日髙次期町長の当選証書付与式が行われました。
次期町長が決まって、本日、選挙管理委員長から日髙輝夫さんに当選証書が手渡されました。これから業務の引き継ぎ等を行っていきます。
日髙さんは、今月、49歳になったばかり。東浦出身で県の職員として、企画、地域振興や地方創生などを担当してきました。アジア大会招致や伊勢志摩サミットの受入準備などの仕事もされたことがあります。サミットの時、各国首脳がセントレアに降り立つ中で、藤江小学校の児童がイギリスのキャメロン首相に花束を渡す役回りでした。これはひょっとして日髙さんの仕業かと聞いたところ本人は否定しませんでした。気の利く仕事をされる方だなと思ったことがありました。
私はかねてから3期12年までと固く決めていましたので、次期町長をやってくれる人が居るかが大きな悩みでした。後先のことを放り出してさっさと辞めてしまっては、いかに公約といえども無責任の誹りを受けかねません。昨年の下旬、日髙さんに町長に立候補してくれないかと相談したところ、「突然の話で驚きましたが考える時間をください」と言ってくれたときには希望の光を見た気がしました。
県庁で充実した仕事をしている中で、県職員を辞し、選挙に出るリスクを冒してまで、町長職を目指すのは並大抵なことではありません。一笑に付されてもおかしくありません。この勇気とまちづくりへの熱意に心から感謝しています。
首長は経営者なので、論理的思考ができて、かつ情理をもって人を説得する力が必要です。また、私は51歳から12年間町長を務めてきましたので、少なくとも12年は若返って、さらにフットワークの軽い人が町長になって欲しいと思っていました。日髙さんは、誠実な人柄も含めて、まさにうってつけの方なので当選が決まって本当に良かったです。
あとは、ご本人の掲げられた政策を役場の職員や住民のみなさんと力を合わせて具現化していっていただきたいです。首長になったからには、将来にわたって住民のために必要なことならば、たとえ不人気な施策であっても皆さんを説得してやり抜かねばならないこともあるでしょう。時には「いい人」でなくなる覚悟が必要です。また、首長はブレてはいけないとも言います。これは間違っても改めないという意味ではなくて、自分の哲学を持つことと、想像力を十分に働かせて先々のことを考えた上で決断すると言うことだと思います。
任期の始まる8月19日は土曜日なので、21日(月)に新町長の就任式が行われる予定です。日髙新町長の活躍を期待するとともに、みんなで新町長をもり立てて良いまちをつくっていきたいと願っています。
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