サイエンス・テクノロジー

2019/07/18

フレイル・認知症と口腔機能に関するシンポジウムに出演しました。

愛知県歯科医師会が主催した「フレイル・認知症と口腔機能に関するシンポジウム」にシンポジストとして出席しました。このシンポジウムは、厚生労働省老健局平成30年度老人保健健康増進等事業として愛知県歯科医師会が地元歯科医師や国立長寿医療研究センターの協力を得て東浦町で実施した「愛知県歯科医師会・愛知県東浦町オーラルフレイル調査研究」の調査結果報告を踏まえ、県下の歯科医療関係者に全身のフレイルに対する口腔機能の重要性を考えていただく機会とするものです。東浦町はこの調査研究のためにモデル自治体として対象者名簿の提供、検診場所の提供などをさせていただきました。

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私は、シンポジウムの中で、「住民の健康増進について行政の立場から ~認知症に対する取り組み~」と題して、東浦町の概要、高齢者の状況、健康増進・介護予防事業、認知症施策についてお話しをさせていただき、その後のディスカッションに参加させていただきました。ディスカッションでは、地域包括ケアシステムの確立のための多職種連携に必要なことは何か、今後、口腔機能とフレイルの調査研究を続けていくうえで期待される何か、口腔機能低下症の患者に対し歯科医はどのように介入したらよいか、などが話題となりました。

プログラムには、予稿として以下のように書かせていただきました。

 「だんの らしの あわせ を守り支える」・・・これは、東浦町が目指す地域包括ケアの目標です。
 一人ひとりが住み慣れたこの町で、その人らしく笑顔で暮らせる、そんな暮らしを支えるための地域の力づくりとして、「地域包括ケア推進会議」を設置し、「認知症施策部会」「地域生活支援部会」「在宅医療介護連携部会」の3部会を置き、関係機関や多職種の方と連携し、事業を進めています。
 中でも、認知症に対する取り組みは「認知症のひとにやさしいまち ひがしうら」を実現するため、新オレンジプランの7つの柱に沿って推進しています。認知症の容態に応じた適切な支援を提供するため、医療・介護との連携はもちろんのこと、認知症にならないための予防事業、早期診断・早期発見できる体制整備、認知症への理解を深めてもらうための啓発、認知症のご本人や介護者への支援など、様々な事業を展開しています。
 また、ふだんの暮らしを維持するために、住民一人ひとりが元気な高齢者でいることが必要です。そのためには、高齢者に重点を置いた支援事業だけでなく、成人期からの健康づくり・重症化予防も必要な事業です。
 本町は、近隣に国立長寿医療研究センター、あいち健康プラザなど、認知症や健康づくりの拠点となる施設があり、施策実施にご協力をいただいています。
 今回シンポジウムでは、住民の健康増進について行政の立場から、介護予防教室を始めとした予防事業、虚弱高齢者の早期発見・把握を目的としたフレイルスクリーニング事業、認知症初期集中支援チームなど、認知症に対する取り組みについてご紹介します。

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2019/07/12

ウェルネスバレー医福工連携シンポジウム

大府市と東浦町で主催する「医福工連携の具体的な事例に学ぶ ウェルネスバレー医福工連携シンポジウム」に出席しました。医療福祉分野で働く皆さん、支援機関の皆さん、医療福祉分野への参入を目指す企業の皆さんに、医福工連携の先進事例と医療福祉分野に進出した企業の展開事例を発表。またパネルディスカッションで、どんなニーズに、どんな強みを活かして、どんな連携で、何ができたかについて、参加者の皆さんと意見交換を行うことを主旨として開催しました。

基調講演Ⅰとして経済産業省中部経済産業局地域経済部の閑念部長から「経済産業省におけるヘルスケア・医療機器等産業政策と当地域の取組について」と題した講演、基調講演Ⅱとして公益財団法人ふじのくに医療城下町推進機構 ファルマバレーセンター事業推進部の稲葉部長から「『ファルマバレーの挑戦』~医工連携の仕組みづくり~」と題した講演をいただきました。静岡県の医薬品・医療機器・化粧品の生産額は全国1位、愛知県の約5倍の規模があります。ファルマバレーセンターは静岡県がんセンターの隣接地に居を構え、がんセンターの臨床試験を活用、全国にもネットワークを広げて、ものづくり支援をしています。近くにはテルモ、リコー、サンスターなどの企業も立地しています。

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パネルディスカッションでは、東浦町のラミネート包装袋のメーカー㈱愛知商会の清水社長、大府市の飲料自動販売機オペレーター㈱アペックスの鈴木経営企画室長、みよし市の自動車生産設備メーカー㈱シンテックホズミの柴田経営企画室長が登壇。愛知商会からは酸素や水蒸気を密閉遮断できるジッパー付きポリ袋、アペックスからは高齢者の誤嚥を防止するとろみ付き飲料の提供、シンテックホズミからは高齢者の歩行を支援する電動アシスト付き歩行車の発表・展示がありました。ニーズを持つ人、ニーズを実現できる人、それを流通させることのできる人や組織は、たいていの場合は一致していません。それらをタイミングよくつなぎ合わせるネットワークの大切さを感じました。

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2019/05/23

エス・ツーアイの村瀬社長の講演「2020以降のAI・IoTが地域社会にもたらす変化」

東知多ロータリークラブ創立50周年を記念する講演会がカリモク本社ショールームで開催されました。講師は町内に本社を置くソフトウェア開発企業エス・ツーアイの村瀬竜雄社長。「2020以降のAI・IoTが地域社会にもたらす変化」と題したお話しです。

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Society5.0、AI、IoT、5G、ディープラーニング、デジタルカンブリア紀、シンギュラリティなど、最近耳にする言葉が続きます。その中で、新井紀子さんの著書「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」を絶賛されていました。「AIが東大入試に合格できないのは読解力がないからだ。だからAIが人間を超えるシンギュラリティは到来しない。しかし学生を対象にした調査で、読解力のない人間が相当数いることもわかった。」のだそうです。 新井紀子さんの研究についての記事とTED動画をこちらで見ることができます。
http://kitutuki-asa.com/2019/02/13/ted-noriko-arai/

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2019/04/11

ブラックホールの撮影に史上初めて成功

地球上の8つの電波望遠鏡をリンクさせて、得られた膨大なデータをスパコンで処理することによって、初めてブラックホールを可視化したと言うニュースが駆け巡っています。
http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html

奇しくも、皆既日食を利用してアインシュタインの一般相対性理論が予言した重力レンズ効果が実証されてからちょうど100年だそうです。

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2018/12/25

年末年始は帰省のシーズン。素粒子研究に貢献している幼なじみも帰ってきます。

正月休みになると、幼なじみが故郷に帰ってきたりします。
毎年、盆暮れに帰ってくる友人のひとりに高エネルギー加速器研究機構(KEK)大森千広教授がいます。生路の前田(今の“すき家”のあたり)に前田屋という大衆食堂があったを覚えている方もいらっしゃるかと思います。出前のカツ丼が絶品でした。そこの息子で、彼とは家が近かったので保育園から高校までずっと一緒に通っていました。彼は、名古屋大学大学院で博士号をとって、東京大学原子核研究所に助手として就職、その後、筑波研究学園都市にあるKEKに移って、高性能の加速器をつくる研究を続けています。

加速器というのは、素粒子や原子核などの荷電粒子に高い電場と磁場をかけて光速近くまで加速する巨大な装置のことです。加速器でつくり出した高エネルギー粒子は、互いに衝突させることによって、物質の起源や宇宙の起源を探ったり、また、がんの治療に使ったりすることができます。素粒子物理学の研究で2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠名誉教授は所長を務めるなど、長くKEKに在籍されています。

KEKには、KEKBと呼ばれる周長3kmの円形加速器や、KEK東海キャンパスにJ-PARCと呼ばれる大強度陽子加速器施設があります。ジュネーブ郊外にある欧州原子核研究機構CERN)では、スイスとフランスの国境にまたがる地下に、全周27kmの世界最大の円形加速器が稼働していて、KEKと共同研究もしているそうです。CERNはインターネット(WWW)発祥の地とも言われています。また、ダン・ブラウン原作の「天使と悪魔」では、CERNが世界を消滅させうる反物質をつくり出す舞台として描かれています。

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 https://j-parc.jp/picture/2018/02/magazine_20180228.pdf
 

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2018/12/06

サイエンス講座「カタクチイワシの解剖教室」のご案内

カタクチイワシの煮干しの解剖教室。細かい手作業になるのでしょうか。

詳しくはこちら。
http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/boshu/koza_kyoshitsu/7170.html#h_idx_iw_flex_1_1

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2018/11/03

ざっくばらんなカフェvol.57「Code for TAKAHAMA」のご案内をいただきました。

高浜市で月に一度くらいのペースで続いている「ざっくばらんなカフェ」。その時々のタイムリーなテーマで気軽なコミュニケーションや体験の場を提供しています。

11月24日(土)の高浜ざっくのテーマは、「Code for」。
全国で「Code for ○○」と呼ぶ活動が広がっています。市民の課題をテクノロジーとアイディアで解決しようという活動です。愛知県でも「Code for Aichi」「Code for Nagoya」「Code for Mikawa」などがあるようです。この日は、Code for Aichiの嬉野代表をお招きして、ITを使った課題解決や市民参加についてざっくばらんなお話しをしようという企画です。
解決したい課題がある、情報発信したい、学びたい、楽しいことがしたい、仲間を作りたい、ネットワークを広げたい、もっと成長したいなど、動機は何でも、誰でもOKだと思います。
10時から高浜市役所 会議棟にて開催です。

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2018/11/01

名古屋大学レクチャー のご案内をいただきました。

11月23日(金・祝)13時から名古屋大学レクチャーが開催されます。
今回は、「神岡でのニュートリノ研究をふりかえって」と題して、2015年にノーベル物理学賞を受賞された東京大学宇宙線研究所卓越教授の梶田隆章さんの講演です。
参加無料で、どなたでも参加できます。申込締切は11月9日(金)だそうです。

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2018/09/20

「医療・福祉分野における現場ニーズ発表会」 を開催

午前中は、連絡所長会議でした。地区の自治を担っていただいている連絡所長(各地区の区長さんと県営石浜住宅自治会長さん)に出席いただいて、報告、協議、意見交換をする会議です。この日は、社会福祉協議会の会費実績、民間ブロック塀等の点検結果、空家対策計画案、研修視察場所の検討、今後の行事予定などについて、報告と意見交換をしました。いつも貴重な気づきをいただいています。

午後から、国立長寿医療研究センターで、「医療・福祉分野における現場ニーズ発表会および企業展示商談会」を開催しました。ウェルネスバレー推進協議会(大府市と東浦町が事務局)が主催する現場ニーズと企業シーズのマッチングの場です。

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現場ニーズと企業シーズがマッチして商品化されたものとしては、例えば、東浦町の愛知商会さんが持つ世界最高精度と言われるガスも通さない密封ジッパー技術を、医療分野でホルマリン固定された検体を輸送する現場に応用した例があります。従来、ホルマリンを完全密封する容器がなかったためホルマリンに過敏な人は身体の不調を訴えるような場面でも、ジッパー容器に入れれば簡単にホルマリンの漏出を防ぐことができます。写真のジッパーケースはスマホを水がら守ることはもちろん、ホカロン(酸素で発熱する使い捨てカイロ)を中に入れて閉じると、発熱を停止することもできます。

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この日は、ウェルネスバレー地区にある国立長寿医療研究センター、あいち小児保健医療総合センターや数多くの福祉施設のドクター、看護師、ヘルパーなどの医療、福祉の専門職の方々が、日常業務の中で生まれた現場ニーズを参加の企業や研究機関の皆さんにプレゼンし、そのあと交流会が開かれました。特に今回は、技術に目利きができ、開発・販売ルートにも精通した方にコーディネーターをお願いし、名刺交換に終わらせず、その後のフォローもできるような体制にしています。
このような場を通じて、新たな商品やビジネスのヒントになるようなことがあれば、また、新たな製品開発のパートナーが生まれればと期待しています。

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2018/08/22

碧南市の夏のイベントのご案内

碧南市さんから以下のご案内をいただきました。碧南市もちょうど70周年なのですね。

 

米村でんじろう おもしろ サイエンスショー

 9月2日(日) 碧南市文化会館ホールにて。
 (1回目 13時から  2回目 15時30分から)
 入場料: 1500円  残席があるそうです。

科学がおもしろくなる、あっと驚く実験の数々を目前で見られます。
詳しくは、http://www.city.hekinan.aichi.jp/MONODUKURI/をご覧ください。

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長谷川利行展 ~藝術に生き、雑踏に死す~

 7月21日(土)から9月9日(日)まで 碧南市藤井達吉現代美術館にて。
 入場料: 一般900円 高大生600円 小中学生400円

戦前の昭和を破天荒に生きた画家・長谷川利行(1891~1940)。原色そのままの色づかい、速写による奔放な筆致、そして短く激しい生涯のため、時に、日本のゴッホとも呼ばれます。
詳しくは、http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/index.htmlをご覧ください。

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