秋田県北東部には鉱山が集中していた。秋田大学には日本で唯一の鉱山学部(現 国際資源学部と理工学部)があった。
八幡平と十和田湖の間、尾去沢と小坂にはかつて日本最大級の銅山(金、銀も産出)があった。三菱が経営していた尾去沢鉱山跡では、総延長800kmあった坑道のうちの2km程だが、本物の採掘現場を歩くことができ見応えがある。
鉱山の鉱脈は、地下深くのマグマから出た鉱物を含む熱水が岩盤の割れ目に沿って地表近くまで上がってそこで固まったもの。鉱脈に当たるとそこから縱に岩の割れ目に沿って採掘していく。こんな様子も実感できる。
小坂鉱山は閉山したが、現在も同和鉱業系の会社が精錬施設を使って電子基盤から貴金属をリサイクルする都市鉱山事業を行っている。
かつて、東京、大阪に次いで電話が通じたと言われる小坂には、立派な洋風の事務所や病院、従業員のための娯楽施設も完備していた。それらの多くは解体されたが「小坂鉱山事務所」と劇場「康楽館」が国指定重要文化財として保存されており、当時の繁栄を偲ぶことができる。
特に康楽館はバックヤードも含めて見学できるだけでなく、現役の劇場として、芝居、歌舞伎、文楽などの公演も行われている。この日も芝居が上演されていたが、案内の方が奈落や観客席を見せてくれた。
八幡平の岩手県側には松尾鉱山跡が残っている。朽ちかけた鉄筋コンクリートの威容は、「陸の軍艦島」を思わせる。
松尾鉱山は1969年に閉山。かつては東洋一の硫黄鉱山だった。当時、最先端の住宅施設と充実した娯楽施設に囲まれて「雲上の楽園」と呼ばれたそうだ。
南知多から富士山見えました。
天気がよさそうだったので、夜明け前から師崎の高台に行ってみました。
師崎では「初日の出で富士山が見える」とか聞いていたので、本当に見えるか実地検分です。
そうしたら、初トライだったにもかかわらず、佐久島の背後、かすかにプリン型の山影が見えました。
この写真だと、少し”心の目”を使わないといけませんが、わかりますか?
位置的にもピッタリだし、通りがかった地元のおじさんも富士山に間違いないと言っていました。
ちなみに、日が昇ると日光の加減で富士山は見えなくなってしまいます。
オマケです。年末に志摩半島から富士山を撮影された方がいます。その写真を紹介します。
すごく鮮明でびっくりですね。こんなにはっきり見えることがあるとは。スマホで撮ったのだそうです。
志摩半島から富士山の距離は、海を挟んで200kmにもなります。これを平面の地図で見ると途中を遮る高い山はありません。
しかし、200kmも離れると地球の丸さがモロに効いてきて、地表面が3000mほど下がってしまいます。視点の高さにもよりますが、富士山の上部のみが水平面から頭を出すので、全体を見ることはできません。
それでも、先ほど紹介した写真がバッチリ撮れているのは驚きです。
ついでに、南知多のお寺めぐりと高台巡りをしてきました。弘法大師ゆかりの地が多くありますね。
そういえば、お遍路もしてみたくなりました。
「電離圏異常検知による大地震発生1時間前予測の可能性」と題する京都大学の梅野健教授による講演が学士会館でありました。
要は、大気圏の電離層における電場の異常を検知することによって大地震直前に地震発生を予知できると言うお話しです。
これまで、地震は予知できないという考えに基づいて地震対策が行われてきましたが、大地震の前兆を捉えることができれば被害を劇的に減らすことができるはずです。
そのためには科学的に確かな前兆現象が必要で、なおかつ短期予知でなければなりません。確かな現象を捉えるには通信技術を駆使してノイズから信号を取り出すことが必要になります。
近年、上空50~100kmの電離圏で前兆現象と考えられる電場異常(電子数の変化)のデータが蓄積されつつあります。有望な前兆現象が発表される度に反論論文が出ますが、更に反論に対する反論が出されて証拠がより強固になっています。
仮説の段階ですが、大地震前のプレスリップによって地中深くの高温高圧下で水が超臨界状態になり絶縁体となるため、そこでコンデンサーを形成して地対電圧が上がるのではと考えています。その電場の変化は1mV/mくらい。
余談ですが、ナマズは1μV/mくらいの電場の変化がわかるほど敏感だといいます。科学的証拠はありませんが、ナマズが地震予知に使えるというのは、あながち迷信ではないかも。
土岐にある核融合科学研究所を見学した。名古屋大学などが共同で水素プラズマを使った核融合研究をしていることは聞いていたが、見学したのは初めて。
柱のない厚さ2mのコンクリート壁で覆われた巨大な建物の中に大型ヘリカル装置(LHD)が鎮座している。少し離れたLHDの制御室には400台のPCが接続されていて、さながら宇宙ロケットのコントロールルームのよう。ドラマのロケに使われたこともあるそうだ。
プラズマとは超高温で原子核と電子がバラバラになった状態のこと。原子核は正の電荷を持っているので強力な磁場で閉じ込めることができる。LHDは、安定的にプラズマを閉じ込めるために、2本のらせん状に配置された超伝導コイルがドーナツ状のプラズマ容器を取り巻く日本独自の構造。複雑な構造で高真空を得るためには高度な溶接技術が欠かせない。
1998年に完成して以来、毎年3ヶ月間、1日に約100回のペースで、これまで19万回以上の実験が行われている。そして、水素核融合に必要とされる1億度以上のプラズマを約1時間閉じ込めることにも成功している。今はちょうど実験の合間で、装置は整備中。実物を至近から見ることができた。
ここでは水素(陽子1)もしくは重水素(陽子1・中性子1)のプラズマ実験しか行われないが、核融合発電では三重水素(陽子1・中性子2)と重水素(陽子1・中性子1)からヘリウム(陽子2・中性子2)と中性子1個が生ずる反応を利用する。この反応の前後でわずかな質量の欠損が起き、“E=質量×光速の2乗”に相当する莫大なエネルギーが放出される。
この時に飛び出してくる高速中性子がプラズマ容器の壁に衝突する際の熱エネルギーを取り出して、蒸気タービンを回すことで発電しようというのだ。1グラムの水素から発生する核融合エネルギーは石油8トンに匹敵すると言われている。
さらに、次世代の核融合として、ヘリウム3(陽子2・中性子1)と重水素(陽子1・中性子1)からヘリウム4(陽子2・中性子2)と高速の陽子1個を生ずる反応や、ホウ素11(陽子5・中性子6)と水素(陽子1)から3個のヘリウム4(陽子2・中性子2)とX線を生ずる反応が注目されている。
これらの反応は、電磁場の影響を受けないため遮蔽が困難な中性子が発生しないこと、中性子と壁との衝突により放射性同位元素が生成しないことから、よりクリーンな核融合反応と考えられている。また、生じた荷電粒子やX線から直接電気ネルギーを取り出すことも考えられる。
しかしながら、ヘリウム3は地球上にはほとんど存在しない。そのため、豊富な存在量が期待される月の探査の動機にもなっている。
また、陽子数が多いほどクーロン反発が大きくなるため、粒子同士を衝突させるためにはさらにプラズマの温度を上げる必要がある。ホウ素11は地球上に豊富に存在するが、核融合反応を起こさせるには10億度の達成が課題となる。
建物や付属施設を除き装置だけでも数百億円を要する研究プロジェクトは従来国家主導で行われてきたが、Googleなどの巨大企業が出資して2030年代までにホウ素核融合の実用化をめざすスタートアップが立ち上がるなど、宇宙開発と同様に民間企業のプレゼンスが高まっている。
はてな?がいっぱい湧いて出る興味津々な見学だった。思いつきの質問にも丁寧に答えていただき、あっという間の2時間が過ぎた。

温泉水を入れてきたペットボトルですが、行きのコンビニで買った580mlのBIGボトルだったはずなのに、なんだか小さいのです。
容量を量ったら、すり切りいっぱいで約500ml。一方、新品のBIG580mlボトルは640ml入ります。
なんで、山で水筒代わりに使っているうちに縮んでしまったのでしょうか?
一つ考えられることは、山小屋でポットの熱湯を入れたことです。本当にお湯で縮んでしまうことなんてあるのでしょうか?
そこで、実験をしてみました。動画をご覧ください。
(左が新品、右が山から持って帰ったボトルです。)
実験では沸いたばかりの熱湯を使ったため、縮みが更に大きく、410ml程まで小さくなってしまいました。
では、なぜ縮むのか? お湯の重みで伸びたって良いじゃないですか?
これ、興味ありませんか。
私の勝手な推測ですが、たぶん、製造過程で、熱可塑性のPET樹脂を型に入れて風船のようにボトルを膨らませて、冷却、硬化していると思うのです。そこで再度暖めると、柔らかくなって伸びた風船が元に戻ろうとしてしまうのではと想像しています。
実際、製造過程についてこんなサイトがありました。参考まで。
→ https://www.petbottle-rec.gr.jp/basic/made.html
子宝弁慶草(コダカラベンケイソウ)という多肉植物(サボテンの仲間)をご存じでしょうか。葉の縁に小さな自分の分身がいっぱいできてきて、それが地面に落ちると、それがまた一人前に成長して、分身を作り続けます。
上から2番目の写真は、ベンケイソウの葉先を拡大したもの。3番目の写真は葉先にできた分身を土の上に置いてしばらく経ったものです。
「自己相似性(図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に全体と同じ形が再現されていく性質)を有する幾何学的構造をフラクタルと呼びます。樹形、シダの葉、動物の血管、雲、海岸線など、自然界には「フラクタル」がいっぱいあります。
→ 右図をクリックで「同じ形の再現」が見られます
この世界を支配する美しき法則「フラクタル」《宇宙一わかりやすい科学の教科書》
頭がボーっとしてくるフラクタル図形を見よう (quizknock.com)
フラクタルってなに?~その特徴と歴史その②~ (wakara.co.jp)
今月初めに人間ドックを受けたので、お酒の飲み過ぎに気をつけていました。飲酒のせいでこれまで異常が出たことはありませんが、不摂生には注意するに越したことはありません。
ところで、胃の検診と言えば「バリウム」がつきものですね。
→胃のレントゲン写真を撮るときに、どうしてバリウムを飲むのでしょうか?: つれづれログ
今回の検査項目には含まれていませんが、PET検診というのを聞いたことがあると思います。
疑問に答えます。
これは知らなかった! ボーイスカウトでも習った気がする?!けど
年輪が偏心するのは、樹幹の傾き、土地の傾斜、樹体の重心の偏りなどで、方角は関係ないのだそうです。
詳しくはこちら ↓
🌲 目からウロコの木のはなし(ブログ編) この切り株のどちらが南の方角でしょうか? (fc2.com)
🌳 「切り株の年輪、幅の広い方が南側」は間違い!? 農学博士の発信に「信じ込んで50年」 (msn.com)
常識を疑ってみることも大切です。
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