鎌倉幕府成立期の不思議
鎌倉幕府成立期は、謀殺、暗殺がつづいて、挙げ句の果てに、二代将軍 頼家は北条氏によって暗殺され、三代将軍 実朝までも甥の公暁(頼家の子、幼名は善哉)に暗殺され源頼朝の直系は途絶えてしまう。その後は、京都から招いた頼朝遠縁の貴族や皇族を将軍に据えて、北条氏の傀儡政権が9代将軍(~1333年)まで続く。(ところで、傀儡とは操り人形のこと。「かいらい」の読みのほかに「くぐつ」という読みがあることを最近はじめて知った。)
これだけ見ると北条氏は極悪非道だが、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、三谷幸喜さんの独自のユーモアと解釈を加えて、北条義時が次々と迫り来る事態を「なんとかする」うちに、結局こうせざるを得なかった的な展開(少なくともこれまでは)になっているように思う。
でも、これだけ謀略、暗殺ごっこを繰り返してよくも組織が空中分解しなかったもんだと不思議に思うし、三代将軍の謎の暗殺にも諸説あるらしい。このところ鎌倉ブームでネット情報もたくさん出ている。
→暗闘・策略・謀殺の連続だった鎌倉幕府はなぜ「崩壊」しなかったのか? (msn.com)
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