国立長寿医療研究センターに新棟が完成
国立長寿医療研究センターの第2診療棟が完成し、竣工記念式典と内覧会が開かれました。第2診療棟は、地上5階、延床面積約12,534㎡で、300床の病床と、ロコモフレイルセンター、感覚器センター、メディカルゲノムセンター、最先端画像解析センター、ロボットセンター・連携ラボ、もの忘れセンターなどの臨床研究機能を備えています。総工費約50億円は、国費と借入で賄われる他、約10億円の県費が投入されています。国立病院の事業に県が補助を出すのはこれまでなかったことだそうです。
式典では、荒井理事長の挨拶の後に、大村愛知県知事、國土国立国際医療研究センター理事長の祝辞があり、次いで大府市長と東浦町長が地元の首長としてお祝いを述べました。
東浦町は、国立長寿医療研究センターとは、オレンジタウン構想の一環でプラチナ長寿検診でお世話になっているほか、地域包括ケアの推進と介護予防および認知症予防について連携・協力に関する協定を結んでいます。東浦町が国民健康保険のレセプトデータを提供し、国立長寿医療研究センターがそれを分析し、介護予防や認知症予防に的確に介入できるようになることを期待しています。
地元に高齢者を専門に看られる医療機関があることは本当に心強いことで、住民の安心につながっています。新棟完成により施設が一新され、さらに充実した医療と長寿研究が行われることを心から願っています。
| 固定リンク
コメント