令和2年度が始まりました。
朝から、介護保険などの広域行政と県への派遣職員への辞令交付、部長級以上の異動・昇任職員への辞令交付、新規採用職員への辞令交付、再任される地区連絡所長への辞令交付を行いました。午後から、東浦町の小中学校に赴任する教職員への辞令伝達式に出席しました。年度初めの訓示は行わず、新規採用職員辞令交付式では代表者に辞令を手渡しました。今年度の新規採用職員は、事務職12名、技術職1名、保育士23名の計36名です。

教育委員会による小中学校に赴任する教職員への辞令伝達は、新任教諭を含む赴任者全員と各学校長、教育委員会委員、学校教育課と町長が出席して行われました。恒川教育長は、①東浦には入海貝塚や村木砦などの史跡と名産のぶどうがある、②以前から子どもたち一人一人を大切にする個別化・個性化教育をしてきた、③グループ学習、対話的な学習や深い学びも取り入れている、④昨今の感染症対策等も含めて学校ごとの状況に応じた工夫をしてほしい、⑤教育委員会は上意下達の指導ではなく学校を支援する立場である、⑥教員の多忙化解消についてはタイムカード、留守電の設置、人の配置など対策を具体的に進めている、と明快に述べた後で⑦学び続けない教師は去ってほしいと締めくくりました。
私からは、いつも申し上げているように、①すべての子どもに目の届くように、わからないまま放置しないで、読み書き計算など子どもたちに基礎的学力を確実に、②現象を観察し、仮説を立て、検証する科学の手法を、③受け身・受け売りではなく自分で考え、自分の言葉で表現し、文化の違う相手を共感させる力を、子どもたちが身に付くようにして欲しい。④やりっ放しではなく、教育の効果を検証可能にするよう心掛けてほしい。の4つのお願いに加えて、⑤ギガスクール構想の本質は、おもちゃの使い方を覚えることではなくて、自分で情報をサーチし、情報を加工してinformationをintelligenceに変え、それをもとに自分で考え自分で表現する技を身に着けることだ、とお話しして挨拶とさせていただきました。
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