新年のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、町やコミュニティの行事、地域の祭りなども中止となり、個人の行動も大きく制約された一年でした。コミュニティや地域の活動は、止めてみるとやはりあった方が有り難かったと感じるものも多かったでしょうし、反面、もう少し簡素化しても良いのではないかと感じられるものもあったと思います。この機会に整理することも大切です。行政の事業や会議にも、あり方を再考すべきものがあったのではと感じており、この機会を今後の事業の改善に活かしていこうと思います。
新型コロナ感染症対策としては、国や県の対策とともに、東浦町も独自の支援や対策を行いました。主なものとしては、事業所の家賃補助、テイクアウト支援、宅配ボックス設置費補助、妊産婦への10万円の臨時定額給付、商工会と連携した食事クーポン券事業などを行っています。感染症の影響は、業種、業態によって様々ですが、ありがたいことに自動車産業の出荷は改善してきていると聞いています。
皆様には、この不測の事態にあっても冷静かつ適切に行動していただいていることに深く感謝を申し上げます。引き続き風評や偏見に惑わされることなく、お一人お一人が感染防止対策に努めていただきますようお願い申し上げます。
今年度の行政の事業としては、文科省のGIGAスクール構想に沿って小中学校の児童・生徒全員にタブレット端末とネットワーク環境を整備しました。経済負担の軽減と母子の健康保持増進を図るため、1月から県内初の全疾患にわたる妊婦医療の無償化も始まります。また、認知症にやさしいまちづくり条例を制定し、認知症の方や家族が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、事故等による損害賠償責任を町が加入する保険でカバーする認知症高齢者等賠償事故補償事業を開始しました。皆様の健康意識を高め、自主的に取り組めるよう、運動や栄養に着目して、フレイル予防や骨折予防にも力を入れているところです。
コロナ禍で様々な活動が休止を余儀なくされましたが、そんな中で、文化やスポーツ、ボランティアなどの分野で日頃の活動が実を結び、多くの方々が表彰を受けられました。あいちのブドウコンテストでは東浦町のブドウ生産者が農林水産大臣賞を受賞しました。藤江小学校の学校林で活動されている竹炭同好会が全国表彰を受けました。北部中学校陸上部は4×100mリレーで全国大会に出場、堂々6位の成績に輝きました。そのほかにも、ゆうゆうクラブ(老人クラブ)が5年連続の全国表彰、また近年、特集などに力を入れている広報ひがしうらが3年連続の県表彰を受賞しました。
コロナ禍の想いを共有するコロナ川柳は、皆様から好評をいただき、10代から100歳代まで1119作品もの応募がありました。藤江地区では11月に地域の有志がまちを竹灯篭で照らすイベントを企画しました。逆境の中でも、できることは皆で工夫してやり遂げる。そんな力強いまちでありたいと思います。
10月には石浜工業団地の一角に㈱豊田自動織機の車載用バッテリーを製造する工場が竣工予定です。コロナ禍にあっても、「災い転じて福となす」「知恵と努力で不可能を可能に変える」をモットーに、皆様とともに新たな一年を靭(しな)やかに切り拓いて参る所存です。今年もどうかよろしくお願いいたします。
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