まいまい東海の産業遺産ツアー
東浦は、かつて繊維産業のまちでした。でも、今その面影が残っているところは本当に少なくなりました。全国的にも、綿織物、毛織物の産地である愛知県においても、従業員の生活の場も含めて操業していたときのそのままの姿で工場がワンセットで残っているところは、もうほとんどありません。
そんな工場跡に、近頃、全国の産業遺産マニアが口コミで訪れるようになってきました。コロナショックの前には外国からも突然のお客さんがありました。コスプレ撮影イベントでも知る人ぞ知る場所になりつつあります。
9月には、まち歩きツアーを企画運営する「まいまい東海」の有料ツアーが行われました。知る人ぞ知る不思議スポットをこだわりのガイドさんが案内する「土地の記憶に潜る旅」です。
日本もモノづくりの歴史が一巡して、産業遺産が観光地となるようになってきました。それは、昭和を生きた人々にとってはノスタルジーの場であり、また、平成生まれにとっては、昭和は謎の歴史であり、その佇まいは未知の空間なのです。時代の変化を感じます。
以下は、9月に行われたツアーの写真です。ツアーには、定員20人のところ、県内はもとより関西や関東、東北地方から60人以上の応募があったそうです。
メジャーだろうがマイナーだろうが、そこにしかないことがポイント。そこにないものを求めてもしかたありません。そんな、ここしかないものに目を付けて、参加者と共に楽しもうというのが「まいまい東海」のツアーです。
次回のツアーが定員40人で12月18日(日)に予定されていますが、早い段階で定員いっぱいになりキャンセル待ちのようです。
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