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2019/07/15

これからのまちづくり

5月に、東浦町長 神谷あきひこの 「町政レポート(財政編)」を皆様のお手元に配布しました。

私は平成23 年から町長として東浦町の行財政運営にたずさわってきました。最新(平成29 年度)の決算結果に基づきこの間を振り返り報告させていただきました。町の未来について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。ご一読くだされば幸いです。

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「町政レポート(財政編)」に引き続き、「町政レポート(これから編)」をリリースます。私がこれからやっていきたいことを以下にまとめてみました。

財政編の後半でも述べましたが、これから人口減少、超高齢社会を乗り切っていくために、5万人のまちにとって大切にしなければならないことは、互いに顔の見える支え合える地域のコミュニティづくり、子どもたちが伸び伸びと育ち、生涯にわたり個性に応じて学び、成長することのできる教育・人づくり、それらをはぐくむ土台とも言える環境として、緑に恵まれ多様な生き物の棲む豊かな自然環境を守り、ほっとする田園風景を農の営みとともに残し、東浦の歴史に裏打ちされた文化や街並みを大切にしつつ、心地よい都市空間、安全で快適な道路、町内の数多くの鉄道駅など公共交通を活かし、自動車に過度に依存しなくても買い物や福祉にアクセスできる生活インフラの充実を図っていかねばなりません。また、生きがいにもつながる働く場、町の経済活動をつくり出す場としての産業の創生・発展を応援しなければなりません。

そのためには、他のまちがやるから、問題が起こってから、クレームがついたから対応するのではなく、日ごろから新しい技術や考え方、優れた取り組み事例や現場の経験を豊富に持ち、近い将来に何が必要か想像力を持って、次の一手を創造できる攻めの行政を育てていきます。住民の皆さんとともに東浦のまちづくりに生き甲斐、遣り甲斐をもって取り組む東浦町役場を引き続きつくってまいります。

まちづくりは人づくりです。市民が公共の場で何か新しいことをやろうとすると行政が邪魔をする。これはよく聞く言葉です。行政が邪魔をしなければ、ほんの少しでも後押しすることができれば、行政のメディアを使って宣伝することができれば・・・。行政が姿勢を少し変えるだけで、市民力を引き出し、市民とともに新たな時間と空間を創り出すことができます。子ども食堂や各地区にできた居場所、於大公園コンサートやおだい市&東浦セミナーなどはその好例です。これからも市民とともにまちづくりを進めます。市民力の高いまちにはクリエイティブな人材が集まるという好循環をつくっていきます。

3期目に特に重点的に行う事業としては、

コンパクトなまちづくりの充実があります。東浦町は、もともと小さなまちにJR4駅と近傍に名鉄2駅があり、駅の近くに6つの集落があります。この構造を大切にしつつ、駅の近くと集落の隙間に都市の余白として発展の余地をつくりつつ、徒歩圏で暮らせるまちづくりを進めていきます。町内や医療機関への移動はJRとバスでカバーし、都市間の移動は鉄道でカバーします。都市の余白としては具体的に、緒川新田地区、東浦駅周辺地区、緒川と森岡の隣接地区を考えています。これらの場所では土地の高度利用と道路整備を進めます。

インフラ整備は量的充足の時代から質的充実の時代に入りました。土木工事も単に大地に傷をつけるだけでなく、自然や歴史的バックグラウンドを活かした、美しい景観や居心地の良い空間を形作らねばなりません。この分野は日本においてはまだまだ認識が薄く、今から時間をかけて他のまちに先んじて取り組んでいくことによって、まちの価値を高め、他と差別化することが可能となるはずです。 

もうしばらくすると、昭和の高度成長期に建築した公共施設が次々に耐用年数を迎えます。これらを計画性をもって、効率的、効果的に建て替えていく必要があります。この場合、同じ場所に同じ施設を建てるのでは莫大なコストがかかってしまいます。将来の使い方を工夫し、機能を集約したり、幅広い世代が交流できるよう施設を統合したりすることを考える必要があります。さっそく具体的な計画づくりを始めていきます。

 

以上の重点的な取り組みを住民の皆様のご協力と参加の中でスピード感をもって進めてまいります。また、行政職員を信頼し任せることによって、自ら考え、まちの未来を住民の皆様とともに切り開いていく多くの職員を育てていきたいと思います。議会とは、なれ合いは避けつつも計画の早い段階から意見交換をし、アイディアを磨きながら、より建設的な合意形成に努めたいと思います。

そして、次の東浦を担う複数の有為な人材が切磋琢磨し、住民の皆様とともにまちの持続的発展を支えていくことが真に住民益にかなうものと信じています。

 

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