名古屋大学ORT報告会
今年度東浦町をフィールドとして行われた名古屋大学大学院環境学研究科の臨床環境学研修(On-site Research Training)の報告会が東浦町役場でありました。
はじめに、高野雅夫教授の、東浦町内の3つの住宅団地をモデルにした郊外住宅団地の持続可能性に関する研究 についての発表がありました。これは、東浦町大学連携創生事業費補助金の対象研究です。
そして、インドネシアからの留学生Dea Tania Octarinaさんとミャンマーからの留学生Khaing Su Su Thanさんの2人の博士課程の学生による「東浦町のため池と土地利用・機能・保全・安全性との関係性」調査報告を聴きました。彼女らは、町内のほとんどの場所で徒歩圏内にため池が分布していることに着目。昨年11月に現地調査。町内の89のため池を対象とし、ため池周辺の土地利用や貯水量による分類で考察。農地の灌漑だけでなく、生き物の棲息の場、レクリエーション、教育、コミュニティ活動など多面的な利用ができることなどを提案しました。
おわりに、Hopefully this study can strengthen people connection with ponds, and start to take ponds as a valuable contributor to their living quality, to make the resident feel even more "I would like to keep living in this town to the end of my life" と結んでいます。
その後のディスカッションが面白かったです。於大公園は池を活かしている、ため池にもっと親しめないか、ダムカードならぬ「ため池カード」はどうか、新四国八十八ヶ所+1巡りができないか、などのアイディアが短時間に飛び出してきました。
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