伊勢湾台風60年のつどい・追悼式 が開催されました。
伊勢湾台風の犠牲者を追悼し、この災害から学び、後世に語り継ぐために、上記のプログラムで、伊勢湾台風60年のつどい 追悼式が開催されました。
1959年(昭和34年)9月26日から27日にかけて、日本列島を紀伊半島から北陸へ縦断し、死者・行方不明者5,098名、住家全壊40,838棟、床上浸水157,858棟を出すなど、広い範囲に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風襲来から60年。特に愛知県・三重県に被害が集中し、台風による被害では過去最大となりました。この伊勢湾台風を契機に災害対策基本法が制定されました。台風の翌日は信じられないような晴天で、自然はかくも薄情なものかと思ったと、当時小学校5年生だった河村名古屋市長も述べています。
被害を大きくした理由としては、①猛烈な低気圧と最悪の進路で暴風雨と過去最高の高潮を引き起こしたこと ②海抜0メートル地帯に木造平屋建ての建物が建てられていたこと ③貯木場の内外に置かれていた木材が海水とともに住宅や護岸を破壊したこと ④停電により災害情報が伝わらなかったこと などが挙げられます。
追悼式に加え、会場のウィルあいち(愛知県女性総合センター)にて、講演会、防災展示、防災アトラクション、子ども向けワークショップなどが行われました。
また、大災害とそれに立ち向かった人々の勇気を描くミュージカル「伊勢湾台風STORY 空が落ちてきた日。」が、8月24日から来年5月にかけて県内6ヶ所で上演されます。
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