フレイル予防講演会「見て!聞いて!知って! フレイル予防で健康長寿」を開催
多くの皆さんに参加をいただき、文化センターでフレイル予防講演会を開催しました。
フレイルとは、加齢に伴い身体の機能や生理的な機能が低下して、心身ともに活力が低下した状態です。「frailty」と言う英語を「虚弱」と訳したり「フレイル」と呼んだりしています。フレイルを放置すると、要介護の状態へ移行して回復は困難になります。フレイルの状態を早く発見して早めにリハビリをするなど適切な介入をすれば、元の健康な状態に戻すことができます。いつまでも元気で健康な毎日を送るには、元気なうちからフレイルをよく知り、予防していくことが大切です。
運動・栄養・休養を健康の3要素と言いますが、第4の要素として社会参加が重要なことがクローズアップされてきました。心身共に健康であり続けるためには、これらの4つの要素を自覚して、自分なりに改善の努力をしていくことが必要です。
今日は、国立長寿医療研究センターから、理事長(以前は「総長」と呼ばれていました)の荒井秀典氏と、老年内科医長 栄養管理部長 フレイル研究部フレイル予防医学研究室長の佐竹昭介氏、老年学・社会科学研究センター特任研究員の木下かほり氏をお招きして、講演をいただきました。
国立長寿医療研究センターの荒井理事長からは、フレイルとは何か、また、フレイルの予防について大枠のお話しをいただきました。
佐竹フレイル予防医学研究室長からは、長寿医療研究センターと東浦町が連携して進めているフレイルチェックなどフレイル予防事業の現状と、これまで得られたデータの分析結果についてお話しをいただきました。
木下特任研究員には、管理栄養士の立場から、フレイル予防に効果的な食事のあり方についてお話しいただきました。
後半は、東浦町保健センターの鶴島歯科衛生士から、発音・食べこぼし・嚥下・咀嚼など、お口の健康(オーラルフレイルの予防)のためのエクササイズについて、野田保健師から全年齢で身体のバランスや筋力を保つ「いきいき100歳体操」について、ふくし課の村上係長から「助さん」「かくさ~ん」の紹介と生き生き自分らしく社会参加することについて、お話しをさせていただきました。
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