「世界世界気候エネルギー首長誓約/日本」に署名しました。
欧州委員会が温室効果ガス削減に向けて提唱している「世界気候エネルギー首長誓約」に東浦町長として署名しました。日本では名古屋大学が事務局になっていて、これまでに43の地方自治体が誓約書にサインしています。
首長誓約の内容は、①持続可能なエネルギーの推進、②国の温室効果ガスの削減目標以上の削減、③気候変動の影響への適応の3点で、誓約後2年以内に「気候エネルギー行動計画」を策定し、2年毎に事務局に対して実施状況を報告することになっています。
誓約式は、名古屋大学ES総合館で行われた第1回カーボンニュートラル共創シンポジウムプレイベントのなかで、津島市と同時に行われました。東浦町は全国で45番目の誓約自治体となりました。誓約式のあとは、オンラインを併用して全国の自治体からの実践報告がありました。
東浦町は、名古屋大学の環境学研究科には、公共交通、自然環境、地方創生などで日頃からお世話になっていて、首長誓約についても知ってはいましたが、強い勧誘を受けなかったこともあってなんとなくサインしていませんでした。1ヶ月ほど前に「Wende2」という事務局の杉山範子特任准教授が気候変動対策と適応を訴える映画をたまたま観たのがきっかけで、気候変動対策は世界的に待ったなしで先送りする理由はないと考え、サインすることにしました。
東浦町も行動計画をつくってできる対策は打っていますが、巷で言われている気候変動対策は、消費を促すもの、二酸化炭素の排出源を付け替えているだけのもの、ライフサイクルを考えていないものが多く、環境よりも経済優先で本質的な解決になっていないと感じます。しかし、一人一人が気づくこと、できることはあるのではないかと思います。午前中、人間ドックを受診してきましたが、顧客サービスのためでしょうか壁掛けテレビがつきっぱなしになっています。今や通信に膨大なエネルギーが使われていますが、はたして四六時中スマホをいじる必要はあるのでしょうか。日本では木造の立派な家も重機でバリバリ壊して廃材を燃やしてしまいますが、中古の建築資材をリユーズ、リサイクルするようなホームセンターはほとんどありません。
自治体が誓約するだけでなく、それが端緒となって、地域の事業者や個人も、それぞれが気付きをもって、正しい知識に基づいて、それぞれができることにこだわりをもって取り組んでいく、そしてそれがムーブメントになればと願っています。名古屋大学のアドバイスも得ながら進めていければと思います。
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