土曜日は自然環境学習の森で草刈り、日曜日は「防災を意識した地域づくり講演会」に出席
土曜日は自然環境学習の森で草刈り。ガマの穂からは無数の綿毛が飛び出します。
ところで、こちらは何の種なんだろう。
facebookに出したら、読者の方がガガイモとススメウリだと教えてくれました。
日曜日の午前は、「防災を意識した地域づくり講演会 ~いざというときのために、私たちにできること~」に出席しました。認定NPO法人 絆と東浦町の共催です。
第1部は、NPO法人 障がい者自立センターかまいしの鈴木雄さんの体験談。以下、要約です。
鈴木さんは岩手県釜石市出身。クローン病を発症、両下肢機能障害で車椅子生活。することもなく不規則な生活になっていた。2011年、東日本大震災で2ヶ月間避難所生活を送る。震災がきっかけで、個人新聞を作るようになった。その後、人から勧められて名古屋のAJU自立の家サマリアハウスで4年間勉強中。釜石ではヘルパーを連れて外出している重度の車椅子ユーザーはいないが、名古屋では制度や周囲のサポートがあれば一人暮らしができると教えられた。ヘルパーの人材を増やすためのきっかけづくりはイベントの企画だ。いま多くの刺激を受けて生活している。釜石に帰って障害者の自立生活の応援をするのが夢。
震災については時系列で思い出すのが辛い。人が流されていくのを目の当たりにした。自然の前に人間は無能な存在だ。幸い津波は自宅ギリギリでとどまった。自宅の前の建物はすべて流された。避難所へはアパートの大家の息子が背負ってくれた。食事が体に合わなくて辛かったが、避難所では皆が顔なじみで助け合いが自然にできた。トイレにも背負ってくれた。
釜石防災センターは安全な場所でなかったために避難した200人のうち62人が津波の犠牲となった。一方で99.8%の生徒が助かった釜石の奇跡がある。生徒が指定場所では危ないと判断して、小さい子や高齢者を連れてさらに高台へ避難した。防災には隣近所の互助と日頃からの住民交流が欠かせない。避難所のハード面や防災物資、介助の仕方や特性も障害者を交えて考える必要。中学生は避難訓練をして助ける側にもなれるように。世代を超えた地域づくりをする。釜石では避難訓練を兼ねて逃げるための体力作りとして「韋駄天競争」をしている。
第2部は、パネリストとして鈴木さん、藤江プロジェクトの田島さん、役場防災危機管理課の三宅課長、ふくし課の内田課長、進行役に認定NPO法人 絆の山崎さんの参加でパネルディスカッション。以下発言者の要約。
三宅課長: 伊勢湾台風以後、防災については行政主体でインフラ整備などをしてきた。これで災害をコントロール可能との錯覚を生んだが、想定外の災害が起こりハードだけではムリと気づいた。それで、減災や難を逃れる避難の考え方が重要となった。災害は必ず来ることを一人ひとりが自分事として受入れなけれなならない。防災は消防と建設分野だけでなく地域の福祉も関わりつつある。
内田課長: 防災にも顔なじみの支え合いが欠かせない。地域の福祉のまちづくりを進めている。要支援者の登録が約500人になった。個別避難計画を作り始めている。先日、石浜地区の避難訓練では車椅子の介助も行われた。
田島さん: 藤江区長を去年退任した。住民も縦割りで、防災ボランティアや日赤奉仕団、民生委員、消防団など個々の団体は頑張っているが、横のつながりが弱いと感じる。自主防災会は訓練の準備が主な活動、皆が同じテーブルに着く機会が必要だ。コロナ禍で公的な行事や活動は非常にやりづらくなった。そこで、有志が自己責任でボランティア活動をしようと集まったのが藤江プロジェクト。藤江には伝統行事のだんつくがある。地域の資源を使ってコラボしようと、子どもたちが参加して地域に竹灯篭を灯すイベントを立ち上げた。自助と互助、向こう三軒両隣の連帯感をつくっていきたい。
「行政のタテ割り」はよく言われますが、住民も福祉、防災、コミュニティまちづくりなど、各分野で結構タテ割りになっていたりします。まちづくりのさまざまな分野に興味関心を持って、、ヨコにつながる必要を感じます。中学生が自分で避難する力を身につけ、さらに他人も助けることができるのも大切だと思います。
来年、1月28日(日)14時から文化センターにて、「釜石の奇跡」で有名な(当時、群馬大学教授)東京大学大学院特任教授の片田敏孝先生をお招きして、防災講演会を開催します。防災・減災に関心のある方はもちろん、片田先生の話を聴いてみたい方も含めて幅広いご参加をお待ちしています。
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