四万温泉きまま旅 その1
GW直後の空いていそうなところを狙って、以前から行ってみたかった群馬県の四万温泉に行ってきた。名前の由来は「四万の病を癒す霊泉」から来ているらしい。
温泉街のいちばん奥に、室町時代の開業と言われる”たむら”と元禄年間の開業と言われる”積善館”が立地している。
積善館の本館の帳場のある1階と2階は、開業当時の建築と言われ、湯宿建築としては日本最古のものらしい。本館の3階部分は明治時代に増築された。
本館手前の川沿いの建物は1階が鉄筋コンクリート造、2階と3階が木造の昭和5年築。1階の大正ロマン風の大浴場は今でも立派に使われている。5つ配置された石張りの湯船の底から温泉が湧き上がっていて、マイ湯船気分で浸っていると実に気持ちが良い。小窓のある蒸し風呂も当時から設えられている。川に面したアーチ型の窓から明るい光が入ってきてすばらしい。
これらの建物は「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルとなったと云われていて、夜は橋のたもとで写真を撮る観光客が絶えない。宿泊客は玄関から堂々と出て写真を撮れるのでちょっと優越感あり。
積善館は老舗旅館だが、本館は一人でも湯治客として泊まることができてとてもお値打ち。
布団の上げ下ろしはセルフ、食堂で弁当風の夕食が出る以外は居心地の良い旅館と変わらない。食事は少しずつ品数も多くて凝っていたし、とにかくご飯と味噌汁が美味しくて何度もおかわりをしてしまった。食事は見た目の豪華さにあらず、やはりご飯と御味御汁が基本とつくづく思う。
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