学士会館は今年いっぱいで一旦営業終了
学士会館は、関東大震災後の1926年(大正15年)着工、1928年(昭和3年)完成しました。設計は 日本橋高島屋や帝国ホテル新館などを手掛けた高橋貞太郎です。当時では極めて珍しい耐震・耐火の鉄骨鉄筋コンクリート造、外壁が当時流行ったスクラッチタイルで覆われた4階建ての建物です。その少し後方に接して増築された5階建ての新館は1937年(昭和12年)の完成です。
昭和のモダンで重厚な雰囲気を伝える建物は2003年に国の登録有形文化財になっています。
学士会館は、国立七大学の同窓会館ですが、宿泊、レストラン、会議室、結婚式場などの施設として会員以外にも利用されています。
近年、東京のホテルの宿泊料金が高騰する中で、お値打ちに宿泊できる穴場だったのですが、残念なことに今年いっぱいで一旦営業を終了するとのこと。再開発に伴い、旧館は曳家保存し、新館は解体、隣の敷地と共同で大型のビルを建設する予定だそうです。文化財の価値と雰囲気を生かした再開発であって欲しいと思います。
« 大地震は事前予測が可能? | トップページ | 江戸東京たてもの園に行ってみた »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- げんこつとおにぎり(2024.11.09)
- ご当地サイダー(2024.11.09)
- 第19回AJUワインフェスタin多治見修道院(2024.11.04)
- ぶどう畑の宵マルシェ(2024.10.30)
- 亀崎駅おとなり酒場へ行ってきました。(2024.10.20)
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- 常磐線の旅・・・牛久で途中下車(2024.09.22)
- 常磐線の旅・・・茨城県五浦へ(2024.09.22)
- 江戸東京たてもの園に行ってみた(2024.09.21)
- 学士会館は今年いっぱいで一旦営業終了(2024.09.21)
- グリーン・ラソの内装デザインを考える(2024.08.14)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 常磐線の旅・・・牛久で途中下車(2024.09.22)
- 常磐線の旅・・・茨城県五浦へ(2024.09.22)
- 江戸東京たてもの園に行ってみた(2024.09.21)
- 学士会館は今年いっぱいで一旦営業終了(2024.09.21)
- 善導寺 十五夜コンサート(2024.09.18)
「2023年9月以降の記事」カテゴリの記事
- げんこつとおにぎり(2024.11.09)
- ご当地サイダー(2024.11.09)
- 第19回AJUワインフェスタin多治見修道院(2024.11.04)
- 豆搗川沿いの桜並木の草刈り・・・B区間の冬支度完了(2024.11.07)
- ぶどう畑の宵マルシェ(2024.10.30)
コメント