サイエンス・テクノロジー

2017/06/20

サイエンス講座「手羽先から学ぶ骨と骨格」 のご案内

生活や身のまわりでみられる科学とその仕組みについて学ぶシリーズ講座です。
各分野の研究者・専門家により語られる研究成果をじかに学びます。

今回は、「手羽先から学ぶ骨と骨格」と題して、共通の祖先をもつヒトとニワトリの骨の構造から身体の仕組みを学びます。実際に骨格標本をつくって理解を深めます。

7月8日(土)13時30分から、文化センターにて。

Sciencekouza_kokkaku_20170708

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/15

うのはな館企画展「鉱物の魅力」 のご案内

私たちの住む地球は、いろいろな鉱物からできています。採取された鉱物はその特徴を生かして石材や陶磁器、建築、製鉄、宝石などに利用され、私たちの生活に役立っています。

本展では、岩石・化石・隕石も含めて、きれいで、不思議で、奥深い、鉱物の魅力をご紹介します。 ご家族でお楽しみください。

鉱物の魅力をボランティアが解説する「ギャラリートーク」を開催します!
日時: 6月25日(日曜日)、7月30日(日曜日)、8月26日(土曜日) 各日午前11時~
申込: 不要。参加の方は、当日開始時間までにお越しください。
※ ギャラリートークにおいてご質問のある方は、参加日と質問を明記のうえ、事前にファックスかEメールで下記問い合わせ先までご送付くださるとありがたいです。

企画展示は8月27日(日)までです。

Koubutsunomiryoku20170610a

Koubutsunomiryoku20170610b

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/03

ペットボトルのキャップを眺めていて、気になったこと

先日、ペットボトルのお茶を飲んでいてふと気づいたことがあります。キャップの上部に微細な切込みが入っています。よく見ないと気付かないほどの小さな切込みです。
何の為にこんなところに切込みがあるのかと不思議に思って、facebookに素朴な疑問を投稿してみました。そうしたら、すぐに調べてコメントを返してくれた方がいました。

Fb20170522a
それによると、ボトルにお茶を詰めてキャップをしてから、ボトルのスクリュー部分に茶渋がつかないようにこの微細な穴(ベントホールと呼びます)から水を送り込んでボトルのスクリュー部分を洗浄するのだそうです。
 →http://www.excite.co.jp/News/bit/00091181487278.html

すごい!繊細!日本的!さすが、芸が細かいですね。
でも、飲み口のねじの部分を洗浄して茶渋を目立たなくする・・・そこまでやるか?
自分なら気にしませんが、とにかく繊細です。
スポーツドリンクなど汚れが目立たないものはキャップに穴がない・・・見た目だけのことならどうでも良さそうな気もします。

そんなわけで、ちょっと考えさせられました。
ユーザーの微妙なニーズに応える繊細な心遣い。それを実現する技術を追求する飽くなき挑戦。それは凄い。

でも、些細なことに拘る競争の末にガラパゴス化しているという面もあるのでは。高画質高音質のテレビなど、ひたすら超高性能の日本製品は海外で売れなくなってしまいました。
繊細な感性とひたすらな技の追及は、それはそれで価値だけど、繊細・些細な競争をいたるところでやってるのもちょっと窮屈な感じがします。
細かいことにこだわりすぎるが故に、本質的な発想の転換がおろそかになっている面も否めないのではないでしょうか。

Dsc03697_1280x960

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/05/24

長寿研・あいち小児 医療現場臨床ニーズ発表会 in 国立長寿医療研究センター に出席しました。

 ウェルネスバレー推進協議会(会長:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 理事長 鳥羽研二、事務局:大府市・東浦町)では、健康長寿の一大拠点の形成を目指す「ウェルネスバレー構想」の取組の一環として、医療機関から収集したニーズについて、この地域のものづくり企業と、全国的な販路を有する医療・福祉分野のメーカー等をマッチングすることにより、ものづくり企業の医療・福祉機器分野への参入を支援しています。
 今回のニーズ発表会では、医工連携を推進している東京都医工連携HUB機構と連携し、国立長寿医療研究センターとあいち小児保健医療総合センターが、下記のプログラムで、医療現場の臨床ニーズを発表しました。あわせて、医療者等との交流会も開催しました。

[ニーズ発表会概要]
  13:00-13:15 開会挨拶
  13:15-13:25 発表会の流れ・マッチング方法の説明
  13:25-15:20 臨床ニーズ発表
       医療機器開発につながるニーズ25件程度を発表予定
   ※発表ニーズはこちらです。
  15:40-17:10 医療者等との交流会

[参加予定の診療科・部門]
  臨床工学部、輸血管理部、整形外科、内科総合診療部、
 治験・臨床研究推進センター、救急科、脳神経外科、
 診療支援部 心理指導科、放射線診療部、薬剤部、PICU、
 看護部、臨床検査部

18679168_452885265058498_64078822_n
両医療機関の様々な部門から「これがあったらいいのに」と思えるようなニーズ発表がたくさんあり、それに応える全国から集まった医療・福祉分野のメーカー等で、会場は熱気にあふれていました。
少し残念に思ったのは、地元企業の参加が多くなかったことです。町行政と商工会事務局のPRが足りなかったことも反省せねばなりません。
 

Needshappyou20170524

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/05/21

藤江小学校区で地下トンネル探検

雨で延期になっていた「ワクワク!ハラハラ!地下トンネル探検会」に行ってきました。
ここは藤江地区の須賀川のの支流。道路の下にコンクリートのボックスが埋設してあります。集水域が30haほどの水路です。

その中に、マンホールから潜入。中は真っ暗。大人がかがんで歩けるくらいの高さです。
 Dsc03929_800x602 Dsc03956_800x600

入ったところで、藤江小学校の方から流れてくる水路と合流しています。
 Dsc03954_800x600_2 Dsc03972_800x600

床が結構滑るので段差には注意。
 Dsc03969_800x600 Dsc03973_800x600

途中のマンホールからは、酸欠にならないように念のため送風機で空気を送り込んでいます。
 Dsc03947_800x600 Dsc03977_800x600

暗渠の中に、ミシシッピアカミミガメとイシガメが居ました。

18622780_518868801837385_41712192_2

満水時に支線の水路に雨水が逆流しないように、逆止弁のついているところがあります。
 Dsc03974_800x600 Dsc03981_800x600

やがて出口が見えてきました。Dsc03983_800x600
そして、須賀川にぽっかり出ることができました。
 Dsc03986_800x600 Dsc03991_800x600

小学校に戻って、土木課から、参加した親子に、水路、河川、治水について説明です。
 Dsc04003_800x600 Dsc04005_800x600

地下トンネル探検会は、これが3回目。昨年は卯ノ里小学校区で行いました。

子どもたちは、昔は地上を流れていた小川が、今は道路の下を通っていたりすることを知らないと思います。そんなわけで、水路がどうなっているのか、防災や役場の仕事について知ってもらうことも含めて企画しました。
初めは、わざわざ危険個所を教えるなんてと、反対論もあったのですが、むしろ、隠しきれないものを隠すよりも、危険性も含めてきちんと正しい知識を教えるべきだと思います。それにちょっぴりスリルと好奇心を添えて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/05/17

トピックス・・・ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の新捕獲駆除法 など

●ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の甲羅干しの習性を逆手にとって、捕獲駆除する新手法が脚光を浴びているようです。
https://mainichi.jp/articles/20170423/k00/00e/040/137000c

名古屋の環境保護団体によるミシシッピアカミミガメ防除マニュアルはこちら↓
http://www.bdnagoya.jp/calendar/pdf/manual_red_eared_slider_2603.pdf

ミシシッピアカミミガメは、アメリカ産の外来種。祭りの縁日などで売られていたミドリガメが自然界で成長、繁殖したもの。
東浦町の河川、ため池、干潟でも、大量に繁殖して外来種を席巻しています。雑食性で、小魚、昆虫、水草、藻類などの水辺の生き物を含めて何でも食べます。食害や、在来種のイシガメとの交雑など、生態系への悪影響が指摘されています。
明徳寺川や於大公園の池で見られるカメは、ほとんどミシシッピアカミミガメです。自然環境学習の森では幸いまだイシガメが生息しています。

 

●これはすごい発見!
プラスチックを食べる芋虫が見つかったそうです。

「イモムシがレジ袋を食べることを確認 - プラスチックごみの生物分解に期待」↓
http://news.mynavi.jp/news/2017/05/01/229/

大発見ではと思います。飽和炭化水素(ガソリン、灯油やポリエチレンなど、炭素と水素のみでできていて、かつ多重結合を含んでいない化合物)は化学的に安定で、高温で熱分解しない限りは、腐らせたり、化学反応させたりすることは極めて困難と考えられてきました。
虫が、ただかじっているだけでなく、腹の中で消化しているとすれば、これまでの常識はくつがえることになります。
虫がいるということはカビや細菌もいるかも・・・。でも、プラスチックに芋虫が大量発生したり、カビでプラスチックが簡単に腐食したり、そんなことが起きたら、石油文明の危機でもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/03/18

「サイエンス講座」「まちを元気にするセミナー」を開催

午後から、文化センターの視聴覚室では、「サイエンス講座 高齢者を対象とした くすりの正しい飲み方・使い方」を開催しました。関心のある方が多いのに加えて、ちょうどお隣で絵画展と書道展をやっていたので、そちらのお客さんも講座に参加してくれたせいで、ほぼ満席。
名城大学薬学部の野田幸裕教授、吉見陽助教と学生の皆さんが、薬の服用のタイミング、飲食物との相互作用、指示通り飲みきること、お薬手帳の重要性などに関する講義と簡単な実験を行いました。実験では、鉄剤(貧血の薬)を緑茶と混ぜると、鉄イオンとタンニンが反応してどす黒くなってしまう現象を観察するなどしました。薬の中にはお茶の成分と化学反応をして薬効が無くなってしまうものもあるので、水かぬるま湯で飲むようにすべきとのことでした。

 Dsc01197_800x600 Dsc01202_800x600

 

となりの部屋で開催されていた絵画展と書道展の様子です。

 Dsc01206_800x600 Dsc01211_640x480

 

緒川コミュニティセンターでは、「まちを元気にするセミナーVol.3」を開催。グループでディスカッションしながら仮想の企画をつくるワークショップをしました。テーマは「町制70周年記念にどんなことをしたいか」。
最後に2つのグループによる発表があり、①みんなで食事をつくってみんなで食べることのできる居場所、②町内の数ヵ所で音楽イベントを行いそれを「う・ら・ら」バスでつなぐ のプランが出ました。反省では、「とにかく考えてみるもんだ」「人それぞれいろんな考えがあるもんだ」「合意形成がポイント」「枝葉より幹となる考えを出すこと」などの感想が出ていました。

 Dsc01221_640x480 Dsc01225_500x375

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/03/13

サイエンス講座「くすりの正しい飲み方・使い方」 のご案内

生活や身のまわりでみられる科学とその仕組みについて学ぶシリーズ講座です。
各分野の研究者・専門家により語られる研究成果をじかに学びませんか?

今度のサイエンス講座は、「高齢者を対象としたくすりの正しい飲み方・使い方」をテーマにとりあげます。

 3月18日(土) 13時半~15時 文化センターにて。

Sciencekouza_kusuri_20170318c_824x1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/02/13

根拠ある施策のために

教育経済学者の中室牧子 慶応大学准教授が書いた『「学力」の経済学』という本を読みました。一年前に買った本を一時読みかけにしていたものを再読しました。

なかなかキャッチーな見出しがついています。
 第1章 他人の成功体験はわが子にも活かせるのか?
 第2章 子どもをご褒美で釣ってはいけないのか?
 第3章 勉強は本当にそんなに大切なのか?
 第4章 少人数学級には効果があるのか?
 第5章 いい先生とはどんな先生なのか?

著者によれば、大方の教育評論家の主張では、
 ご褒美で釣っては“いけない”
 ほめて育てた方が“よい”
 ゲームをすると“暴力的になる”

といったものですが、著者が統計データから根拠をもって出せる結論は正反対のものだそうです。
もちろん、ある条件下で得られたデータだとは思いますが、感覚やムードではなく根拠に基づいた科学的な議論が必要なことは間違いありません。

著者は、「経済学がデータを用いて明らかにしている教育や子育てに関する発見は、教育評論家や子育て専門家の指南やノウハウよりも、よっぽど価値がある。むしろ知っておかないともったいない。」と言います。

私も、常々、学校の先生などに申し上げていることですが、日本の教育では、つめこみ教育の反省に始まり、視聴覚教育・ゆとり教育・総合学習・学力テスト・ITC教育・英語教育・道徳教育・アクティブラーニングなど、トレンドに乗って次々と新しい科目や手法が導入されているにもかかわらず、その教育の効果を評価した結果を聞いたことがありません。これらの教育が思いつきで行われ、その後の評価が行われていないとすれば、恐ろしいことです。

たとえば、第4章に出てきますが、日本では「少人数学級」は望ましい施策とされています。しかしながら、アメリカで行われた調査では40人から35人のように1学級あたり生徒を5人減少させるような投資は効果がないとの結果が出ています。また、横浜市を対象に行った調査でも、少人数学級の効果は小学校の国語において若干確認されたものの、他の教科や中学生には効果が見られませんでした。
このように、巨額の財政赤字を抱えている日本において、「少人数学級になるときめ細かい指導ができる」などという根拠のない期待や思い込みで、財政支出を行うのは極めて危険!と結論付けています。そもそも財政難であるなしにかかわらず、効果不明の施策を続けること自体が問題です。今後は、効果測定による科学的な根拠に基づいた教育政策の議論が不可欠だと思います。

Gakuryokunokeizaigaku_nakamuro

 

教育に限らず、行政の施策には科学的な根拠が希薄なものが見受けられます。健康・医療の分野についても同様ではないでしょうか。

以下は、エビデンスに基づく施策決定に関連する記事です。

 「原因と結果の経済学」・・・因果関係と相関関係 (ダイヤモンドオンライン)
 →http://diamond.jp/articles/-/117464

 科学的根拠に基づくがん検診 推進のページ (国立がん研究センター)
 →http://canscreen.ncc.go.jp/

 医療政策学×医療経済学 (津川友介)
 →https://healthpolicyhealthecon.com/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016/12/25

空気が乾燥するシーズンです。火災にはくれぐれも注意を!

町内で建物火災があり、大変残念なことに1人の方が亡くなりました。高齢の男性が2階の自室で煙にまかれてしまったようです。延焼はありませんでした。

これで、今年の東浦町の火災発生による消防出動は、建物火災9件(前年+1件)、車両火災2件(前年同)、その他火災11件(前年-1件)、合計22件(前年同)となりました。死傷者は、死亡1名、軽傷1名でした。

消防の救助出動件数は、交通事故、建物内事故、水難事故、火災などで、出動25件(前年-9件)のうち、実際に救助活動を行ったのは12件(昨年-1件)で、水難で2名が死亡(うち1件は刈谷市で発生)しています。

町内の救急車の出場は、急病1272件(前年同)、交通事故184件(+41件)、その他423件(+14件)、合計1879件(+55件)でした。

 

先日、糸魚川で大火があったところです。日本海側では、富山や鳥取など、フェーン現象が原因とされる大火がしばしば発生しています。
フェーン現象というと、夏に山形や旭川などの盆地で記録的な猛暑を起こしたりもします。

フェーン現象とはどのようなものなのでしょうか。

水蒸気を含む空気が山を越えた後に、暖かくて乾いた下降気流となってその付近の気温が上昇する現象のことをフェーン現象と言います。
名前の由来は、スイスのアルプス山中で吹く局地風(Föhn)から来ています。
空気が斜面に沿って山を上昇するときには、断熱膨張(熱の出入りない状態で気体が膨張すると、注射器の先を詰めてピストンを引っ張った時のように内部の気体の温度が下がる過程)によって気温が下がります。この時に空気が湿っていると、空気中の水蒸気が気温低下のために飽和状態となり水滴となって雨(または雪)を降らせます。水蒸気が水滴となるときには凝縮熱(気化熱の逆)を発生するので、その分、気温低下は抑えられます。
その空気が山を越え、今度は山を下降するときには、断熱収縮(熱の出入りない状態で気体が収縮すると、注射器の先を詰めてピストンを押した時のように内部の気体の温度が上がる過程)によって、断熱膨張の時とは逆に気温が上がります。
この一連のプロセスで、湿った空気が、山を上昇する前よりも乾いた高温の空気となって、山を越えた平地に吹き降りることになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧