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2021/09/25

愛知用水通水60周年記念イベントに出席

げんきの郷で、毎年恒例の受益地域と水源地域の交流イベント「愛知用水と水源の森」に加えて、今年は愛知用水通水60周年を祝して通水60周年記念イベントが開催されました。

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感染症の影響で水源地域の皆さんが来られないなど規模を縮小しての開催でしたが、地元自治体を代表して大府副市長と東浦町長が交流イベントのテープカットに参加しました。60周年記念イベントでは主催者を代表して大村愛知県知事が挨拶と絵画&フォトコンクールの表彰をしました。その他にも、子ども向け青空教室やパネル展示、リモートで各地域の水に関する活動発表がありました。

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知多郡八幡町(いまの知多市)の久能正太郎さんの構想と熱意、農学校教師の浜島辰雄さんの実地探査と計画が国を動かし、国のプロジェクトとして世界銀行からの融資を受けて、木曽川中流部から取水して知多半島の脊梁部に導水する愛知用水が1961年9月30日に完成しました。
木曽川は、下流部では農業用水や名古屋市の上水道が古くから自然流の水利権を持ち、上流部では電力会社が水利権を持つ中で、新たに水源を生み出す必要がありました。そこで木曽川上流の王滝川に高さ105m、貯水量6,800万㎥の牧尾ダムを建設し、出水期に貯水することにより毎秒30㎥の利水容量を確保しました。その後、味噌川ダムと阿木川ダムが建設され、新たな水源が加わりました。
愛知用水による灌漑で、天水とため池に頼らざるを得なかった知多半島の農業事情は一変しました。工業用水の供給により臨海部には巨大な工業地帯が造られました。水道水は、井戸水に頼っていた家庭に質量ともに安定した水を供給し、名古屋圏の人口増加を支えました。
9月30日には愛知用水が還暦を迎えます。

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