永見のお不動さん
県道阿久比線を豆搗川に沿って西に向かうと、町境を越えて板山へ下りて行く手前、ちょうど峠のあたりに永見のお不動さんがあります。
お堂の前には、教育委員会の札があって、こんなことが書かいてあります。
江戸時代、この辺りはうっそうとした松林が続いていました。幕末頃には盗伐が増えたため、石浜村では盗伐監視の「山廻り」役に又吉という男を選びました。人里離れた山奥での山廻りは大変さびしいものでした。そこで又吉は不動尊の石像を安置し、心の支えとしたのでした。
その後、道路が開かれるにつれて不動尊の信者が増え、大正末期には立派なお堂も建てられました。お堂脇の石仏群は、御嶽山信仰の行者群像だそうです。
お不動さんの近くの少し奥まったところに、庭が美しい一軒家のカフェがあります。久しぶりに寄ってみました。
すぐ脇にある永見池は時期になると池尻に睡蓮が咲く池でしたが、ご主人曰く、突然睡蓮が消失したとのこと。厄松池でも蔓延っていたホテイアオイが消失しています。池の水草の生態系は不可解です。
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