大阪で開催された全国町村下水道推進大会に出席
8月1日は大阪に出張。全国町村下水道推進大会に愛知県支部長として出席しました。全国町村下水道推進協議会は、日本下水道協会に加入する全国の町村が会員となり、町村の下水道について効率的かつ経済的な整備方策に関する調査・研究、会員町村相互の情報交換、政府その他に対する要望・提言を行う団体です。愛知県支部長は県内の加入町村の持ち回りです。会場はシティプラザ大阪。大阪府市町村職員共済組合が運営する都心のホテルです。
1日目は、全国町村下水道推進協議会の全国支部長会議、理事会、推進大会(総会)、研究会議、意見交換会(懇親会)に出席しました。支部長会議、理事会、推進大会では、役員の選任、平成30年度事業報告、令和元年度事業計画、提言決議、感謝状贈呈などが行われました。
研究会議では、国交省と総務省から「下水道行政の最近の動向」「下水道事業における現状」について講演、熊本県益城町と宮城県山元町から被災地の災害対応について事例発表、開催地 大阪府忠岡町の紹介、日本下水道協会から「公営企業会計の適用」について情報提供などがありました。
来年の大会は茨城県阿見町で開催予定です。
2日目は、オーストリアの芸術家・建築家のフンデルトヴァッサー(日本にも「百水」さんとかいう名字がありそう)が外観をデザインした大阪市建設局の舞洲スラッジセンターを見学しました。下水汚泥を高温で焼却して溶融スラグにする施設です。
大阪市では、地下に汚泥圧送管のネットワークがあり、臨海部にある8ヶ所の下水処理場で発生する下水汚泥を舞洲スラッジセンターで集中処理しています。ここでは下水汚泥(汚水を喰って増殖する下水処理後のバクテリアの死骸)を遠心脱水、高温水蒸気で乾燥した後、溶融炉で1300~1400℃で燃焼し約1/15に減容した溶融スラグにします。日量750tの脱水後の汚泥ケーキを焼却することができ、生じた溶融スラグはガラス状の粉末で、建設資材等に利用が可能です。
舞洲スラッジセンターは平成16年の完成で、汚泥圧送ネットワークを含め総工費760億円、うち外観のデザイン料は約9000万円だそうです。建物の駆体や中身は普通のスクエアな構造・内装で、外装・外構と玄関周りは自然な曲線を多用したおとぎ話の世界を創り出しています。
隣接の街区には同じくフンデルトヴァッサーがデザインした大阪市環境局の舞洲工場(ごみ処理施設)があります。近くのUSJと間違えて来る人がいるとか。阪神高速湾岸線からも目立つので、ついついこれを目がけて来てしまう気持ちはわかります。
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