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2020/06/25

6月定例議会(令和2年第2回定例会)が閉会しました。

令和2年6月定例議会が閉会しました。今議会では、新型コロナ感染症対策やGIGAスクール関連の補正予算案等の審議が行われました。行政から提出した議案についてはすべて全会一致で可決されました。
今議会で異例だったのは、議会初日に小松原議長と長屋文教厚生委員長の突然の役職辞任があり、山下議員が新議長に就任。関連して委員会人事等の異動がありました。議会最終日には、小松原議員と長屋議員に対する辞職勧告決議案が提出され賛成多数で可決されました。

以下、6月定例議会に上程された議案とその採決結果です。

 

 [議会人事]
①議長の辞職(小松原議長が一身上の都合で辞任)
②議長選挙(副議長の指名推薦で山下議員が新議長に就任)
③常任委員の所属変更(経済建設委員会の山下議員と総務委員会の大川議員が交代)
④議会運営委員会議員の辞任(議長就任に伴い山下議員が辞任)
⑤議会運営委員会委員の選任(鏡味議員が就任)
⑥知多中部広域事務組合議員の選挙(議長の指名推薦で山田議員が就任)
⑦東部知多衛生組合議員の選挙(議長の指名推薦で山下議員が就任)
⑧知北平和公園組合議会議員の選挙(議長の指名推薦で山下議員が就任)
⑨知多北部広域連合議会議員の選挙(議長の指名推薦で山下議員が就任)

 ①~⑨の議案は異議なし全会一致で可決されました。

 

 [条例・補正予算・その他]
①人権擁護委員の推薦(鈴木了三氏と中村建志郎氏の再任)
②農業委員会委員の任命(再任7名を含む13名を任命)
③認知症にやさしいまちづくり推進条例の制定(町の責務と住民、事業者、関係機関、地域組織などの役割を明らかにし、認知症の人と家族が住み慣れた地域で地域社会の一員として日常生活を営むことのできる認知症にやさしいまちを実現するためのもの)
④消防団員等公務災害補償条例の一部改正(国の政令改正に伴い補償基礎額を改定)
⑤先端産業育成条例の一部改正(県の要綱改正に伴い交付金の認定要件を緩和)
⑥ふれあい広場条例の一部改正(宅地開発に伴い組田中ふれあい広場を新設)
⑦令和2年度一般会計補正予算(第4号)(給食賄材料費保護者等負担金歳入の減額、小中学校のLAN整備、経済対策信用保証料補助金、於大まつりの中止、民間プールによる水泳指導業務委託の中止など)
⑧令和2年度下水道事業会計補正予算(第1号)(下水道施設改良工事など)
⑨校内LAN改修工事請負契約の締結(小中学校のネットワーク整備,1億1990万円,NTTデータ カスタマサービス)
⑩緒川コミュニティセンター改修工事請負契約の締結(トイレ等の改修,5258万円,東浦土建)
⑪令和元年度水道事業会計未処分利益剰余金の処分(未処分利益剰余金456百万円のうち10百万円を建設改良積立金に積み立て、163百万円を資本金に組み入れ、残余は繰り越し)
⑫町道路線の認定(緒川北山神宅地開発地内、緒川新田組田宅地開発地内、生路東午新田宅地開発地内)
⑬町長の給与の特例に関する条例の制定(町長の給与を9か月間10%減額)
⑭令和2年度一般会計補正予算(第5号)(中小企業者等機械設備等維持支援補助金、産業まつりの中止など)

 ③の基本理念は、認知症の人や家族が住み慣れた地域で地域社会の一員として自分らしく暮らし続けられること、誰もが認知症に関わる可能性があることを踏まえ認知症に関わる人の立場に立つこと、そして、町、町民、事業者、関係機関や地域組織がそれぞれの責務や役割を果たすとともに相互に連携することにあります。町の基本的施策としては、認知症理解の促進、認知症の人の視点に立った生活環境の整備、災害等の対応、認知症予防の促進、医療及び介護の連携体制の整備、相談環境の整備などを想定しており、関連する今年度の新規事業としては認知症高齢者等賠償事故補償事業があります。
 ⑦は、学校休校による家庭の負担を考慮し6月から8月までの学校給食費を無償化、文科省のGIGAスクール構想に基づく小中学校での無線LANの整備などの予算を含んでいます。
 ⑬は、現在の社会情勢を踏まえて皆様方と想いを共有し、わずかでも歳出削減に寄与する姿勢を示したうえで、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に一層の取り組みをするものです。
 ⑭は、町独自の新型コロナ感染症関連の経済対策として、売上高が減少した町内中小企業の機械設備に対する償却資産税を半額補助する「中小事業者等機械設備等維持支援補助金」を盛り込んでいます。
 採決の結果、①~⑭の全ての議案が全会一致で可決されました。

 

 [議員発議]
①小松原英治議員に対する辞職勧告決議
②長屋知里議員に対する辞職勧告決議

 ①②は、小松原、長屋両議員に対し、在任中に互いに不貞な関係になり議会の品位と信用を損ねたとして、議員辞職を勧告するものです。両議員については以前から、二人の不適切な関係や、小松原議員のセクハラ行為を指摘する声がありました。6月22日には住民団体が両議員の辞職を求める陳情書を議長宛に提出していました。両議員は本会議で不貞行為を認め謝罪しましたが、今のところ辞任の意向は表明していません。
 採決の結果、12:0(2人棄権)の賛成多数で辞職勧告決議案は可決されました。

議員別審議結果の一覧を議会HPで見ることができます。

 

閉会の挨拶では、以下のことをお話ししました。

 6月9日から本日までの17日間にわたりました本定例会におきまして、ご提案申し上げました案件につきまして、慎重なご審議を賜り、可決、ご決定いただきましたことを心より厚く御礼申し上げます。

 さて、新型コロナウイルス感染症の影響により、公共施設を休館等にしておりましたが、6月1日からグラウンドなどの屋外施設、6月5日から中央図書館、6月16日からは文化センターや体育館などの屋内施設について、一部制限はございますが運営を再開いたしました。また、例年6月1日に合わせて開催しておりました町政施行記念表彰式を7月8日に文化センターのホールで開催予定です。緊急事態宣言が解除され「新たな日常」は着実にスタートいたしました。

 一方国会では、第2次補正予算が可決され、家賃支援を含む事業継続や雇用維持等への対応を後押しすること、また、「新しい生活様式」を踏まえた地域経済の活性化等への対応を図るため、地方創生臨時交付金が拡充させることとなりました。本町としましても、地方創生臨時交付金の活用を視野に入れながら、支援を必要とするところを見極めて事業を遂行してまいります。

 本会議では本日、2名の議員の辞職勧告決議案が圧倒的多数で可決されました。本町としては前代未聞のことです。両議員には、当然のことながら議会の意思を尊重されることと思いますが、行政としましても、また、一住民、一有権者としましても、これ以上、議会を混乱させることのないよう望むところです。また、我々行政も、より一層襟を正して執行にあたって参る所存です。

 これから益々暑さが厳しくなってまいります。今年の夏は例年と異なり、夏場においてもマスクの着用は避けられない状況にあります。議員の皆様におかれましても体調管理にご留意いただきまして、今後とも一層のご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが閉会のご挨拶といたします。

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コメント

コロナによる活動の制限がいつまで続くのでしょうか。町政ご苦労さまです。産業まつりは中止なのですか。長野県小川村の記事を見つけました。---
長野・小川村をおやきと大豆の村に、中村雄弥共同代表 2020/8/24 18:44 日本経済新聞 電子版
信州名物「おやき」で知られる長野県小川村に、大豆を使ったファストフード店がある。その名も「だいず食堂 パチョコ」。実は小川村は大豆も特産品で、パチョコは特産の「西山大豆」を使ったハンバーガーなどを提供する。中村雄弥共同代表は「小川村をおやきと大豆の村にしたい」と話す。
中村さんが大豆と出会ったのは10年以上前。2007年から3年間、アフリカのマラウイ共和国で国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として活動していた。主な活動はエイズウイルス(HIV)の対策。その一環で、大豆を使った栄養価の高い食事メニューの普及にも取り組んだ。
マラウイでも大豆は栽培されていた。ただ、外販や動物の飼料用が主流で、食べる習慣はあまりなかったという。大豆はHIV患者に不足しがちなたんぱく質が多い。中村さんは大豆で作ったハンバーグ風のニャマ(マラウイの言葉で肉)など、大豆の食べ方を現地の人たちに紹介するなかで、大豆の可能性を知った。帰国後は東日本大震災のボランティアとして活動する。宮城県の気仙沼ではがれきの撤去や津波で流された、カキやホタテを養殖するためのいかだ作りにも携わった。現地の漁師と触れ合う中で、「第1次産業に近い仕事に携わりたい」との思いが芽生えた。ボランティア活動を終えた後、経験を生かして「食育」に関連する活動を模索する。そこで、地域おこし協力隊の募集を探していたところ、小川村の隊員募集を発見。調べてみると、小川村は「西山大豆」という大豆の特産地でもあった。
運命的な出会いを感じ、16年からは協力隊員として大豆と食育を兼ねた活動「だいずの楽校」を始めた。活動では村内外から参加者を毎回15~20人ほど集め、大豆の栽培や豆腐、納豆作り教室などを開催。3年間で合計数百人にのぼる参加者を集めた。
隊員としての活動終了に伴い、19年6月にはパチョコをオープン。「だいずニャマバーガー」、「豆腐ナゲットバーガー」など20~30種類の大豆料理を用意する。店のコンセプトは「スローな」ファストフード店。西山大豆のほか、中村さんが育てた野菜で作った調味料を使用するなど、ファストフード店だが「スローフード」をうたう。
パチョコはマラウイの言葉で「小さい」や「少し」で、「パチョコ・パチョコ」と続けると「少しずつ」といった意味になるそうだ。中村さんは「地道に頑張って、パチョコを入り口に大豆の認知度を高めていきたい」と語る。(下村凜太郎)

とだ-k 様
この方は、JICAなど様々な活動を経て、小川村で地域おこし協力隊員となって、いま、引き続き小川村で事業を起こされているのですね。「スローなファーストフード」・・・目の付け所が面白いと思います。
東浦町は、水野氏の歴史を通じて小川村と交流がありますが、今年はコロナの関係で行き来がありません。感染症が一服したら、プライベートな旅でも機会を見つけて、小川村を訪ねてみたいと思います。

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