文化のまちづくりセミナー「地域通貨がつくり出す お金に頼らない豊かさ ~お互いさまのネットワーク」に参加しました。
NPOたけとよ主催の 文化のまちづくりセミナー が ゆめたろうプラザ で開催されました。昨年は、かかみがはら暮らし委員会の「ゆるくつながるコミュニティの作り方」のお話しでした。
今年は、「地域通貨がつくり出す お金に頼らない豊かさ ~お互いさまのネットワーク~」と題して、相模湖の畔、相模原市藤野地区で「藤野地域通貨よろづ屋」を立ち上げた池辺潤一さんの講演でした。池辺さんは建築家、東京からの移住者です。
みんなでホールの舞台に上がって聴きました。
地域通貨には大別して2種類あります。地域の市場で現金のように流通する通貨をめざすのは気合いがいります。LETS方式と呼ばれる遣り取りの履歴を残す通帳のようなものであれば、とりあえず気楽に始められます。藤野では、お金と交換はしないので収支がマイナスになっても気にする必要はありません。とにかく無理をしないことが大事です。やってみたいという仲間の信頼関係で成り立っています。地域通貨が地域の安心感やつながりづくりの手段となっています。
会員になるには説明会に参加して、登録して、入会金1000円を払えば後はお金はかかりません。メンバーは学生や移住予定の人でもかまいません。メーリングリストで互いのできること、やって欲しいことを情報交換し合って、あとは相対で取引をします。売り買いと言うよりはボランティアの貸し借りを地域通貨のポイントとして記録する仕組みです。これによって、地域住民のコミュニケーションや、住民同士の価値の遣り取りが活発化しているそうです。このしくみ、市や県にも注目されているそうです。
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