東浦防災ネットの20周年記念行事で福和教授が講演
東浦防災ネットが20周年を迎えました。東海豪雨の後、平成13年と15年に相次いで発足した東浦災害ボランティアコーディネーターの会と防災リーダー会が平成19年に合併して、東浦防災ネットとなりました。
災害ボランティアコーディネーターの会は社会福祉協議会が、防災リーダー会は行政が、それぞれ別に関与していて、東浦町のように両者が1つになり、行政と社協が共にパックアップしているのは県下でも珍しいケースです。発災前の防災リーダー会の活動と、発災後の災害ボランティアコーディネーターの活動が一体的に行えるのは東浦町の強みだと思います。また、東浦防災ネットの会員の多くは、各地区の自主防災会にも加わっていて、地域の防災に多大なる貢献をしてくださっていることに深く感謝しています。
防災にはハード対策もありますが、発災以前にできる対策や準備なども含めてソフトでできる防災はとても重要です。地域の防災の主体は住民の皆さんです。行政も社協も住民の皆さんと一緒になって、地域の防災体制を強化充実していきます。新年度から各地区自主防災会に、それぞれの規模に応じた活動補助金を交付することとしました。資機材整備、防災訓練、組織の運営等、地区の工夫次第で使える補助金で、自主防災会の自立や活性化を図っていきたいと考えています。
20周年を記念して、名古屋大学減災連携研究センターの福和伸夫教授の講演がありました。
7300万年前の鬼界カルデラの噴火が縄文文化を壊滅させた。江戸時代を終わらせたのは、幕末の志士ではなく、地震と台風と感染症だ。大正デモクラシーだったはずなのに、なぜ大戦に突入してしまったのか。災害史を知らなければ、文明史と人物史だけでは歴史も経済も語れない。江戸の街を隅田川より東へ拡げたから、東京の災害犠牲者は増えた・・・福和節炸裂でした。いくつかのスライドを添えておきます。
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