令和5年度予算案の概要(新規事業の紹介)
あすから、3月定例議会が始まります。3月定例議会では、条例案や補正予算案のほか、新年度予算案が審議されます。
令和5年度予算案では、一般会計を過去最大の171億5700万円、3つの特別会計と2つの企業会計とを合わせた予算総額を257億4241万円としました。
一般会計 171億5700万円 (+0.2%)
国民健康保険事業特別会計 42億3965万円 (-11.9%)
土地取得特別会計 2万円 (-97.9%)
後期高齢者医療特別会計 8億6043万円 (+7.3%)
水道事業会計 15億3236万円 (-0.9%)
下水道事業会計 19億5295万円 (-3.0%)
予算総額 257億4241万円 (-2.1%)
一般会計の町税収入のうち、町民税35億1000万円(+3.4%)、固定資産税41億7518万円(+3.2%)、都市計画税6億1279万円(+2.1%)を見込んでおり、町税全体では87億2746万円(+2.8%)と見込んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響の緩和による町民税の増収、工場建設等による固定資産税の増収が期待されます。町税をはじめとする町の自主財源は111億5200万円と見込んでおり、歳出合計に占める割合は65.0%(+1.7point)です。
一般会計歳出のうちの構成比の大きなものは、民生費39.2%、総務費14.6%、土木費13.1%、教育費12.0%の順になっています。新年度一般会計の予算規模が過去最大となった要因としては、燃料費の高騰に伴う電気・ガス料金の大幅増、出産・子育て応援交付金給付事業の実施、東部知多衛生組合負担金の増額、於大公園再整備事業への支出などが挙げられます。新年度予算案は、東浦町第6次総合計画の将来像「つくる つながる ささえあう 幸せと絆を実感できるまち 東浦」をめざして、出産・子育て・教育、文化、生活環境、産業、防災、定住促進、公共施設マネジメントなど必要なところに目を配ったものとしています。
主な新規事業は下記の通りです。
災害時に自ら避難することが困難な避難行動要支援者のために、個別避難計画を作成するにあたり、作成にかかわるケアマネージャーと民生委員や自主防災会、地域の支援者などとのつなぎ役や周知、フォローなどをするコーディネーターを配置します。
発達に遅れのある子どもの保護者を対象に、“うららん”で公認心理士によるペアレントプログラムを実施し、子どもの特性について理解を深めます。
一般不妊治療および人工授精を補助対象とした現行制度に加えて、保険適用の生殖補助医療(体外受精等)に年額10万円までの補助をします。
妊婦歯科検診を個別検診で行うことにより検診率の向上を図ります。
民間保育所が保育補助者を雇う経費の一部を補助します。また、民間保育所が、低年齢児の途中入所に備えてあらかじめ保育士を配置する経費の一部を補助します。
今年度、緒川小学校と森岡小学校の水泳指導を外部委託することで、順次進めてきた民間スイミングスクールへの水泳指導業務委託が完了します。
ICT支援員を小中学校に派遣し、ICT機器の日常管理や学びの充実を図ります。
学校給食センターは令和4年度から民間に調理および配送業務委託をしていますが、今年度開校した千種聾学校ひがしうら校舎にも給食を提供します。また、給食費の値上げをせずに、賄材料費の高騰分を補助します。
太陽光を給湯や暖房に利用する住宅用太陽熱利用システム(知立ヒーターなど)、自動車から住宅への電力供給が可能な住宅用電気自動車等充給電システムへの補助を追加します。
災害復旧や災害防止のための河川水路の修繕、ポンプ場の維持修繕をします。
狭隘道路の拡幅、道路の修繕や草刈り、都市計画道路の整備などを進めます。
於大公園の子どもの遊び場ゾーンの遊具広場とトイレの整備をします。
東浦駅の西側駅前広場の設計と東西自由通路の検討をします。
結婚新生活支援と三世代近居等支援補助要件と補助上限額を拡大します。
郵便発送の際に全自動でサイズを検知し郵便料金を計量し、業務を効率化します。また、職員の働き方改革の目的で宿日直業務を全委託します。
●いつまでもいきいきと暮らせる健康づくり
個別避難計画作成コーディネーター配置事業 375万円
発達障害児および家族支援事業 11万円
不妊治療費補助事業 766万円
妊婦歯科検診事業 193万円
●人を育み、人を活かすまちづくり
保育補助者雇上強化事業 630万円
低年齢児途中入所円滑化事業 230万円
水泳指導業務委託事業 2156万円
ICT支援員派遣事業 986万円
学校給食センター調理業務等委託事業 8559万円
●暮らしを守るまちづくり
住宅用地球温暖化対策機器設置費補助事業 911万円
河川水路維持管理事業 6102万円
管渠建設改良・施設維持事業(雨水) 1億1262万円
●生活・産業を支える基盤づくり
資源ごみ(ミックスペーパーを含む)中間処理業務委託事業 5417万円
道路用地先行取得・道路改良事業 2億1337万円
都市計画道路整備事業 4826万円
道路維持管理事業 2億766万円
於大公園再整備事業 4億7900万円
東浦駅周辺整備事業 1083万円
●地域を維持する・つなぐ仕組みづくり
結婚新生活支援事業 390万円
三世代近居等定住促進事業 560万円
郵便料金計器導入事業 426万円
宿日直業務委託事業 819万円
詳細については、町ホームページに新年度予算案をアップしてありますので、https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/material/files/group/13/r5tousyo.pdf をご覧ください。
予算案と新規事業等の概要説明はこちらです。
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/material/files/group/13/r5yosanannogaiyou.pdf
(こちらの方が予算書よりもわかりやすいと思います。)
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