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2026/04/16

ニュージーランド一人旅・・・その4(ダム、発電所巡り)

Mt. Cook周辺の氷河を源とする水がTekapo湖やPukaki湖、Ohau湖に入り、それぞれの湖から流れ出た川が合流してWaitaki川となって、南太平洋にそそぐ。この流れを使って大規模な水力発電スキームが構築されている。
豊富な水量とある程度の落差の見込めるところに水門やダムをつくり水をためCanalと呼ばれる水路で結び、湖と湖の落差を使ってカスケード状に発電所が造られている。
Tekapo湖の標高は710m、最下流のWaitakiダム湖の標高は231m。

Tekapo湖 → Tekapo A (25 MW) → Tekapo B (160 MW) → Pukaki湖+Ohau湖 → Ohau A (264 MW) → Ruataniwhaダム湖 → Ohau B (212 MW) → Ohau C (212 MW) → Benmore (540 MW) → Aviemore (220 MW) → Waitaki (105 MW)

のように発電所が連続している。これらのうち、Tekapo A ~ Ohau C は人工の水路に沿った水路式発電所(Ohau B はダム水路式)、Benmore ~ Waitaki は川の本流に造られたダムの直下に発電所があるダム式発電所。

Benmoreダムは、1965年に完成したニュージーランド最大のダム。堤高110m、堤長823m、貯水量12.5億㎥のアースダムで、ダムの斜面に水圧管、直下に出力540MW(国内第2位)のBenmore発電所がある。アースダムとは土で作られたダムで、日本では大規模なものは少ない。知多半島のため池や佐布里池はこのタイプ。貯水量は日本最大の徳山ダムの約2倍。堰堤の横幅が広くて写真にうまく納まらない。

最下流のWaitakiは、1934年に完成したWaitaki川で最も古い発電所。アーチ型の窓が時代を感じさせる。建設当時は大恐慌の雇用対策の意味もあったようだ。その後、発電所は増設されて現在の規模になっている。

規模感の比較のために、日本の主な(揚水式を除く一般水力)発電所を以下に挙げる。
 奥只見 (566MW)、田子倉 (400MW)、佐久間 (350MW)、黒部川第四 (337MW)

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Pukaki湖の水が、コントロールゲートを通って Canal に流れ落ちる。
Canal の水は、この先で Ohau湖からの Canal と合流し、Ohau A発電所に導かれる。

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Tekapo湖からの水をPukaki湖に落として発電する Tekapo B発電所。

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Canal の最下流にある Ohau C発電所。ここを通った水は Benmoreダム湖に放流される。

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上流側から見た Benmoreダム。

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左岸から見たBenmoreダム。
手前が洪水吐き、ダム本体(土手)の一番奥に発電所が見える。

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下流正面から見た Benmoreダム。真ん中に見えるのが土の堰堤、右端に余水吐き、左端は発電所。
ここまで離れて、やっとカメラに入った。


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Aviemoreダムは、手前がコンクリート重力ダムで、右岸の方はアースダムからなるコンバインダム。
コンクリートダムの直下に発電所がある。1968年完成、高さ58m。

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最下流のWaitakiは、1934年に完成したWaitaki川で最も古い発電所。アーチ型の窓が時代を感じさせる。

Waitakiダムを過ぎると、谷が広がり、細長い鋭角の扇状地が海まで続く。南太平洋の見えるところまで行ってみた。
海岸線近くには国道1号線と単線の鉄道が並行して走っている。
写真は、Waitaki川の河口近くに架かる国道1号線の橋。このすぐ下流側(左側)には鉄道橋がある。

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河口近くのOamaruという街にも行ってみた。
古い港町のような風情あり。
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ニュージーランド南島で最長(322km)のClutha川にもいくつかのダムや発電所がある。
QueenstownのあるWakatipu湖の標高は308m。ここから峡谷となって流れ出るKawarau川には(環境保護のためか?)なぜか本流に発電所がない。
Kawarau川はCromwellでWanaka湖から来るClutha川と合流。合流点はすでにClydeダムの貯水池になっている。しばらく国道8号線でダム湖沿いの峡谷を走るとClydeダム。この下流にあるAlexandraの街はずれから次のダム湖(標高131m)がはじまる。ここからRoxburghダムまで川は緩やかな台地を深く削って流れる。Roxburghからは谷が開けて果樹園や牧草地のある田園風景になる。

本流筋にある発電所は、Clyde Dam (445 MW) と Roxburgh Dam (320 MW) の2つ。2つともダムの高さと豊富な水量で発電するダム式発電所。Clydeダムは1992年に完成、堤高100m、堤長490mのコンクリート重力ダム。Roxburghダムは1962年に完成、堤高76m、堤長358mのコンクリート重力ダム。8本のペンストックがなかなかの迫力だ。
途中、Kawarau川とClutha川の支流には高落差少水量のかわいい発電所がある。

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Clydeダム湖と並走する国道

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Clydeダムは1992年に完成、堤高100m、堤長490mのコンクリート重力ダム。
ダム直下に最大出力445 MWの発電所がある。



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Roxburghダム湖が谷の下に見える。

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Roxburghダムは1962年に完成、堤高76m、堤長358mのコンクリート重力ダム。
8本の水圧鉄管がなかなかの迫力。


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下流域をゆったり流れるClutha川

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Lower Roaring Meg発電所は、支流のRoaring Megの上流部に小さな取水ダムがあり、
そこから導水して発電する高落差少水量の発電所。

1936年完成、落差304m、最大出力3MW。日本にもよくあるタイプの発電所。
放流水はKawarau川に落としている。

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Roxburghの町に近くにあるEllis発電所は、
支流のTeviot川の水を使った高落差少水量の発電所。

 

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