南知多から富士山見えました。
天気がよさそうだったので、夜明け前から師崎の高台に行ってみました。
師崎では「初日の出で富士山が見える」とか聞いていたので、本当に見えるか実地検分です。
そうしたら、初トライだったにもかかわらず、佐久島の背後、かすかにプリン型の山影が見えました。
この写真だと、少し”心の目”を使わないといけませんが、わかりますか?
位置的にもピッタリだし、通りがかった地元のおじさんも富士山に間違いないと言っていました。
ちなみに、日が昇ると日光の加減で富士山は見えなくなってしまいます。

師崎の高台から東方面を見たところ。
手前の島影(佐久島)の背後、画面の真ん中に見えるプリン型の山影。わかりますか。

真ん中のプリン型の山影が富士山、手前の濃い島影は佐久島です。
レンズとデジタル、両方で拡大しました。

同じ場所から北の方を見ると、御嶽山が聳えています。
御嶽まで約140km、富士山は約175km。当然、御嶽のほうがわかりやすいです。
オマケです。年末に志摩半島から富士山を撮影された方がいます。その写真を紹介します。
すごく鮮明でびっくりですね。こんなにはっきり見えることがあるとは。スマホで撮ったのだそうです。
志摩半島から富士山の距離は、海を挟んで200kmにもなります。これを平面の地図で見ると途中を遮る高い山はありません。

※
国土地理院のHPで断面図を作成したものです。
断面上の山の標高データをCVSでダウンロードすることもできます。
しかし、200kmも離れると地球の丸さがモロに効いてきて、地表面が3000mほど下がってしまいます。視点の高さにもよりますが、富士山の上部のみが水平面から頭を出すので、全体を見ることはできません。
それでも、先ほど紹介した写真がバッチリ撮れているのは驚きです。
ついでに、南知多のお寺めぐりと高台巡りをしてきました。弘法大師ゆかりの地が多くありますね。
そういえば、お遍路もしてみたくなりました。


海の見える高台から 右上は、富士ヶ峰にある桜公園


左は、内海の持宝院(知多四国47番札所)。右は、内海の山の中にある大宝寺(知多四国44番札所)という尼寺。
春に木蓮が咲く大宝寺は、もくれん寺とも呼ばれます。

山海の天龍寺(知多四国42番札所)


山海の岩屋寺(知多四国43番札所)は、経蔵や奥之院もあって、高野山のミニチュア版を思わせような大きなお寺。
岩屋寺の五百羅漢。 岩屋寺の奥之院には岩屋があります。

弘仁5年(814年)に弘法大師が三河のほうから上陸したといわれる大井の聖崎。
立春のころになるとあたりに河津桜が咲きます。
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