がんばれ! 熱気球の世界大会に出場!
東浦町在住の成瀬夏織さんが、FAI(国際航空連盟)第5回熱気球ジュニア世界選手権に出場されます。
熱気球はご存じでしょうか。ガスバーナーで加熱した空気を気球に送り込み、気球内部の空気の温度を調節することによって高度を上げたり下げたり操縦します。飛んでいく方向は風まかせなので、目的地に向けてフライトするには上空の風を読む技術が必要になります。
競技では、目的地どれだけ近づけるか、航路の正確さ、到達するまでの時間など、操縦の的確さを競います。目的地との誤差は気球から砂袋を投下して測ります。近年ではGPSを用いた電子ロガーも使われるようになりました。日本では、佐賀や佐久や鈴鹿などで熱気球の大会が開かれています。
世界選手権は、8月9日から1週間、ポーランドのレシュノというところで開催されます。世界13カ国から約40チームが参加予定で、日本からは5人のパイロットが参加します。成瀬さんはご両親の影響で子どもの頃から熱気球に親しんできましたが、ご自身が気球を操縦して空を飛ぶようになったのは二十歳を過ぎてからだったそうです。今回が初めてのパイロットとしての世界大会参加です。ヨーロッパの風をしっかり読んで、五感を総動員して、渾身のフライトを祈念しています。
成瀬さんたちのチームは、毎年、生路小学校で熱気球の体験会を開いてくださっています。
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