岡崎市美術博物館に行ってきました。
岡崎市美術博物館のマイセン動物園展を観てきました。ドイツのマイセンはヨーロッパの磁器の産地として有名です。中国や日本の伊万里焼などの影響を受けて発展してきました。そのマイセン磁器でつくった装飾の付いた壺や動物を表現した作品が展示されています。白く透き通るような地肌に彩色や細かい装飾が施されています。
ところで、昔、マイセンを訪れたときに、シンプルで実用的なマイセン磁器の食器などを土産に買おうとしたのですが、手頃な値段のものが見つかりませんでした。たまたま泊まった民宿のような小さな宿の朝食で出てきた茹で卵をのせる器がシンプルで可愛かったので、売ってもらったことを思い出しました。これをマイセン焼と言えるかどうかはわかりません。たしか200~300円だったと思います。ところがつい先日、妻が台所の食器棚を整理した後に、その器がごみ袋に入っているのを発見して、あわや、すんでの所で救出したことがありました。私にとっては旅の思い出ですが、妻は古くて使っていない器くらいにしか思っていなかったようです。
岡崎市美術博物館は、市街地を見下ろす山の中の斜面を利用した建築です。溜め池のある谷を挟んだ対岸には東屋が配置されハイキングコースになっています。ちょっと話しは飛躍しますが、清水寺の音羽の滝のある谷を挟んで対峙する尾根に三重塔が見えますよね。それを目ざす気分で池を渡って対岸を歩いてみました。
帰り道に、東公園の一角にある旧本多忠次邸に寄りました。東名岡崎インターのすぐ近く、幹線道路から見える目立つ場所にあります。本多忠次は、徳川四天王の一人と言われる本多忠勝から数えて17代目の当主 忠敬(岡崎市名誉市民)の次男。この邸宅は、昭和7年に彼が自ら設計して建てたスパニッシュ風の洋館で、中は和洋折衷、世田谷にあったものを平成24年に移築・復元したものです。延べ床面積522㎡の建物で、戦後は一時GHQに接収されマッカーサーの顧問弁護士が住んでいた時期もありましたが、忠次が103歳で亡くなるまで住居としていました。本多家は代々、桑名藩主、姫路、大和郡山、刈谷藩主などを務め、幕末は岡崎藩主でした。15代忠民は京都所司代と老中を務めています。
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