2022年2月
2022/02/28
2022/02/27
歴史に思いを馳せながらぶらり散歩
広報ひがしうらの偶数月は「はせぶら」。東浦町の歴史に思いを馳せながら散歩するコラムです。12月号は藤江、2月号は生路を訪ねました。
藤江に今でも渡船場と呼ばれるところがあります。昭和31年に衣浦大橋が開通する前は、ここに衣浦湾を渡って対岸の高浜をつなぐ渡し船がありました。昔は三河から渡し船を使って武豊線に乗る人もいたそうです。高浜との間には今よりずっと緊密な行き来があったのかもしれません。高浜市観光協会のサイトにも藤江の渡しの紹介があります。
伊久智神社と神後院界隈には、大楠の森や生路井などいくつかの見所があります。伊久智神社の祭神は、安産の神様と塩づくりの神様だそうです。生路の浜では製塩が盛んでした。神後院の土手下にはこわい顔の閻魔大王が鎮座しています。じつはこれ、平成になってからできた“新名所”です。
2022/02/26
コロナに負けない文化展を開催しています。
文化協会が、「コロナに負けない文化展」を開催中。これまで新春文化展の会場だった文化センターがワクチン接種で使えないこと、また、できるだけ密を避けるために、4会場で分散開催をしています。
文芸部門は、郷土資料館(うのはな館)の講座室で、短歌、川柳、歴史同好会の展示をしています。
郷土資料館ではちょうど「ひなまつり展」を開催中です。合わせてご覧ください。
おだい公園このはな館では、写真部門、茶華道部門、趣味部門が展示をしています。
手づくりよろいを試着して公園を散歩することもできます。このはな館を出たところでさっそく決闘を挑まれました。おだい公園はぽかぽか陽気で賑わっていました。
私は、昨年撮った夏の雲「ビールをまわせ♪」と夜明けの雲「どこから来たのか黄金バット♬」の写真を出品しました。
書道部門は、イオンホール全面を使って大規模な展示をしていて見応えがあります。入り口近くに右から、文化協会前会長、現会長、県議会議員、町議会議長の作品が並んでいます。私は「揺籃」と書かせていただきました。
山頭火の句を出品した浦山先生は中学校の同級生です。
絵画部門は、緒川コミュニティセンターのホールで展示をしています。いつもと会場が変わったせいもあるのか、みなさんの作品の印象もひと味違って感じられました。
4会場を巡ってスタンプを押してもらうと梅の花が満開になる趣向です。あす日曜日の午後まで開催中です。
2022/02/25
福祉サービスにおける協働の輪に 参加する民間事業者の皆さんを募集しています。
福祉や健康に役立つサービスを提供している民間事業者大募集!/東浦町
住民の方向けに福祉や健康に役立つサービスを提供している事業者を募集しています!
東浦町では、誰もが住み慣れたまちで安心して穏やかに暮らしていけるよう、地域の貴重なサービスや活動を大切に活かしながら、地域ぐるみで住民を見守り、支えていく体制の構築を目指しています。
そのため、東浦町は福祉や健康に役立つサービスを提供している民間事業者と「東浦町ふだんのくらしのしあわせを守り支えるための連携協定」を締結し、互いに強みを活かした様々な取り組みを行っています。「こんなことをやっている」「これならできる」と思う取り組みを行っている事業者の皆さんと協定を結び、町と共に地域により良いサービスを提供できればと考えています。
東浦町におけるふだんのくらしのしあわせを守り支えるための連携協定
行政と民間事業者が協力することで、住民の皆さんの「ふだんのくらしのしあわせ」を守るために必要な福祉や健康に役立つ民間サービスを充実させ、地域ぐるみでサービスを提供できる体制をつくるために協定を締結しています。
「東浦町ふだんのくらしのしあわせを守り支えるための連携協定」を締結している民間事業者の取り組み一覧
現在、協定を締結している事業者は62者(令和3年末時点)あります。実際にどんな取り組みがあるのか、各事業者の取り組み内容について上記をご参照ください。
2022/02/24
寒い日が続いています
このところ氷が張るような寒い日が続いています。
左側の雪をかぶった連峰は木曽山脈で、雪解け水は木曽川と天竜川に流れます。
真ん中の白い台形の大きく見える山は恵那山。恵那山は木曽山脈の南端にある2000m級の山です。積雪の多い山ではないので普段は白くないことも多いです。
恵那山よりもさらに右の白い山(鉄塔の奥)は大川入山あたりと思われます。大川入山(1908m)は矢作川の源流で、矢作川は山の向こう側を流れて豊田市の勘八峡で平野部に出てきて、岡崎を通り碧南市と西尾市との境で三河湾に注ぎます。
この週末は暖かくなるそうです。
2022/02/23
イオンモール東浦で認知症サポーター養成講座を開催しました。
イオンモール東浦のセントラルコートで、定員を絞って令和3年度の認知症サポーター養成講座を開催しました。最初に以下のご挨拶をしました。
東浦町では令和2年6月に、愛知県内の自治体として5番目に「認知症にやさしいまちづくり推進条例」を制定し、「認知症の人もその家族も住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる」こと、「誰もが認知症を『じぶんごと』として考え、認知症の人やその家族の立場に立つ」こと、「地域に関わる全員が、それぞれの役割を果たし、相互に連携する」ことを掲げています。
それに沿って、町行政としても、今日のこのイベントのように、認知症に関する理解をすすめること、こんな体操いいですよとか脳トレしましょうといった認知症予防、誰でも相談できる環境作り、介護と医療の連携体制の整備、それから、認知症の人やその家族が安心して外出する環境づくりとして、万が一の事故に備える「認知症高齢者等賠償事故補償保険」を始めています。
日本は超高齢社会と言われています。高齢社会でなくても、人は必ず死にます。でも、高齢社会の意味は、たいていの人が、いずれはがんか認知症にかかるということです。
だから、認知症の人も、そうでない人も、認知症になりかけている人も、互いに理解し合って、思いやって、助け合って生きていくしかありません。
きょうは、愛知県から任命された愛知県認知症希望大使の近藤葉子さんのお話を聴くなど、盛りだくさんの内容です。近藤さんは、ご自身の認知症を理解し、「認知症と共に生き」ながら、多方面の活動に活躍されている方です。
認知症以外にも生きていく上では様々な障害や生きづらさが伴います。そんなことにも思いを巡らしつつ、誰もが住みやすいまちづくりを考えるきっかけになればと思います。
最後に、
本日共催をいただいているイオンモール東浦さんは、平成29年度から従業員に対し認知症サポーター養成講座を実施し、これまで累計で400人以上の方が養成講座を受講されています。日ごろの認知症にやさしいまちづくりへのご理解と、本会場のご協力について心より御礼を申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
フォロアップ講座では、はじめに愛知県若年性認知症総合支援センターの山口喜樹さんから認知症と支援の現状について、次に、愛知県認知症希望大使の近藤葉子さんとデイサービス「とんと」OHANA管理者で認定作業療法士の伊藤篤史さんの掛け合いで当事者と支援者のお話し。そして、東浦町高齢者相談支援センターの山田大介さんから東浦町の行政と地域の認知症にやさしいまちづくりへの取り組みについて紹介がありました。最後に東浦町福祉課の内田課長が加わって5人のパネルディスカッションをしました。
今日のお話しの中で、当事者でもある近藤さんの「認知症は10人いたら10色の症状がある。認知症で、すべてのことができなくなるわけではない。認知症を受け入れて、できることをやれば良い。人の役に立てば、それが生きがいになる。」「サポーター養成講座を受けてオレンジリングを持っていても身構える必要はない。行き先に迷ったときなどにちょっと聞けるだけで嬉しい。」などの言葉が印象に残りました。近藤さんは、今日は社会参加を兼ねて、「とんと」さんのデイサービスの一環でここに来ているのだそうです。
2022/02/22
2022/02/21
来年度の産業まつりは・・・
産業まつり推進協議会を開催しました。商工会、商工会青年部、商工会女性部、JA、JA女性部、教育委員会、行政がメンバーとなって、産業まつりの企画と運営について議論をしています。座長は私が務めています。
あいさつで昨日のデザインコンペのことに触れて、外部の企画力をうまく使えたらと委員の皆さんに申し上げました。ちょうど隣に座っている推進協議会副会長の関浩二商工会長さんも、昨日のコンペで審査員をされていました。
来年度(令和4年11月に)開催予定の産業まつりでは、密を避けて会場を東浦中学校の飛翔館まで広くとって開催するとことと、イオンモール東浦をサテライト会場として町内産業の可能性をPRする企画展を考えています。以前から産業まつりを単なるお祭りイベントではなくもっと産業振興につなげようという指摘はありました。しかしながら、推進協議会のメンバーだけでは新たな企画が生まれませんでした。昨年開催した東浦だらけ展は外部のクリエイターの企画を採用して大変好評でした。
来年度の産業まつりは、従前よりも予算を増額して、プロの企画力と運営力を募ろうと考えています。その企画業者を選定するプロポーザルの条件や仕様について議論しました。プロポーザルの審査委員については、前回の推進協議会で、協議会メンバーの中から若手や女性を中心としたメンバーを選んでいます。
2022/02/20
Re:グリーン・ラソ 即日コンペ「地域に開かれた縁側」に審査員として参加して
NPO法人絆が、総合ボランティアセンターなないろと隣接している町の建物を使って、飲食もできる居場所「地域の縁側 グリーン・ラソ」を自由な発想で運営しています。このグリーン・ラソには、屋外スペースがあるのですが、室内と屋外のつながりが良くないせいか、中の利用者が憩ったり賑わったりする場所にはなっていません。ここを居心地の良い場所にしようとNPOのメンバー、建築士、役場職員など有志の面々が考えたのが、建築を学ぶ学生によるデザインコンペ。選ばれた作品は、後日、発案者も含めてみんなでワークショップを開いて現地で製作します。
設計テーマは、
①居心地の良い、惹きつけるデザインの縁側であること。多世代の多様な人が座れて、交流が生まれる工夫をすること。
②木製とし、地域の方とのワークショップで制作できること。屋外での仕様を考慮すること。(仕上げ材は木に限らず自由に設定可能)
③一部は移動でき、イベント時などに応用して使用できること。可動部分は持ち運びや収納のしやすさを考慮すること。
④内と外の中間領域のあり方を提案するデザインであること。室内の活動が屋外へ滲みだし、人を室内に導く工夫をすること。
の4つ。それから、15万円程度の予算で製作できることが条件です。
即日コンペには、名城大学、椙山女学園大学、愛知淑徳大学、日本福祉大学、金城学院大学から10組24人が応募。グリーン・ラソの向かいにある緒川児童館を作業場にして、各組とも直前まで案を練っていました。
コンペの審査員として私も参加させていただきました。さすが、プロを目指す建築学科の学生の皆さんだけあって、どの案もよく考えてあります。質問をしても答えに思索の跡が感じられました。
地域の方の人気投票も一次審査で加点対象になりましたが、人気のあった外部に大きな庇を掛ける案は二次審査の対象にはなりませんでした。
最優秀に選ばれたのは、「はにかみ縁側」と銘打った、六角形の高さを変えて重ね合わせることができる椅子 兼 机 兼 ステージになる可動式の箱をたくさん作って建物の内と外を視覚的にも機能的にもつなげようとする試み。ほかに、優秀賞1作品、審査員特別賞2作品が入賞しました。以下に受賞作品を紹介します。
最優秀賞・・・・グループ2「はにかみ縁側」
優秀賞・・・・・グループ9「ろっかく」
審査員特別賞・・グループ1「イロトリドリ」、グループ6「よせあい」
福祉的な居場所をつくるにも、公園や道路などの公共施設をつくるにも、楽しく、居心地が良く、魅力を感じる場所にするにはデザインの力が欠かせません。ワークショップなどで地元の人のアイディアを募ることはこれまでもありましたが、町外の建築を学んだ人たちからデザインのアイディアを募ったのははじめてです。デザインの力、町外の力をもっと生かせたらと改めて感じました。
今日はクリエイティブな雰囲気に触れることができて、すごく楽しかったです。デザインマインドのある方も、町外の方も、いろんな方たちに東浦のまちづくりに関わって欲しいと思います。
2022/02/19
アポロニウスの円
先週、夜のEテレ2355で、「アポロニウスの円」にちなんだ5分ほどの番組をやっていました。東京タワーと東京スカイツリーが同じ高さに見える地点を地図上にプロットするとアポロニウスの円になるというお話し。
ちょっと好奇心をそそります。日常の目に見えるリアルな世界が数学の定理につながっているのが面白いです。
東京タワーは高さ333m(建っている地点の標高は22mほどあるがこれは無視する)、スカイツリーは高さ634m、この二つのタワーが同じ高さに見える地点は、どこでしょうか。
一つは、約8.2km離れた二つのタワーを結ぶ線をSP1:P1G=333:634 に分ける点上にあります。もう一つは、二つのタワーを結ぶ線上の反対側にP3S:P3G=333:634 となる点上です。
三角形SStP1と三角形GGtP1は直角を挟む2組の辺の比が等しいため相似の関係にあります。したがって、東京タワーとスカイツリーの仰角SP1St とGP1Gt は等しくなります。同様に、三角形SStP3 と三角形GGtP3 は相似だから、仰角SP3StとGP1Gtは等しくなります。
東京タワーとスカイツリーの距離は約8.2kmなので、SP1は8.2km×333/967=約2.8km、P1Gは8.2km×634/967=約5.4km。P3Sは8.2km×333/(634-333)=約9.1km、P3Gは8.2km×634/(634-333)=約17.3km となります。
(※図の縦方向と横方向の縮尺は異なります。)
これ以外にも、東京タワーからの距離とスカイツリーからの距離が 333:634 となる点からは、常に2つのタワーが同じ高さに見えるはずです。これらの点はどんな分布をするのでしょうか。興味が湧きませんか。
m,n を相異なる正の実数とするとき、平面上の2点A,Bからの距離の比が m:n で一定である点Pの軌跡は円になります。これをアポロニウスの円といいます。
(ただし、m=n の時は線分ABの垂直二等分線(直径無限大の円の一部)となります。)
これを証明してみましょう。
<図形で証明>
直線AB上において,線分ABを m:n に内分、外分する点をそれぞれP1,P3とする。また,点P2をP2A:P2B= m:n を満たし,直線AB上にない点とする。
角の二等分線の性質より、線P2P1と線P2P3は、それぞれ、三角形AP2Bの内角AP2Bとその外角の二等分線となる。したがって、角P1P2P3= 180°/2 = 90° である。よってタレスの定理から、点P2は線分P1P3を直径とする円周上の点である。ゆえに点P2の軌跡は円となる。
<座標で証明>
以上で証明終わり。
それでは、東京タワーと東京スカイツリーが同じ高さに見える地点を地図上に描いてみましょう。
上記の証明で導いた円の方程式を使って、Excelでこの式を満たす x と y を方眼上にプロットするとアポロニウスの円を描くことができます。それをyahooマップに重ね合わせたのが、以下の図です。
マップ上で東京タワー(点S)から東に5.7km、北に5.9kmの地点に東京スカイツリー(点G)があります。東京タワーの座標を(0,0)、東京スカイツリーの座標を(5.7,5.9)とし、m:n = 333:634 とします。これら値を円の方程式に代入し、表計算を使って、x を -8.2から3.8 まで変化させ y を求め、(x,y)の分布図を描かせると、東京タワーとスカイツリーが同じ高さに見える地点の集合は、自由が丘あたりと京橋あたりをむすぶ直径約11.9kmのアポロニウスの円になることがわかります。
※地図の左側の距離計測は、yahooマップで東京スカイツリー(点G)の座標を求めるのに使いました。その座標を使ってExcelでアポロニウスの円を描いて、yahooマップに貼り付けました。
2022/02/18
「かかみがはら暮らし委員会」の活動から、ゆるくつながるコミュニティの作り方を考える
夜、武豊町のゆめたろうプラザで開催された文化のまちづくりセミナー「ゆるくつながる.コミュニティの作り方」を聴いてきました。講師は岐阜県各務原市在住で地域コミュニティ「一般社団法人かかみがはら暮らし委員会」委員長のオゼキカナコさん。セミナーはオゼキさんの講演と、オゼキさんと日本福祉大学地域連携アドバイザーで半田市観光協会観光ディレクターの池脇啓太さんのトークセッションの2部仕立てでした。
これまでコミュニティというと、地縁だったり、特定の活動分野だったり、タテ串・ヨコ串みたいなイメージに囚われがちでした。かかみがはら暮らし委員会は別に活動の目的分野が決まっているわけではないようです。ただ皆で楽しいことをしようというだけで、有志が集まり、やりたいからやっている。本当は、何かを考え動いてみたい若い人たちはたくさんいるのだけれど、行政には見えていないだけかもしれません。
それから、「楽しい」の重要な要素として、デザインマインドが必要だと痛感します。イベントやトークや商品についてもリアルで、ネットで、洗練された情報発信をしています。
組織運営では、決める人と従う人を固定化しないこと。これを固定化すると、しんどくなって長続きしません。自然にメンバーが入れ替わって新陳代謝できる集まりでありたいところです。
やりたいからやる市民プレイヤーのアイディアと行動力、そして、その自由な発想に対して、邪魔をしないでちょっと背中を押す行政の組み合わせが大事ではないかと改めて思います。
東浦に「かかみがはら暮らし委員会」のようなコミュニティはありませんが、各務原の「マーケット日和」に似た“やりたい有志がやっている”イベントとしては「おだい市&東浦セミナー」が、自由な発想で運営しているカフェとしては「地域の縁側 グリーン・ラソ」があるのではと思います。
以下は、オゼキさんの講演を私なりに聴き取ったメモです。たぶん私の意訳も入っているので、時間のある方はNPO武豊が公開しているセミナー動画の視聴をおすすめします。
自分は、各務原の街で雑貨のセレクトショップをやっていた。いまは、ショップアドバイザーとして、店づくりのコンサルを本業にしている。2016年に一般社団法人かかみがはら暮らし委員会をつくった。現在、会員約80人、入会は招待制で、会費は月500円。みんな、やりたいからやっている。やっていることは、会員同士のコミュニティの運営、カフェ、イベントの運営。具体的には、公園内にある「かかみがはらスタンド」でカフェをやりながら文化発信をしている。パークPFIで運営されているParkbridgeの運営の一部も行っている。市のイベントである「マーケット日和」には、企画ボランティアとして関わっている。「よりあい」といって毎月誰でも参加できる交流会をしている。それから、趣味の合う会員同士で、写真部やボードゲーム部などの部活動もしている。ネットで情報発信をして、緩やかに自分たちのコミュニティ以外ともつながっている。
きっかけは、行政とボランティアで始まった「マーケット日和」。3年目くらいにボランティアメンバーの中の(雑貨店、会社員、美容院、飲食店、デザイン会社をやっている)男女5人(たまたま全員各務原市民)が、毎年1回のおまつりのためだけに活動するのか?小さいイベントをもっと作れないのか?という疑問を持った。ちょうど、公園内のカフェスペースの経営者を募集するプロポーザルがあった。慌てて法人をつくって当時はまだ馴染みの薄かったクラウドファンディングで資金集めをした。そして今かかみがはらスタンドの運営をしている。それぞれ仕事があってかかりっきりにはなれないので、社員(事務局員)を一人雇った。この若者が毎月の寄り合いなどの取り回しをして、対話の場所をつくってくれている。
3年前に「暮らし委員制度」を採用して、まちづくり活動からコミュニティへの転換をした。しかし、数人の理事メンバーが意思決定をして、集まった仲間たちが手伝いをする構図を続けていると、みんなだんだん疲弊してくる。リーダーは疲れるし、手伝いだけではやり甲斐に欠ける。そこで、みんなでコミュニティのリーダーを決めることにした。1年半前に理事を解散して、Zoomでコミュニティ選挙をしてリーダーを決めるフラットな組織にした。かかみがはら暮らし委員会のビジョンとして、①目指すところは「まちを楽しむ人たちのコミュニティ」、②何をするか?は「楽しみを見つけ『やりたい』を実現する場をつくる」とした。そして、①主体性(楽しいこと、やりたいことをやってみよう)、②透明性(情報共有し、助け合える場をつくろう)、③多様性(思いやりを持ち、受け入れよう)を大切にしている。これらのビジョンや大切にすることを入会時に伝えて、場違いな人には入ってもらわないようにしている。会議はfacebookライブ配信にして透明性を持たせた。今はSlackのチャンネルを使ってオンラインのコミュニケーションをとっている。
ホームページは、作りたいメンバーがつくった。仲間の一人一人を大切にする意味を込めてメンバー図鑑をアップしている。年に1回の委員長選挙で、最長2年まで委員長をやれる。年齢の上下関係もなくフラットな人間関係になっている。会員の年齢の中心値は35歳くらい。何かをやってみたい若い人は互いに知らないだけでたくさんいるはず。たとえば、自分のやっていた雑貨屋のお客さんやその仲間でも良い。人が人を呼ぶ。地元の高校で地域の活動について授業をしたのがきっかけで、高校生がメンバーに入った例もある。
マーケット日和は、250店、3万人の集客があるイベント。ほとんどが市外からの出店。市内だけの店では魅力に限界がある。マーケット日和は、市のいきいき学習課という生涯学習を所管する部署が担当しているが、一つの課だけでなく多くの部署が関わっている。行政も暮らし委員会のメンバーも、良いものをつくろうと目指すところは同じ。フラットな関係をつくることが大事。継続性を考えると、行政の職員には異動があるが、市民には異動がない。マーケット日和では行政と何の契約もなく、ボランティアとしての関与なのでしがらみはない。カフェは行政に家賃を払っているだけで、運営は自由にやっている。
コロナ禍でマーケット日和は、2020年はオンライン開催とした。2021年は20店舗に絞り飲食なしにした。代わりに、地域の飲食店を取材し、マップや特別メニューをつくって、地域のお店を訪ね歩いてもらうことにした。イベントやトークや商品についての洗練された情報発信をしている。
自分は、本当は一人で何かしたいタイプ。やりたいからやる人生。結果的に周りも笑顔になれば嬉しい。でも、コミュニティの意義は、人と関わることで自分だけではできないことができること。歳をとると人と人との緩い関係が欲しくなる。何か言える人が誰でも必要だ。
コロナで、IT化が進んだ。Slackの書き込みはオープンにしていて会員以外の人も反応してくれる。70代から10代までのいろんなメンバーを優しく包み込む仕組みでありたい。
5人だけでは辛い。理事5人で決めたことをみんなで手伝う組織運営を変えた。そうすれば5人以上の知恵で運営できる。誰でもあとから入れる。いやなら離れれば良い。長く同じ立場にいると、疲弊するし凝り固まる。疲弊した組織を活性化するには、今まで待ったものを1回手放す勇気が必要だ。
他所のまちで「出張寄り合い」もやっている。今度3月に武豊町でも開催する。自分のまちで何かしたかったら、是非ご相談ください。
2022/02/17
2022/02/16
2022/02/15
多文化防災シンポジウム「誰ひとり取り残さない防災」~愛知・東浦町からの発信~ のご案内
災害時発生時には、地域に住むさまざまな人たちが助け合いながら、自分にできることをしていく必要があります。
「地域住民として外国人も日本人も関係なく、文化的な違いを認め合い共生していく」という『多文化共生』の視点から、防災について考える講座です。
日時: 2月27日(日) 9時30分から
場所: 自宅、職場、県営東浦住宅集会所ホール
Zoomによるオンライン開催なので、どこからでも参加可能です。
詳しくは、https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/kanko_bunka/event/9247.html をご覧ください。
2022/02/14
國武選手、4位でビッグエア予選を通過、あす決勝!
今日行われた北京オリンピック、スノーボード 男子ビッグエア予選で、日本勢は大塚健選手が2位、國武大晃選手が4位で決勝進出を決めました。
國武大晃選手は、1回目 バックサイド1620(4回転半)、2回目スイッチ(左足前)バックサイド1440(4回転)、3回目スイッチバックサイド1620を決めて、予選を通過する上位12人のうち4位で決勝に進出しました。
決勝は2月15日 14時からです。國武選手はインタビューに「決勝は今のランでは到底届かない。怪我なく攻めて楽しんでいきたい。」と答えています。
がんばれ決勝!つかめメダル!
2022/02/13
共に学ぶ多文化共生講座「これからはじめる多文化共生コース」のご案内
東浦町には多くの外国籍の方が暮らしています。「地域住民として外国人も日本人も関係なく、文化的な違いを認め合い共生していく」という『多文化共生』実現に向けて、みんなで学ぶ講座です。希望する回だけの受講も可能です。
●日時: 2月19日(土)、3月12日(土)、3月19日(土)、3月26日(土)の全4回
午前10時~12時(3月12日のみ午前9時30分~午前11時30分)
●場所: 緒川コミュニティセンター
●事前申込が必要です。
詳しくは、https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/kyodosuishin/kyodosuishin/gyomu/koryu/multiculturalsociety/1479793144693.html をご覧ください。
2022/02/12
役場ロビーに花のアーチ
また、役場ロビーで花卉の展示しています。今回は誰かを祝福しているような花のアーチです。
愛知県は、1962年以降58年連続して日本一の花卉産出額を誇る「花の王国」です。コロナ禍でイベントなどが減った影響を受け、消費が落ち込んだ花卉の生産から販売を振興しようと、愛知県が県内市町村の公共施設等に県産の切り花や鉢物の展示をしています。
今回の展示は2月15日の昼までです。アーチの中で写真も撮れますよ。
2022/02/11
プロギングイベントを3月26日に延期
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、プロギングイベントを3月26日に延期します。
【変更前】 令和4年2月19日(土曜日)
【変更後】 令和4年3月26日(土曜日)
申込みは、3月18日(金)までにお願いします。
詳しくは、https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/kankyo/kankyoeisei/boshu/11543.html をご覧ください。
2022/02/10
ウェルネスバレー医福工連携セミナーを開催しました。
イオンモール東浦のイオンホールにて、令和3年度 ウェルネスバレー医福工連携セミナーを開催しました。会場およびオンラインの両方で、企業や経済団体、医療・介護・福祉関係者などの参加をいただきました。
あいち健康の森とその周辺地区は、国立長寿医療研究センターやあいち健康プラザをはじめ、健康・医療・福祉に関する機関や施設が多数立地しており、健康長寿医療分野において全国でも有数の集積地となっています。東浦町と大府市では、このエリアをウェルネスバレーと名付け、この地区の振興に取り組んでおり、ウェルネスバレー推進協議会は発足して10年目の節目を迎えました。
令和元年度から実施している現場ニーズを起点とした新たなマッチングシステムであるアイディアボックス事業は成果を上げ始めています。東浦町の高齢者福祉施設においても、このスキームを使って技術開発企業とコラボして、テレビのリモコンの使用パターンから認知症の有無を探る実証実験を行っている例があります。今後も引き続き、ウェルネスバレーに関わる施設や企業が互いに連携しながら、健康長寿の一大拠点を目指していきたいと考えています。
本日のセミナーでは、全国の介護現場におけるICT導入の最新情報やウェルネスバレー地区の各施設における取組について講演をいただきました。ご参加いただいた皆様には、ウェルネスバレー地区の取り組み内容について知っていただくとともに、本セミナーが、共同開発や実証フィールドの活用による新事業分野への展開の契機となれば幸いです。
セミナーは以下のプログラムにて行いました。最後に、国立長寿医療研究センターの荒井秀典理事長が「健康長寿を考えるときに、健康なケースだけでなく、健康を阻害された後においても生きがいを持って人生を全うすることにも目を向ける必要がある」との講評でセミナーを締めくくりました。
●講演 Ⅰ ヘルスケア産業のデジタル化の動向
経済産業省中部経済産業局 ヘルスケア産業室長 森下優彰氏
キーワードとしてSoftware as a Medical Device、Personal Health Record、健康経営を紹介
●講演 Ⅱ 介護現場の現状とICT・AI等デジタル活用事例
社会福祉法人善光会 理事 宮本隆史氏
社会保障費の増加、受け手となる介護人材不足の2つの課題解決の方向性として、介護オペレーションの生産性向上、自立支援による要介護者の抑制、効果的な介護サービスへの資金投下を掲げ、具体策としてICTや介護ロボットの導入による効率化、データの裏付けされた科学的な介護、アウトカムの基づいた介護報酬制度への実践的取組を紹介
●講演 Ⅲ ウェルネスバレー地区介護施設と連携した生体センサーを活用した「健康異変予兆検知」の取組 ~フレイルを対象に~
愛知時計電機株式会社 営業本部IoT推進部主任 垣内陽太氏
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター 健康長寿テクノロジー応用研究室長 大高恵莉氏
高齢者入所施設にて、無線機能付き水道計量器と室内環境センサーと入所者のバイタルセンサーのデータの相関を解析し、フレイル予兆の検知を目指す取組を紹介
●講演 Ⅳ 愛知県の医療・介護分野におけるロボット産業振興の取組
愛知県経済産業局 次世代産業室 担当課長 相澤久志氏
リハビリ支援、移乗支援、移動支援、排泄支援、見守り、歩行補助などのロボット開発と医療・介護分野への活用の取組を紹介
●報告 ウェルネスバレーでの医福工連携へのお誘い
大府市産業振興部 ウェルネスバレー推進室長 戸田稔彦氏
ウェルネスバレーの紹介、医福工連携マッチング・アイデアボックスの取組報告とセミナー参加者への協業の期待
2022/02/09
2022/02/08
國武選手、スロープスタイルは残念。ビッグエアに期待!
2月6日に行われた北京オリンピック、スノーボード スロープスタイル予選で、國武大晃選手は、2回とも最後のジャンプでトリプルコーク1440が決まらず、残念ながら予選通過ならず。
14日に行われるビッグエア予選に期待です!!
男子スロープスタイル予選の結果はこちらです。
國武選手の滑り(動画)はこちらです。インタビューもあります。
2022/02/07
なないろ 7周年特別企画 その6「知る。デザインする。ピクトグラム」のご案内
総合ボランティアセンター なないろの特別企画 その6は、オリンピックなどで話題になるピクトグラム。
ピクトグラム(Pictogram)とは、一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)のことです。そのピクトグラムを学ぶ講座です。ピクトグラムの役割を知り、自分だけのピクトグラムをデザインしてみませんか?
2月27日(日)10時から、福祉センターにて。
申し込みは2月8日(火)から なないろ へ。☎または窓口まで。
詳しくは、http://higashiura-syakyo.com/nanairo/2022/02/01/2240 をご覧ください。
2022/02/06
地域猫活動のための猫捕獲器の貸し出しを始めました
地域猫活動を支援するため、猫捕獲器の貸し出しを行います。地域猫活動とは、地域に住んでいる住民の皆さんが協力し、地域に住み着いている「ノラ猫(所有者のいない猫)」に不妊・去勢手術を行い、今以上に数が増えないように管理する活動です。
●貸出対象者
町内に住み着いている所有者のいない猫に対して、地域猫活動を行っている又は行おうとしている方であって、東浦町地域猫不妊等手術費補助金要綱に規定する地域猫活動登録団体の登録を受けた団体に所属している方。
●貸出期間
15日以内です。
●貸出手続
① 事前に「猫捕獲器」の貸出状況を電話等でご確認ください。(1か月前から予約可)
② 環境課に「所有者のいない猫捕獲器借用書」を提出のうえ、猫捕獲器を受け取ってください。
●貸出料
無料です。ただし、捕獲に必要なエサ等の費用は自己負担となります。
詳しくは、https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/kankyo/kankyohozen/gyomu/nekonituite/11755.html をご覧ください。
2022/02/05
家牡蠣しました。
げんきの郷で殻付きの生牡蠣を買ってきました。うちで牡蠣を剥いて、半分は生で、残りはニンニクバター焼きにして食べました。
牡蠣を剥くのは私の仕事です。以前はなかなか殻が開かなくて「これは焼き牡蠣にするしかない」のもありましたが、だんだんコツをつかむようになりました。
まず、牡蠣殻の平らな面を上にして、ちょうつがいを向こうに開け口を手前に待ちます。オイスターナイフの先端を殻に差し入れます。牡蠣の殻はぴったりしまっていて隙間がないように見えますが、慣れると割と簡単に入るようになります。オイスターナイフを中程に差し込んだところで、上の殻の内側に沿わせながら刃先を左右に振って上側の貝柱を切ります。あとは殻をこじ開けて下の貝柱を切れば、ツルッと食べられる生牡蠣のできあがりです。
⇒⇒
生牡蠣は、やはり日本酒が合います。
上の貝柱を切って殻を少し開けたところに、バターとニンニクをたっぷり入れます。これをオーブンで焼くと、生とはまた違った味わいがあります。左下がレアで、右下がウェルダン。お好みにあわせて。
2022/02/04
東浦で活動する企業が、クラウドファンディング支援プロジェクトを利用したクラウドファンディングに挑戦中!
東浦町では、昨年12月に社団ちたクラウドファンディングと町内のクラウドファンディングの活用支援をするための協定を締結しました。
早速この制度を利用して事業を立ち上げる企業が現れ、現在、㈱ママ寄り添いゆめかの「保育士笑顔計画」がクラウドファンディングに挑戦中です。計画の詳細についてはこちらを!!
ファンディングの締め切りは2月18日(金)です。みなさんの志援をお待ちしています。
東浦町では、クラウドファンディングを活用し、東浦町の地域活性化や課題の解決に取り組む住民の皆様や各種団体、事業者に対し、「社団ちたクラウドファンディング」と連携して、プロジェクトの相談及びPRのサポート等の支援を行っています。支援の内容や流れについて、詳しくは https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/kikakuseisaku/kikakuseisaku/gyomu/crowdfunding/index.html をご覧ください。
2022/02/03
新型コロナウイルス 第6波の感染状況
第6波に入ってからこれまでにない勢いで感染が急増しています。愛知県ではこのところ毎日6000人前後の感染が発表されています。東浦町でも、2月2日には過去最高の66人、2月3日には37人の感染が確認され、12月にはゼロだった感染者が今年に入って2月3日までに計502人となりました。
愛知県内の最新感染動向を以下のグラフに示します。第6波に入って第5波を遙かに上回る勢いで感染が急増しています。入院患者も急に増えてきました。
県のホームページの感染者の症状別状況を見ると、急増する感染者数の割には重症や中等症の人が少ないのが第6波の特徴です。しかし、仮に、重症化率が1/5でも患者数がそれ以上になれば、病床が逼迫することになります。
感染者の年代別内訳を見ると、高齢者の感染は第5波よりも若干多めですが、第6波の特徴は子どもの感染が多いことです。これまで、子ども同士の感染はほとんど見られませんでしたが、オミクロン株を主体とした第6波では、家庭から子どもに感染し、学校や保育園で子どもから子どもに感染し、さらに子どもが別の家庭に感染を広げるパターンが目立ちます。すでに、多くの学校や保育所で学級閉鎖や学校閉鎖が行われています。
下のグラフは、コロナ禍の始まりからこれまでの感染者の累計の推移です。波が来るたびに階段状に増えては頭打ちを繰り返し、751万県民のうち、現時点で18万6千人(約2.4%)の感染が確認されています。
東浦町でも、年初から感染者が急増しています。第6波の感染者は2月3日までに502人(人口の約1%)となり、当初からの累計感染者数は1072人(人口の約2.1%)となりました。東浦町での感染の発生状況は下記のグラフの通りで、愛知県全体と同様の推移を示しており、重症化率や年代別の感染状況も同様の傾向が見られます。
東浦町の第5波と第6波の年代別感染者数を比べてみると、これまで子どもには感染しにくいと言われていたのと異なり、10歳代と10歳未満の感染が多いことがわかります。これは、ウイルス自体が子どもに感染しやすくなったのか? あるいは、ウイルスの感染力が強くあらゆる年代に強い感染力を示す一方、12歳未満のワクチン接種を受けていない世代が相対的に感染しやすくなっているのか? 何か原因があるかもしれません。
最近、高齢者の感染が増加してきているように感じます。オミクロン株は肺の深部に達する前に鼻や喉など気管支の入口で増殖・発症するので重症化しにくいと言われているようですが、高齢者の感染は重症化を招きやすいため気になるところです。
ワクチンを打つと、感染を防ぐ効果はさほどではないにしても、重症化を防ぐ効果は大きいと聞きます。(2回目接種から6ヶ月経過の後に)3回目を打てばさらに効果は高まります。
3回目接種はファイザー製のワクチンよりもモデルナ製のワクチンが主体となります。大事なことは、どちらのワクチンを打つかではなく、どちらでも構わないので可能なものを早く打つことだと私は思います。
たとえ重症化しにくいとしても、新型コロナウイルスの蔓延は、一般企業のみならず、医療機関や福祉施設、学校、役所の業務継続にリスクをもたらします。
感染を防ぐには日頃の基本的な感染防止対策が欠かせません。ワクチン接種に加えて、手指衛生、マスク、ソーシャルディスタンス、三密回避を掛け合わせることによって、予防効果が格段に高まるものと考えられます。
2022/02/02
天白遺跡ひろばが完成しました。
緒川天白の土地区画整理で生まれた住宅地の一画に天白遺跡ひろばが完成しました。
天白遺跡は、東浦町大字緒川字天白地内に所在する縄文時代早期から近世にわたる集落跡です。土地区画整理事業による開発事業に伴い、平成29年度に約4,300平方メートルの発掘調査を行った結果、122棟の竪穴建物をはじめ土坑などの遺構が数多く重複して発見され、大きな集落が弥生・古墳時代を中心にこの場所に形成されていたことが明らかになりました。遺跡は土地区画整理の区域全体に広がる大規模なもので大部分は造成され住宅地に変貌しました。
この天白遺跡の一部を保存・紹介する目的で、東浦町教育委員会が、遺跡の一番南側の部分に天白遺跡ひろばを整備しました。単なる公園にして遺跡があったことを伝える石碑を建てるのではなく、遺跡をそのまま残して上をガラス張りにして見えるようにしたいところですが、水が入ったり、草が生えたりしてしまうので現実的ではありません。
そこで、遺跡に厚さ60cmの表土をかぶせてそのまま保存し、遊具は置かずに、発掘された時の柱の跡や溝のパターンを地表にカラーで描きました。擁壁の側面には“遺跡がこのレベルに埋まっている”ことを図示、展開図風に眠っている遺跡をイメージできるようにしました。周囲の道路までカラーでパターンを描こうよと言ったら、職員にそれはダメですと言われました。
※天白遺跡ひろばは、指定緊急避難場所として防災機能も兼ねています。
2022/02/01
ピンホールカメラの原理
本を読んでいてふと気づいたこと。親指と本の綴じ目にできた三角の隙間から光が漏れて机に映っています。
さらに本に指を近づけて三角を小さく絞ると・・・。ななんと、天使のリングが現れました。
これ、何だろうと思って、天井を見上げると、リングの照明器具が・・・。
これは、ピンホールカメラの原理ですね。光の通る隙間が小さくなると、それがレンズの役目を果たしてスクリーン(ここでは机の上)に光源の像を結びます。ここで見えるのは、光源の形であって、隙間の形ではないのです。
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