令和3年度予算案の概要
今日から、3月定例議会が始まりました。3月定例議会では、条例案や補正予算案のほか、新年度予算案が審議されます。
令和3年度予算案では、一般会計を過去最大の154億7200万円、3つの特別会計と2つの企業会計とを合わせた予算総額を238億4525万円としました。
一般会計 154億7200万円 (+2.2%)
国民健康保険事業特別会計 43億6685万円 (+0.1%)
土地取得特別会計 155万円 (+805.3%)
後期高齢者医療特別会計 7億3069万円 (+3.6%)
水道事業会計 12億5811万円 (+2.9%)
下水道事業会計 20億2231万円 (+0.8%)
予算総額 238億5151万円 (+1.7%)
一般会計の町税収入のうち、町民税32億6693万円(-10.4%)、固定資産税38億3975万円(-0.2%)、都市計画税5億8337万円(+0.4%)を見込んでおり、町税全体では80億2893万円(-4.7%)と見込んでいます。新型コロナ感染症の影響で、徴税の減収が4億円ほど見込まれる中、基金の取り崩しなどで資金を賄います。町税をはじめとする町の自主財源は102億9556万円と見込んでおり、歳出合計に占める割合は66.5%(-1.4point)です。
一般会計歳出のうちの構成比の大きなものは、民生費39.8%、総務費13.7%、土木費13.3%、教育費11.5%の順になっています。新年度一般会計の予算規模が昨年度よりも膨らんだ要因としては、国民健康保険事業への一般会計繰出金の増、障害児通所施設利用への扶助、工場新設への企業再投資促進補助金の交付、道路の新設及び修繕などが主なものです。新年度予算案は、東浦町第6次総合計画の将来像「つくる つながる ささえあう 幸せと絆を実感できるまち 東浦」をめざして、出産・子育て・教育、文化、生活環境、産業、防災、定住促進、公共施設マネジメントなど必要なところに目を配ったものとしています。
主な新規事業は下記の通りです。
妊産婦支援事業は、町内で新たに開業した助産院を、同じ悩みをもつ利用者同士の集いの場として提供し、助産師が利用者の相談やサポートをするものです。
コミュニティ・スクールは、地域の皆さんが参加する学校運営協議会を設置し、地域の意見を生かしながら地域とともに学校運営をしていく仕組みです。まずは、小中各一校の西部中学校区をモデル地区として実施します。学校給食センターでは、安定的な人員確保と円滑な運営を目指して、学校給食の調理業務と配送業務について民間委託の事業者選定をします。
明徳寺川沿いの於大の道の再会広場付近に対岸へのアクセスができる親水河川空間を整備します。
コロナ後を見据えて、新たな事業や生産性の向上ために機械設備等を取得した費用の一部を補助することで、小規模事業者の成長と経営基盤の安定を図ります。景観形成補助事業では、ぶどう畑の景観に配慮した自然色のネットを外周に設置するぶどう生産者に対してネットの購入費の一部を補助します。水道事業会計では、町内各地区に軽トラックに積載可能な300ℓの給水タンクを配備し、災害時には地区が主体となって応急給水ができる体制を構築します。
乳幼児を連れた来庁者のために役場1階に授乳室を設置します。災害などによる停電に電源供給可能なPHV車の購入および充電スタンドの設置をします。結婚生活支援事業では、新婚生活に係る経済的負担を軽減するために、住宅費や引越費用を補助することにより、結婚を後押しします。三世代同居近居等定住促進事業では、これから新たに三世代で同居・近居し、世代間で助け合いながら子育てをする世帯に対して、住宅の新築・購入費を最大30万円まで補助します。現在、県営住宅集会所で開催されている「にほんごひろば」に加えて、毎週日曜日に文化センター等で日本語教室を開催し生活に必要な語学力向上の支援をします。標準耐用年数を経過した公共施設の耐久度調査を行い、今後建物を使用できる期間を判断します。また、公共施設の更新問題について住民の皆さんが危機感や理解を共有できるように、名古屋大学と連携し講演会・勉強会を実施します。パートナーシップ推進事業補助金をより使いやすく改良し、住民が地域の公共的な課題を解決するための活動を支援するボランティア活動支援交付金を創設します。
●いつまでもいきいきと暮らせる健康づくり
妊産婦支援事業 60万円
●人を育み、人を活かすまちづくり
コミュニティ・スクール事業 34万円
中央図書館会館30周年記念事業 29万円
天白遺跡公園整備事業 1947万円
学校給食センター調理業務棟委託事業
●暮らしを守るまちづくり
河川親水施設整備時事業 1000万円
資源ごみ(プラスチック製容器包装)回収業務の強化 1290万円
●生活・産業を支える基盤づくり
小規模事業者設備投資等補助事業 1000万円
景観形成補助事業 24万円
応急給水機器配置事業 417万円
中小企業活性化補助金事業 500万円
●地域を維持する・つなぐ仕組みづくり
役場授乳室設置事業 187万円
PHV車等購入事業 681万円
結婚新生活支援事業 750万円
三世代近居等定住促進事業 450万円
日曜日日本語教室事業 20万円
公共施設耐久度調査事業 256万円
公共施設講演会等事業 12万円
ボランティア活動支援交付金 50万円
なお、新型コロナウイルスワクチン接種に係る費用2億7256万円は、令和2年度の一般会計補正予算で、令和3年度への繰越事業として計上しています。
詳細については、町ホームページに新年度予算案をアップしてありますので、https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/zaisei/zaisei/gyomu/zaisei/yosansho/10826.html をご覧ください。
予算案と新規事業等の概要説明はこちらです。
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/material/files/group/13/yosannannnogaiyou.pdf
(こちらの方が予算書よりもわかりやすいと思います。)
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