名古屋大学大学院のフィールドワーク
名古屋大学大学院の臨床環境学研修(On-site Recearch Training)という授業で、指導教員2名と大学院生2名が東浦のため池を視察するというので、案内しました。巡った池は、雁狭間池、新左田池、厄松池、泉ヶ池、田之助池などです。大学院生の2名はミャンマーとインドネシアからの留学生で、母国ではそれぞれ、政府のエンジニア、大学の研究者をしているそうです。地域の環境に関することを題材にとって、現地調査をしてその結果を地域に還元するのが授業の骨子です。
知多半島では、江戸期から明治期にかけて1万以上のため池があったそうです。それが現在では600余りになりました。そのうち東浦町では約130のため池が残っています。彼らは、この地域のため池の多さに着目、愛知用水通水以後、灌漑目的が薄れる中で、洪水調整や自然環境保持、景観、レクリエーション、憩いの場など多面的な機能をもっと地域に活かしたいと考えているようです。彼らの調査結果の報告や提言を楽しみにしています。
私は、以前、身近なため池の環境保全に関心を持ち清掃活動や小学校での環境教育に関わっていました。その頃の活動レポートや2007年に日本福祉大学で開催されたため池シンポジウムの発表スライドを参考資料としてお見せしました。お役に立てば幸いです。
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