バンクシー展を見てきました。
いま、金山の旧ボストン美術館で「バンクシー展 天才か反逆者か」をやっています。
Banksyとして知られていますが、イギリスを拠点に活動している匿名の芸術家です。路上や壁に小道具や壁画など、政治色の強い社会風刺を含んだ作品をゲリラ的に残したり、映画制作もしたりします。2018年にはシュレッダー事件で世界中を騒がせました。2019年には日本で唯一と思われる作品が東京の防潮扉で見つかっています。
バンクシー展は、スマホでチケットの日時指定ができます。会場でもチケットの購入はできますが、ネット販売の方が割安になっています。
そう言えば、TVで見たのですが・・・、コロナ禍で、あるベンチャー企業(遊びの予約サイトを運営する会社だったと思います)の売上が底まで落ち込んで資金繰りがつかなくなりそうになったときに、社員を解雇しない方法として人財シェアの仕組みを考えて、人材を必要とする他社に社員を出向させることにしたのだそうです。期間は一年間、給与は出向先が持つ、そして、本人と他社が希望すれば転籍もできることにしました。幸い、出向社員を受け入れてくれる会社が見つかりました。社長は社員とWeb飲み会をして、出向社員ともつながりを持ち続けたのだそうです。
これで解雇することなく人件費の流出は止められたのですが、売上は増えません。人気の水族館などを見ていて思いついたのが、スマホによる時間予約チケットの販売。集客施設はピーク時には満員で密、ピークを平準化したいニーズがありました。最初は急な納期に間に合わせるために、チケット販売ソフトを仮納入して、間に合わない部分は手動で情報処理をするなど急場を凌ぐ努力もしたそうです。これが当たって業績はV字回復しました。
ひょっとして、バンクシー展のwebチケット販売もこれだったのか?とふと思い出したのでした。
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