卒業式のシーズンです。
中学校は3月3日が卒業式でした。小学校は3月19日の予定です。卒業式は感動があって良いものです。しかし、残念ながら新型コロナウイルス感染防止のため、来賓は出席しないことになりました。
3月1日は東浦高校の卒業式でした。例年、出席して祝辞を述べさせていただいていますが、こちらも出席できませんでした。卒業のしおりには次のような文章を添えさせていただきました。卒業生の皆さんのご活躍を願っています。
苦楽とともに
ご卒業おめでとうございます。
みなさんたちは、高校生活の最後の学年で新型コロナウイルス感染症の影響をまともに受けました。学校が休校になって自宅待機を余儀なくされたり、多くの学校行事が中止や延期になったり、修学旅行や大学受験や就職の採用試験も少なからず影響を受けたことでしょう。これは本当に運の悪い巡り合わせです。と同時に、みなさんは普通ではまたと体験できない希有な、考えようによっては貴重な経験をすることができたとも言えます。人生何事も経験。経験して初めて本当の意味の学習ができます。
「楽あれば苦あり」という言葉があります。楽しいこともあれば苦しいこともある。人生そんなもんです。数学で「対偶」というのを習ったと思います。対偶は元の命題と同値になります。すなわち、「苦なければ楽なし」。苦楽は相対的なもので、苦しい思いがあるからこそ、楽しく思えることもあるのです。そう考えれば、苦労を厭わず、いろいろ苦労した分だけ余計に楽しく感じられると割り切って、明るく苦労する方が気楽ではないでしょうか。
これまでも、感染症の影響に限らず、みなさんたちは、家庭で、授業中に、部活で、家族とともに、友人とともに、先生とともに、様々な経験をしてきたはずです。それらの経験がすべて絡み合って、今のあなたがあります。そして、これからも様々な経験をし続けます。その一つ一つが、時には苦となり、時には楽となり、みなさんの人生となります。だから人生はおもしろい。これからも様々な経験を学びと捉え、苦を解決し、楽を喜ぶことによって、さらにさらに大きく成長して欲しいと思います。
東浦町長 神谷明彦
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