新年度を迎えて
年度初日の辞令交付の時にお話ししたことを、「新年度を迎えて」と題し、庁内ネットワークを通じて全職員に配信しました。
新規採用職員の皆さん、これから東浦町役場でともに仕事をすることになります。よろしくお願いします。
面接試験の時に、公務員への志望動機を尋ねると、「人の役に立ちたい」「利潤追求はしたくない」と答える人が多いです。しかし、どんな職業でも人の役に立つ仕事をしなければ対価はいただけません。ですから、人の役に立たない仕事はないし、不当利得はいけませんが価値ある仕事をすれば胸を張って対価をもらえばよいと私は思います。もちろん、良い仕事をすれば、結果としてまちの皆さんに感謝されて喜びを感じる経験をしていただきたいし、きっと感じることができると思います。
私も企業に就職するときはそうでしたが、たいていの人は自分にピッタリと思える会社を見定めて入社したというよりは、たまたまポコッとそこにはまったというのが実際のところだと思います。だからこの仕事が自分に合うか合わないかを問題にするよりも、たまたま選んだ仕事を好きになるかどうかの方が大事なことだと思います。わたしは、仕事のできる人とは自分の仕事が好きになれる人だと思います。
配属されてすぐには思った通りに活躍できないし、先輩たちが新人の言うことにはなかなか耳を傾けてくれないでしょうが、3年経つ頃には周囲があなたたちの意見を聞いてくれるようになると思います。どうか、自分らしく、好きな仕事を楽しんでいただきたいと期待をしています。
さて、部長級をはじめ全職員の皆さん、今回は機構改革が行われ、業務が再編されました。事務分掌表には「~に関すること」と課・係ごとに事務が割り当てられていますが、これが曲者だと思っています。本来、各部署には、こんなことを希求するんだというモワッとした抽象的な役割や機能があると思うのですが、分掌表にはいくつかの事務が箇条書きに書いてあるのみです。ともすれば、これまで通りこれをやっていればよいと考えがちになります。しかし、実際には時の流れとともにいらなくなる仕事や新たに必要になる仕事があるはずです。また、分掌表に書かれていない仕事はやらなくてよいというわけではありません。ズバリ書かれていなくても、ここの部署がやらなきゃ誰がやるという仕事も出てくるはずです。今回、従来の部署の間で事務を移したものもあります。境界領域の仕事もあります。各部署がそれぞれ果たす役割とは何かを考えて、互いに協力し合うものは協力し合い仕事を進めてほしいと思います。
新人の皆さんが入庁しました。新人が仕事を好きになって、仕事を楽しめるかどうかは、先輩の指導にもかかってきます。楽しい職場、働き甲斐のある職場づくりには、自分の指導や自分の働きぶりが欠かせないことを自覚して、職員一同、良い職場をつくり、住民の皆さんのために良い仕事をし、ひいては、住民の皆さんとともに良いまちをつくっていきましょう。
令和4年度、よろしくお願いします。
東浦町長 神谷明彦
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