新型コロナウイルス 第6波の感染状況
第6波に入ってからこれまでにない勢いで感染が急増しています。愛知県ではこのところ毎日6000人前後の感染が発表されています。東浦町でも、2月2日には過去最高の66人、2月3日には37人の感染が確認され、12月にはゼロだった感染者が今年に入って2月3日までに計502人となりました。
愛知県内の最新感染動向を以下のグラフに示します。第6波に入って第5波を遙かに上回る勢いで感染が急増しています。入院患者も急に増えてきました。
県のホームページの感染者の症状別状況を見ると、急増する感染者数の割には重症や中等症の人が少ないのが第6波の特徴です。しかし、仮に、重症化率が1/5でも患者数がそれ以上になれば、病床が逼迫することになります。
感染者の年代別内訳を見ると、高齢者の感染は第5波よりも若干多めですが、第6波の特徴は子どもの感染が多いことです。これまで、子ども同士の感染はほとんど見られませんでしたが、オミクロン株を主体とした第6波では、家庭から子どもに感染し、学校や保育園で子どもから子どもに感染し、さらに子どもが別の家庭に感染を広げるパターンが目立ちます。すでに、多くの学校や保育所で学級閉鎖や学校閉鎖が行われています。
下のグラフは、コロナ禍の始まりからこれまでの感染者の累計の推移です。波が来るたびに階段状に増えては頭打ちを繰り返し、751万県民のうち、現時点で18万6千人(約2.4%)の感染が確認されています。
東浦町でも、年初から感染者が急増しています。第6波の感染者は2月3日までに502人(人口の約1%)となり、当初からの累計感染者数は1072人(人口の約2.1%)となりました。東浦町での感染の発生状況は下記のグラフの通りで、愛知県全体と同様の推移を示しており、重症化率や年代別の感染状況も同様の傾向が見られます。
東浦町の第5波と第6波の年代別感染者数を比べてみると、これまで子どもには感染しにくいと言われていたのと異なり、10歳代と10歳未満の感染が多いことがわかります。これは、ウイルス自体が子どもに感染しやすくなったのか? あるいは、ウイルスの感染力が強くあらゆる年代に強い感染力を示す一方、12歳未満のワクチン接種を受けていない世代が相対的に感染しやすくなっているのか? 何か原因があるかもしれません。
最近、高齢者の感染が増加してきているように感じます。オミクロン株は肺の深部に達する前に鼻や喉など気管支の入口で増殖・発症するので重症化しにくいと言われているようですが、高齢者の感染は重症化を招きやすいため気になるところです。
ワクチンを打つと、感染を防ぐ効果はさほどではないにしても、重症化を防ぐ効果は大きいと聞きます。(2回目接種から6ヶ月経過の後に)3回目を打てばさらに効果は高まります。
3回目接種はファイザー製のワクチンよりもモデルナ製のワクチンが主体となります。大事なことは、どちらのワクチンを打つかではなく、どちらでも構わないので可能なものを早く打つことだと私は思います。
たとえ重症化しにくいとしても、新型コロナウイルスの蔓延は、一般企業のみならず、医療機関や福祉施設、学校、役所の業務継続にリスクをもたらします。
感染を防ぐには日頃の基本的な感染防止対策が欠かせません。ワクチン接種に加えて、手指衛生、マスク、ソーシャルディスタンス、三密回避を掛け合わせることによって、予防効果が格段に高まるものと考えられます。
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