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2022/10/02

実りの秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋

まだ、真夏日が続いていますが、秋は一歩一歩着実に深まっています。今ちょうど栗の時期です。

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中学校では体育祭、文化センターでは芸能祭が開かれていました。

中央図書館2Fの講義室では、MLA連携講座「鳥瞰図を学ぶ ~服部徳次郎コレクション~」を開催しました。名古屋大学大学院環境学研究科で建築史を研究されている堀田典裕 准教授による、大正期から昭和期にかけての鳥瞰図についての講座です。
東浦町郷土資料館(うのはな館)にある服部徳治郎コレクションは、全国で五指に入る鳥瞰図のコレクションなのだそうです。うのはな館には、東浦町誌編纂に尽力いただいた故服部徳治郎中京大学名誉教授の蔵書が寄贈されており、その中に「大正の広重」と評された吉田初三郎の鳥瞰図などが含まれています。五指とは、京都府立総合図書館、国際日本文化研究センター、八戸クリニック街かどミュージアム、名古屋市博物館と、うのはな館です。これらの中で、うのはな館の資料は、在庫目録が整理されている、実際に手に取って見ることができる、初三郎以外の近代の鳥瞰図もある点で、優れているのだそうです。
講座では、フランスで洋画を学んでいた初三郎がどうして鳥瞰図を描くことになったのか、当時の観光を担っていた鉄道会社との関係について、対象や地形をどうデフォルメして鳥瞰図にするか、などについて解説をいただきました。初三郎は名鉄との関係も深く、犬山周辺の木曽川流域や知多半島を描いた作品も多くあります。亀崎の望洲楼さんからは、資料として昔のパンフレットを提供していただきました。

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山・川・海だけでなく、摩天楼が林立する大都会もBird's-eye viewで表現すると周りが手に取るようにわかると思います。会場では図書館の蔵書の中から、地図や鳥瞰図にまつわる書籍の紹介もありました。

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MLA連携講座とは、Museum-Librery-Archiveを連携させた図書館サービスの取り組みなのだそうです。今年度から中央図書館の指定管理者になった㈱図書館流通センターの新企画です。もちろん、従来から行われていた「司書たちの本棚」なども置いてあって、利用者の皆さんは民間企業によって図書館が管理・運営されていることに違和感を感じないと思います。
今週末10月8日には、「よむらびコンサート」も開催されます。「ぬいぐるみおとまり会」の参加募集も始まります。人気のよむらびコンサートは、定員の2倍の参加希望があったそうです。

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