 3193m
3位 奥穂高岳(飛騨山脈 穂高連峰)(長野・岐阜県境) 3190m
では、世界で2番目に高い山はどこでしょう? 1位はみんな知ってるヒマラヤ山脈のエベレストですが。
1位 エベレスト 8848m
ネパールとチベット自治区の境にあり、エベレスト(インド測量局長官だったイギリス人の名前)のほかに、チョモランマ(「世界の母なる女神」チベット語)、サガルマータ(「世界の頂上」ネパール語)の呼称がある。1953年にイギリス探検隊のニュージーランド人メンバーだったエドモンド・ヒラリーとネパール人シェルパのテンジン・ノルゲイによって初登頂がなされた。
2位 K2 8611m
パキスタンと中国ウィグル自治区の境のカラコルム山脈にあり、K2はイギリス統治時代のインド測量局の測量番号「Karakorum No.2」がそのまま山名になったもの。ほかに、ゴッドウィンオースチン(イギリス人探検家の名前)、チョーゴリ(中国名)の呼称がある。1954年にイタリア隊が初登頂、1977年に日本隊が2番目の登頂を果たしている。最も近い村から直線距離で80kmも離れているアプローチの困難さ、厳しい気候条件、急峻な山容による雪崩、滑落の危険性などから、世界一登頂が難しい山とも言われている。エベレストの登頂者4833人のうち死亡者276人に対して、K2の登頂者446人のうち85人と死亡率は約2割にもなる。未だに冬期に登頂した記録はない。
3位 カンチェンジュンガ 8586m
ネパールとインドの国境にあり、カンチェンジュンガとはチベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」の意味。複数のピークから成り、主峰の他に西峰(8505m)、中央峰(8478m)、南峰(8476m)、カンバチェン(7,903m)などがある。インドの丘陵地からも眺めることができ、1850年頃にエベレストの高さがわかるまで、世界最高峰と考えられていた。古くから聖なる山と崇められており、登山者は頂上の一歩手前までしか足を踏み入れないのだそうだ。1955年にイギリス隊によって初登頂された。世界の10指に入る標高8000m以上の山々は、すべてヒマラヤかそれに連なる山脈にある。
ところで、「地球で一番高い山」は?
地球の中心から一番離れている所は、アンデス山脈のチンボラソ(標高6268m)の山頂です。赤道直下にある山です。標高とは平均海面からの高さですが、地球(地表面や平均海面)は真球ではなく楕円体です。特に赤道付近は地球の自転の影響で地表面や海面が回転面の外側に向かって膨らんでいます。標高は6千メートルそこそこでも、地球の中心から一番高いところにある山?と言えます。
このほかにも様々な世界トップランキングがあります。湖の面積や川の長さや都市の人口などは時代とともに変化して、ランキングが変わったりします。比較的安定な山の高さでさえ、地殻変動や噴火や測量技術の進歩により時代とともに変化します。諸行無常です。
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