新成人へのお祝いの言葉

新成人おめでとうございます

　昨年は新型コロナウイルスの影響を受けた一年でした。当たり前のことができなくなったり、これまで当たり前でなかったことが日常になったりしました。想定外の出来事が続いた一年だったかも知れませんが、得がたい経験もあったのではないでしょうか。
　できないならば、やり方を変えてみれば良い。今までと違うやり方でやってみれば良い。必要に迫られると、何とかできてしまうものです。ならば、必要に迫られなくても、自分の意思でこれまでの日常を変えることもできるはずです。ちょっとスリリングな日々と変わらない毎日と、どちらを選びますか。失敗しないことは成功とは違います。当たり前の成功からは何も学び取ることはできません。当たり前を疑ってみることが必要です。
　アップルコンピュータの創業者 スティーブ・ジョブズは「ハングリーであれ、愚かであれ」と言っています。「前例がこうだから」「皆が言っているから」と何も考えないで仕事をこなす姿勢からは成長は生まれません。「なぜ、そうなのか」疑ってみる、当たり前を疑う「愚かさ・蒼さ」こそが、進歩の原動力となります。
　「他人の人生を生きてはいけません。」これもスティーブ・ジョブズの言葉です。
　今日、成人式を迎えられるすべての方が、誰の物でもない自分だけの大切な人生を、自分の意思で力強く切り拓かれることを祈念します。

東浦町長　神谷明彦

ことしの新成人は531名。あいち健康プラザの減築工事の予定があったので、成人式は、東浦中学校の飛翔館で行いました。飛翔館は元々文化ホールとして造られた建物なので収容力はあります。なおかつ「密」を避けて、午前は東浦中学校区、午後は北部中学校区と西部中学校区、の2部制で行いました。新成人の実行委員会の進行で、午前も午後も整然と式を執り行うことができました。来賓からは心のこもった祝辞をいただきました。
最後に、俳優の山田裕貴さんからビデオメッセージをいただきました。山田さんは名古屋市出身の30歳、今週16日から始まるNHKの夜ドラ「ここは今から倫理です。」の主演役を演じます。たまたま同級生だった町職員が頼んでくれたサプライズでした。