卒業式の「呼びかけ」の起源は
小学校卒業、おめでとうございます。
先週金曜日に小学校の卒業式が、保護者の出席は1人まで、来賓なしで行われました。
私は小学校のときの卒業式が今でも強く思い出に残っています。
ところで、小学校の卒業式で全国的に広く行われている「呼びかけ」(児童が順番に掛け声でセリフをリレーしていくパフォーマンス)はご存じですよね。これは、いつ、誰が始めたのでしょうか?
これは、昭和30年(1955年)に群馬県の島小学校(のちの伊勢崎市立境島小学校、2016年に閉校)で、カリスマ校長と呼ばれた齋藤喜博さんが、形式化された卒業式を子どもたちが主体的に参加する思い出に残る卒業式にしようと考案したのが始まりだそうです。当時としては、演劇の要素を卒業式に取り入れた挑戦的な試みで、これが全国に広まって今のようなスタイルになったようです。(ちなみに、私は「呼びかけ」のセリフを言わされるヤラサレ感が好きにはなれませんでした。当初の精神が受け継がれずに惰性になってはいけないと思います。)
斎藤喜博さんは41歳で島小学校の校長となり、在任中の11年間で「島小教育」の名で教育史に残る実践を展開。毎年授業と行事を中心とした公開研究会を開き、全国から1万人近い教師、研究者が参加しました。
一貫して追求したのは授業を創造すること。「無限の可能性」「授業の創造」「教師は授業で勝負する」「ゆさぶり」「介入授業」など、多くの言葉が齋藤先生の実践の中から生まれているそうです。
島小の教育 斎藤喜博 について、伊勢崎市議会議員の多田稔さんがご自身のブログに書いておらますので、紹介します。
→https://blog.goo.ne.jp/kucctada/e/a801f4f0f8516418e20930492515b700
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