親の世代がまたひとり・・・
となりの肉屋のおじさんが亡くなりました。89歳でした。昨年11月に私の母の通夜にいらして「次はオレの番だ~」とか言いながらも元気に仕事をしていたのですが、今年の1月に骨折で動けなくて入院して以来、お会いしていませんでした。入院中も「仕事に行かないかん」とか、「免許の更新をしとかんと肉の仕入れと配達ができんくなる」などと言っていたそうですが、最近急に、オレもゆっくり休もうかとか言い出すようになっていたようです。
頭の回転が速くて次にこちらが何を言うのかおよそ想像できるのでしょうか、人の話しを余り聴かずに早口で喋る姿が印象に残っています。子どもの頃から本当にお世話になりっぱなしでした。私が60代になっても、となりのおじさんとこどもの関係は変わりませんでした。うちの子どもたちも可愛がってもらいました。
長い間やっていたお店を閉めたので、亡くなる少し前にみんなで色紙を書きました。揚げたてのコロッケが本当に懐かしくなってしまいました。おじさんとともにまちのお肉屋さんが無くなることもなんとも言えず残念です。となりのおじさん、おばさんがそうであるように、近所のお肉屋さん、お魚屋さん、八百屋さんは、まちに欠くことのできない大事な大事な要素だと改めて思います。
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