« 公開講座や勉強会などのご案内 | トップページ | この週末は、乾坤院落慶法要など多くの行事がありました。 »

2019/05/11

コミュニティ総会でお話ししたこと

4月から5月にかけて、各地区でコミュニティ総会が開かれました。今晩は文化センターで開催された石浜地区コミュニティの総会に出席しました。これで各地区のコミュニティ総会はすべて終了し、新年度の活動に入ります。コミュニティ総会では、地区や開催時期によって若干内容は異なりますが、概ね以下のようなお話しをさせていただきました。

 ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~

コミュニティ総会にお招きをいただきありがとうございます。

4月1日から家庭系可燃ごみ処理の有料化が始まり、町指定ごみ袋が半透明青色から半透明白色の新しいごみ袋に変わりました。朝のごみの収集の時間帯に各地区のごみステーションの状況を見て回りました。
ごみステーションによって多少の違いはあるものの、ほぼ綺麗に半透明白色の新しいごみ袋を出してくださっていました。ある日を境にごみ袋をキチンと切り替えることは簡単なことではありません。それでも、東浦の住民の皆さんはまちで決めたことだから、自分たちのごみのことだからと、みんなで一緒になって実行してくださっています。有り難いことです。私たち行政の職員も、このご理解と信頼を裏切らないように、住民の皆さんの想いに応えていかねばないと改めて感じ入りました。
半透明青色の旧ごみ袋が出されている場合は、指定ごみ袋が変わった旨を書いたラベルを貼って、回収を先送りすることにしています。旧ごみ袋が出されたままの所では、ごみ処理有料化についての情報が正確に伝わっていないことも考えられるため、引き続き丁寧な情報提供に努めて参ります。

いま各地区で、みんなでごはんを食べられる居場所が、複数立ち上がりました。毎日、毎週ではないにしても、こういう場所があると言うことは、本当にすばらしいことだと思います。何もないところから活動を立ち上げて、それを継続している方々には、本当に頭の下がる思いです。
コミュニティーは地域のまちづくり活動のゆりかごです。皆さん方が、想いや情報を交換し、時には力を結集して地域づくりをしていく場としてのコミュニティの重要性を改めて認識させられる思いです。
今後とも、地域の課題を解決し、互いに助け合える地域づくり、まちづくりの場として、コミュニティのさらなる発展を期待いたしております。もちろん主役となるのはこの地区にお住まいの皆様方ですが、それと同時に、その発展を資金的に、人的に、制度的に支えていくことを行政としましても精一杯やって参りたいと考えています。

さて、平成31年度年度一般会計予算では、予算規模が過去最大となった30年度とほぼ同額の149億1000万円を確保しました。新年度から始動する東浦町第6次総合計画の将来像「つくる つながる ささえあう 幸せと絆を実感できるまち 東浦」に基づき、全年齢がつながって、ささえあって、まちづくりをしていくために、必要なところに目を配ったものとなっています。

主な新規事業は下記の通りです。
行政バス「う・ら・ら」は、10月に大規模なダイヤ改正と路線変更を行います。これまでピストンコースの終点だった平池台と東ヶ丘をつなぎ、町内を環状運転すると共に、14人乗りの小型車を導入しふじが丘、生路、石浜の郷中を通って緒川へとつなぐコースを新設します。生路と石浜ではコミュニティセンターの前を小型車が通るようになります。停留所と便数は増えますが、運行経費は大幅に増加し、年間1億円を超えることになります。
また、前年度予算の繰越しで今年度実施するものとして、4億5千万円をかけて小中学校の全普通教室にエアコンを設置する事業があります。今年度中に設置するとお約束しましたが、職員が少しでも早くとがんばってくれたおかげで夏休み前には完了する目途が立ちました。
これまで県内でも先進的に行ってきた骨髄提供者への支援(2万円×一週間)に加え、提供者の勤務する事業所への支援や移植を受けたために免疫を失った人に対して予防接種再接種の助成をします。
それから、ささやか工夫ですが、今ドライブレコーダーをつけた自家用車が増えています。これは走る防犯カメラとも言えます。ドライブレコーダーを搭載している住民や事業者の皆さんにご協力をいただき、まちじゅうにカメラが走ってますよというステッカーを張っていただく事業を始めます。


 ●いつまでもいきいきと暮らせる健康づくり
   いきいき100歳体操教室実施事業 128万円
   骨髄移植ドナー支援補助金事業 21万円
   定期予防接種再接種費助成金事業 14万円
   健康経営周知啓発事業 3万円

 ●人を育み、人を活かすまちづくり
   水泳指導業務委託 374万円
   小中学校施設整備事業通学路整備など 2億3761万円
   小中学校全普通教室にエアコン設置(4億5千万円、前年度繰越事業)

 ●暮らしを守るまちづくり
   ドライブレコーダー設置車による防犯等啓発事業 30万円
   防災行政無線更新事業実施設計 982万円

 ●生活・産業を支える基盤づくり
   行政バス(う・ら・ら)運行事業 1億1199万円
   都市計画道路整備事業養父森岡線予備設計など 2億8274万円
   都市計画マスタープラン改定事業 586万円
   於大公園再整備事業基本設計 2498万円
   三丁公園整備事業 1億7060万円

 ●地域を維持する・つなぐ仕組みづくり
   イオン行政サービスコーナー改装事業 128万円
   庁舎トイレ改修事業 3282万円
   外国人窓口対応のための三者間通訳機器導入事業 40万円


新年度予算案の中で、家庭保育応援給付事業と言うものを考えていましたが、議会から修正案が出て、この部分の予算をカットされてしまいました。
家庭保育応援給費事業(予算240万円)とは、3~5歳の子どもを保育園や幼稚園などに通園させずに家庭で育てる親に対し月額1万円を支給するものです。
東浦町の保育園では、措置児(親が就労しているために公的保育が必要な児童)の他に私的契約児(措置児に該当しない児童)も希望により受け入れています。東浦町ではこの私的契約児が園児の4割を占める全国でも珍しい保育体制を敷いています。保育園の通園児には一人あたり平均で約54万円の公費が投じられています。
一方で、保育園入園を希望せず自主保育や子育てサークルで育児をする家庭もあります。これまで、この家庭で保育をする層には何の公的支援もされてきませんでした。
東浦町では、入園だけが保育ではなく、多様な保育があるべきだと考えています。したがって、これまで全く目を向けてこなかった家庭での保育に対しても、子育て・子育ちの応援をするものです。この事業により、自主的に保育をする家庭にも、子育ての経済的支援ができるとともに、副次的効果として、給付申請などの際に今まで行政が関われてこなかった家庭との接点が生まれる事も期待できます。この事業が実現すれば日本初の取り組みとなるのですが、新しいアイディアをご理解いただくのは簡単ではありません。お認めいただけなかったのは残念です。
しかしながら、議会で決められた予算の範囲内で執行をするのが、我々行政の仕事なので、議会の結果を尊重して行政運営を進めて参りたいと思います。

今年度も役場職員一同、皆様とともに東浦のまちづくりに励んでまいりますので、どうかご理解、ご協力をお願いいたします。

|

« 公開講座や勉強会などのご案内 | トップページ | この週末は、乾坤院落慶法要など多くの行事がありました。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 公開講座や勉強会などのご案内 | トップページ | この週末は、乾坤院落慶法要など多くの行事がありました。 »