おばあちゃんが駄菓子屋を始めたというSNSの記事が面白かった!!
一月ほど前にSNS上に書かれた記事を紹介します。息子が70歳の母のことを書いた記事です。おばあちゃんの想いと挑戦にエールを送りたくなるし、作者がおばあちゃんの目から見て書いているところが微笑ましいです。この駄菓子屋さんを訪ねてみたくなりました。
70過ぎのおばあちゃんが駄菓子屋をはじめるという。七夕のきょうオープンする。
過労や不調で早期退職したのち、聴力を失い、癌を患った。人工内耳にして片方だけ少し聞こえるようになったが、不自由も多い。静かに、だが確実に進行する認知症の夫の面倒をみながら、コロナを耐えていたさなか。
息子に「駄菓子屋をやりたい」と相談した。
「やめたほうがいい」「うまくいかない」。"ぴしゃっと言われて しまい だわ"と思っていたが、諦める理由にもなるかと聞いてみた。思いがけないことに「できることからはじめたら?」と返ってきた。
誰も住んでいない 離れ をつかい、お金はかけずに友達とふたりで手づくりのお店にする。2人とも元保育士であり、地域の子どもが安全に過ごせる場をつくりたかった。
決まるとどんどん進む。時間があるぶんはやかった。準備にとりかかると、たくさんの人が応援してくれる。長く保育士であったことも良い影響をもたらした。
駄菓子屋さんを見にいくと、親切に情報やアドバイスをくれた。菊井町の卸さんも協力的で、耳が遠い人にも熱心に話してくれた。応援したいと絵を書いてくれた人もいた。その人たちの多くはおばあちゃんである。
近隣の人に迷惑をかけてはいけないと思い挨拶にいくと、「ワクチンおわったら、年寄りがみにいってもかまわないかやあ?」と言われて、あらためてみんなが家に閉じこもっていることを知った。
ゴーゴー(田舎では乳母車をそう呼ぶ)を押していって、子どもたちをみたいという。「遠巻きに子どもを眺める」というささやな暮らしのなかの幸せが世の中には確かにあった。今はそれが失われている。
実際に始めてみてわかることがいっぱいある。
いや、始めてみなければ何もわからない。駄菓子屋のことさえ、誰も正確には知らなかった。
子どもがきてくれるだろうか?という不安は、きてほしいなというみんなの期待にかわった。心もちが違うのは、関わっている人の表情にあらわれている。人のつながりは最初の不安を吹き消しながら、ゆっくり波紋のように広がっている。
商売がうまくいくかは二の次でいい。いまでは、誰もがそう思っている。
ひとつ問題なのは、そこのだめ息子のほうである。
「できることからでいい。」
ちゃんとできているのか?
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