高浜やきものの里かわら美術館の「浮世絵と日本画」展
歌川広重が江戸の風景を描いた浮世絵「名所江戸百景」が展示されています。ときおりドローンで空撮したような構図があるのは、火消同心だった広重が火の見櫓からのイメージを描いた物だったのでしょうか。
江戸から東京へ、景色も大きく変わりましたが、今でも大きく変わっていないところもあります。そんなモチーフになった場所を地図上に示して、今の景色と比べられる配慮もありました。以下、作品と解説です。
①目黒に人工的に造った富士塚があって、本物の富士登山が困難な人手も擬似的に参詣することができました。
②不忍池を望む上野の清水観音堂は、当時の建物が現存し、枝が円を描く月の松も新たに復活しました。江戸の風景が残る数少ない場所です。
③旗本、御家人の住む水道橋あたりで鯉のぼりが上がっているところを、高い視点から捉えています。
④桜吹雪の中、吾妻橋あたりの隅田川です。遠景に浅草寺の五重塔が見えています。
⑤溜池あたりには、大きな溜め池があり、畔には桐畑があったそうです。対岸は日枝神社の丘です。
かわら美術館には、三州瓦の産地である高浜のかわら産業についての展示もあります。昭和40年代の写真に、丘の上の観音様が写っているものがありました。ちょうどこの美術館が建っているあたりで撮られたもののようですね。
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