暖冬のせいでしょうか、蔵王の樹氷はまだこれから。青と白のコントラストが眩しいです。
晴れた朝のブナ林の霧氷が美しい。
ぽつんと霧氷ツリー。
霧状になった氷点下の水滴(過冷却水滴)を含んだ季節風が、
山頂付近のアオモリトドマツにぶつかって瞬間的に凍り付いたのが蔵王の樹氷。
これから、どんどん成長してモンスターに変わっていきます。
ちょっとエイリアンぽいモンスターになりかけてます。
地蔵岳山頂からこのあたりまでが樹氷原になります。
ザンゲ坂からちょっと脇に降りたところにあるパラダイスの涸沢コース。
新雪が降った朝は気持ちいいです。
白布温泉、高湯温泉とともに奥州三高湯に数えられる蔵王温泉。強酸性の硫黄泉にゆったり浸かればいかにも温泉、大地の恵みが心地よいです。
日本酒ミュージアムには山形の地酒がずらり。惜しいことに十四代と名刀月山丸は品切れでしたが、さてどれを飲み比べようか、迷ってしまいます。
二十数年ぶり?に蔵王に行きました。昔の蔵王はよく知っていたつもりですが、随分変わったところもありました。鳥兜山頂のテラスカフェはすごくきれいで快適でした。温泉街の日本酒ミュージアムは酒好きにはたまりません。関西から来たという女性たちが雪と酒を楽しみに来たと盛り上がっていました。
最も驚いたのは、外国人の多さです。泊まった宿の宿泊客は自分たち以外はすべて外国人でした。オーストラリアの人もいましたが、蔵王は台湾の若者がすごく多いと感じました。ロープウェイの樹氷高原駅あたりには、スキー・スノボはせずに雪だけを見に来た風の観光客が雪遊びをしてはしゃいでいました。
久しぶりに行った白馬村もそうでした。巷でインバウンドが増えてきたなどと言いますが、それどころか、あちこちで日本の中の外国が出現しているのを目の当たりにして考えを新たにした気分です。
日本人自身がそこにしかない地域のユニークさに気づいていなかった、外国人が東洋の島国のことを知らなすぎた、そんな事情が大きく変わってきているように感じます。
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