経済・政治・国際

2017/04/23

快晴。青空と青葉が目に眩しい。

午前中、森岡の地区コミュニティ総会がありました。写真は、森岡コミュニティセンター前で撮ったものと、企画展「東浦の産業と発展」を開催中の郷土資料館(うのはな館)の前で撮ったものです。楠や欅の青葉が眩しいです。

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ボーイスカウト東浦第1団の入隊・上進式に出席した後で、勤労福祉会館で開催された月に一度のオレンジカフェ「こころ屋」へ。
藤沢医院の藤澤稔医師の在宅医療と看取りのお話しを是非聴きたかったのですが、ちょうど終わりのタイミングでした。東浦町の自宅死と老人ホーム死が県内でもトップクラスであること、その状況が東京周辺とは全く異なること、それは医療や介護の専門職ががんばっていること、そして、顔の見えるサイズのまちで、地域や家族の支えがあることを強調されていたようです。
次回のこころ屋は、5月28日(日)9時半から老人ホーム東和荘にて開催だそうです。

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今日は本当に良い天気ですよ。八重桜も満開。最高のコンディションです。於大のみちのライトアップは、今晩が最後です。

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2017/04/18

各種団体の総会のシーズン

年度始めは連日のように、コミュニティ総会や自治会の総会、老人クラブの総会など、各種団体の総会があります。

今日は、緒川の老人クラブ(緒川東楽会)の総会と、商工会女性部の総会がありました。
緒川東楽会は、高齢者のための活動だけでなく、小学生の米作り体験など、小学生や保育園児と関わる活動を積極的に行っています。もちろん機関紙も発行しています。そんな活動が評価され昨年、全国表彰を受けています。
総会では、オープニングの余興に“少年少女合唱団”が登場、パワーポイントで活動報告を行いました。
老人クラブは各地区でそれぞれ自主的な活動をしています。各地区お互いに参考にし合って、活動がさらに発展することを期待します。

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2017/04/05

今年度採用した職員の研修をしました。

新入社員研修の1コマを担当しました。5年目研修などの講師は毎年やっていますが、新人研修を務めるのは初めてです。事務職、技術職、保健師、保育士、合わせて35人で結構にぎやか。
何をしようかと考えましたが、準備する間もなく研修に突入。とりあえず、前日の年度始め式で私が話した内容の理解度確認をしてみました。

各自に配った問題は、以下の通りで、私が言ったことと合致しているものに○、そうでないものに×をつけよというもの。ちなみに、答えは全部×。意外に皆さんは私の話した内容を理解してくれていたようです。

 □ 役所は、継続性や不変性を大切にするので、前例を重んじて行動にあたる。

 □ PDCAは能率が下がるので、計画はすぐ実行し、PD→PDの要領で次の計画にかかるのがよい。

 □ モノまねはよくないので、他市町村の例は参考にしない方がよい。

 □ 役所のセクションはそれ自体が1つの組織であり、個人情報も管理しているため、他のセクションとの情報交換はしない方がよい。

 □ 職員と役所は公平性を大事にするので、住民とは一線を画して友達感覚にならないように気をつける。

実際に年度始め式で話した内容は、以下の通りです。上記の問題に書いたのは、どちらかと言うと従来の公務員にありがちなイメージ。でも、私がこれから必要と思う公務員の姿勢は正反対です。(誤解していただきたくないのは、前例を無視しろとか、公私混同で仕事をしろとか言っているのでは全くありません。)

 ○ 常に“なぜだろう”と考えて、前例や常識を疑うこと。漫然と仕事をしないこと。
 ○ 必ず評価して改善をする(PDCAサイクルを回す)こと。これも“なぜ”が必要になる。
 ○ 常に勉強、情報収集をして、アイディアのヒントにすること。パクれるものはうまく消化してパクれ。
 ○ いまどき単一の係や課で解決する政策課題は少ない。タテ割りを排して常にヨコと情報交換すること。
 ○ 主権者・納税者・当事者である住民の中へ飛び込んで行って、苦楽を共にし、役場のファンを増やすこと。

 
次に、皆さんにディスカッション、すなわち、自分の意見を人に伝え、他人を説得する作業をしてもらいました。これから答えのない問題に取り組んで進路を選択し、職場や地域で合意形成をしていく必要があります。モデルに使ったのは、以前、アクティブラーニングの勉強会で出た以下のようなワークです。

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35人の新人さんに4つのグループに分かれてもらい、ディスカッションをしてもらいました。時間の関係で最後の意見集約まではできませんでしたが、みなさんは結構活発にグループワークをしていました。

        1回  2回  3回  4回
   .  1人  0人  0人 
   .  2人  0人  0人
   .  20人  0人  0人
   .  3人  14人  12人
   .  9人  8人  11人
   .  0人  13人  13人

 
この研修を振り返って、失敗したと思ったことは、まず、私の準備不足で成行きでしゃべったため、的外れな内容があったのではないかと思われる点。そして、グループワークで「正解のない問題」と言いながら、中学校の理科ではこう教えているだろうという「答え」を言ってしまったこと。
私の話すべきことは、答えの真偽・適否にかかわらず、答えを出すまでの合意形成のプロセス。力の定義とは何か、前提を整理したうえで、そこから推論し、その要点を如何に仲間に伝え、どう意見集約していくかだではなかったか。それができていなかったのでは。
これも自分自身の研修と思って自分なりに反省し、次の機会に活かそうと思います。

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2017/04/04

第24回 於大まつり のご案内

於大まつりは、東浦町を代表する春まつりとして平成6年度から開催されています。
於大まつりの誕生は、平成元年度の国のふるさと創生一億円事業において全町民を対象にアイデアを募集したところ、歴史と文化の春まつり「於大まつり」の開催と明徳寺川に桜の散策路を創ろうと決まったことに始まります。
徳川家康の生母「於大の方」が生まれ育った地であることにちなんで、八重桜が満開の4月第3土曜日に、抽選で選ばれた於大姫と20名の侍女や鎧を着た武将が100人以上で於大のみちの生い立ち広場から乾坤院までの約2キロをねり歩きます。
また、於大公園内ではステージイベントを始め、飲食や物販の出店が多数あり、春の一大イベントとなっています。

今回は、水野家20代御当主と、徳川総家御令嬢を来賓としてお迎えする予定です。また、長篠・設楽原鉄砲隊の皆様をお招きし、火薬を使った火縄銃演武を行っていただきます。

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このほか、
4月3日(月)~4月20日(木) 18時30分~21時 には、於大のみちの八重桜ライトアップ。
4月14日(金) 18時~20時 には、於大まつりの前夜祭として「竹灯篭宵まつり」を開催予定です。

また、4月15日(土)~5月28日(日) の間、うのはな館春の企画展 「東浦の産業と発展-戦後昭和を中心に-」を開催します。

詳しくは東浦町ホームページをご覧ください。
http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/soshiki/shokoshinko/shokokanko/gyomu/odai/1490748702768.html

愛知の公式観光ガイド
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1083/

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2017/04/03

平成29年度始め式でお話ししたこと

年度初めの出勤日。朝から、介護保険などの広域行政と県への派遣職員への辞令交付、係長以上の異動・昇任職員への辞令交付、新規採用職員への辞令交付と続いて、年度始め式を行いました。年度始め式では新年度の始まりにあたり、次ようなことをお話ししました。

私は皆さんに、以下のことを機会ある毎に言ってきた。

・ 常に“なぜだろう”と考えて、前例や常識を疑うこと。漫然と仕事をしないこと。
・ 必ず評価して改善をする(PDCAサイクルを回す)こと。これも“なぜ”が必要になる。
・ 常に勉強、情報収集をして、アイディアのヒントにすること。パクれるものはうまく消化してパクれ。
・ いまどき単一の係や課で解決する政策課題は少ない。タテ割りを排して常にヨコと情報交換すること。
・ 主権者・納税者・当事者である住民の中へ飛び込んで行って、苦楽を共にし、役場のファンを増やすこと。

今日は、これとは別に新しい話しをしたい。

若者の知恵を活かすこと。若者こそ町の資源だ。若者を体よく利用することではない。若者が活躍できるチャンスを、若者と対等の関係をつくろう。
よく「若者の健全育成」というが、何をもって健全なのか、それは、年配者の尺度の押しつけではないか。若者が主役として、能力を発揮できる環境、社会に影響を与えるプロセスをつくることが必要ではないのか。
総合計画でこの先20年間の計画を立てるというが、20年先には働き盛りの世代は高齢者になるし、高齢者は生きていないかもしれない。20歳前後の若者が計画を立てないと、20年後に働き盛りの世代としてその結果を享受できなくなってしまう。また、子ども施策の多くは、親を対象にしても若者を対象としていないのではないか。若者を当事者として若者の意見を聴くことが求められている。
役場(職場)の中でも同じことが言える。若者が意見を言って、積極的に活躍できる環境をつくろう。

最後にもう一言。新年度から景観条例が施行になった。昼休み等に外出するとき、業務で外出する時などにゴミが落ちているのを見つけたら、必ず拾って帰るようにしよう。この繰り返しがまちを美しくしていくはずだ。

以上、またこの一年、東浦町役場の職員が心を合わせて、良い仕事をして、良いまちをつくっていこう。

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2017/04/02

春を感じる暖かい一日でした。

21名の新入団員を迎え、消防団入団式を挙行しました。
消防団は、火災をはじめ各種災害から住民の生命、財産を守る崇高な使命を持ち、また、地域の消防・防災の要として重要な役割を担っています。消防団の皆さんには、消防団員としての自覚と誇りを持って、日頃から訓練に励み、住民が安心して暮らせるようご尽力をお願いいたします。町としては、地域に密着した消防活動が行えるよう、消防施設や装備等の充実を図るなど、消防団のさらなる強化に向けて取り組んでまいります。

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ガールスカウトの入団式・フライアップ式に出席しました。
スカウトの皆さんには、野外活動や奉仕活動を通じて、実際に行動することによって、自然と関わり、人と関わり、社会と関わり、自律した個人として生きる力を身に着けて欲しいと思います。皆さんの成長を願っています。町や地域に対して、積極的なご意見やご参加をいただければと思います。

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役場正面の淡墨桜がほぼ満開。でも、昨年も枝が枯れるなど、ちょっと元気がないのです。何が原因なのでしょうか。ストレスかなあ。
がんばれ!淡墨桜!

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役場西側のソメイヨシノは、まだつぼみ。今年はサクラの開花が遅いです。
土手に並んでいるぼんぼりは、於大のみちの八重桜のライトアップ用です。

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きょうはポカポカ日和(きのうは寒かったけど)。明徳寺川の川筋もすっかり春めいてきました。
亀が甲羅干しをしています。(残念ながらみんなミシシッピアカミミガメのようです。)

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自然環境学習の森にも、春の訪れが・・・。これから、草刈りが大変です。

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自然環境学習の森では、竹灯篭の会の皆さんが作業中。
於大まつりの前夜祭「竹灯篭宵まつり」に使う竹の加工が急ピッチで進んでいます。きょうは、竹灯篭の会のホームページを見つけて、飛び入りでボランティアに参加した若い方たちががんばってくれました。

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2017/03/31

早いもので、もう年度末

1年が経つのは早いもので、平成28年度末を迎えました。

朝、退職辞令をお一人お一人に手渡しました。今年度末の退職者は、定年15名、自己都合6名、県からの出向者1名の計22名です。本当に長い間ありがとうございました。
定年の方々は40年もの間の役場の変遷を振り返り思い出されていることでしょう。ご自身のライフスタイルを大切にされることはもちろんですが、今後とも地域に帰って町や役場を側面から応援していただければ幸いです。引き続き役場で仕事をしていただける方は、気持ちを新たに、これまでの経験とスキルを活かして後輩を支えていただきたいと思います。家庭の事情や転職などで退職される方々は、ご自身の選択された新たな環境の中で、ご自身の想いを実現されることを心から願っています。県に戻られる方には、これまで職員や地域に親しくかかわっていただけたことを感謝するとともに、今後のご活躍を祈念したいと思います。

午後は、教育委員会の退職辞令伝達があり、来賓として出席しました。定年退職される教職員の方々は、学校が荒れていたころの経験、また、学校週5日制や総合学習への移行期の経験もされたことと思います。先生方の中に学校や教え子の記憶が鮮明にあるのと同じように、子どもたちの中に先生方の思い出は生き続けることと思います。

5時近くになると、書類や備品の移動が始まりました。
今回は小規模な改組を行います。業務が多岐にわたってきた都市整備課は、都市整備課(区画整理係、公園緑地係)都市計画課(都市計画係、建築係)の二つに分けます。また、秘書広報課秘書人事課(秘書給与係、人事係)と広報統計係に分け、広報統計係と企画政策課情報推進係を合わせて広報情報課(広報統計係、情報推進係)をつくります。情報推進係があった企画政策課は企画政策係のみとなります。こちらで、新たな課名および詳細な機構図をご覧いただけます。

週明けの4月3日(月)に、年度始め式および新任の辞令交付を行います。

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2017/03/30

西部防災倉庫と半田消防署東浦西部出張所が竣工しました。

本年度建設工事を進めていた東浦町の西部防災倉庫と半田消防署東浦西部出張所が完成し、多くの来賓にお越しいただき合同で竣工式を行いました。東浦町長として、また、知多中部広域事務組合(半田消防署)の副管理者として、喜ばしい限りです。建設工事に携わって来られたすべての方々に敬意を表するとともに感謝を申し上げたいと思います。

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西部防災倉庫は、鉄骨平屋建てで、敷地面積1000.15㎡、延床面積268.74㎡、建設工事費は用地も含めて総額約1億円。町の一般財源のほか、国の補助金約2400万円と町債約3000万円を財源としています。内部にはラック31台と30℃以上になると作動する換気扇4台を備え、飲料水、アルファ米、毛布、紙おむつなどを主な備蓄品としています。災害時に物資輸送路となる知多半島道路の知多東浦インターチェンジ出口近くに立地しているため、いざという時は災害救援物資や資機材を集積し、町内各地に搬出する拠点になります。

西部防災倉庫の隣接地には、半田消防署東浦西部出張所が完成し新年度から稼働します。周辺の緒川新田地区はこれまで消防施設の空白地帯でした。東浦西部出張所の完成で、新田地区への救急出動等の平均到着時間が11分から7分に短縮することが見込まれます。救急車と消防車は当初それぞれ1台ずつ配備され、次年度以降、消防車がさらに1台増える予定です。
建物は鉄骨造2階建てで、敷地面積1500.34㎡、延床面積916.79㎡。総事業費は、約3億5千万円です。東浦西部出張所の建設は知多中部広域事務組合(半田消防署)の事業ですが、用地費と建設費は地元自治体(東浦町)が負担することになっています。

常備消防施設と防災倉庫が隣接することによって、敷地の有効利用が可能になるとともに、セキュリティ上の安心感もあります。
4月1日から施行の景観条例に合わせて、2つの建物の色調を統一させ、カラーコードも相談させていただきました。

  上段: 右手前が西部防災倉庫、左奥が東浦西部出張所
  下段: 西部防災倉庫内部
  下段: 東浦西部出張所概要パンフレットから(クリックで拡大)

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2017/03/29

長寿医療研究センターと協定を結びました。

東浦町は国立長寿医療研究センターと高齢者の介護予防に関して共に取り組んでいく協定を締結しました。

介護保険制度の改定に伴い、「(認知症)基本チェックリスト」の全戸郵送が廃止されます。そこで、東浦町では、平成29年度から、要介護・要支援認定を受けていない75歳以上の方約4000人に、基本チェックリストに代わる簡易スクリーニングとして「フレイルチェック」を郵送し、フレイルと判定された場合は、より詳しい「基本チェックリスト」によるチェックを対面で行い、その結果を踏まえて高齢者の介護予防や治療につなげます。フレイルチェックおよび予防や治療の効果の分析には、国立長寿医療研究センターが携わり、介護予防施策や医療の効果の評価・検証を最低5年間にわたって行います。

これまで、さまざまな健康施策や介護予防施策を実施してきましたが、残念ながらその効果について検証ができていたとは言えません。長寿医療研究センターとの連携により、健康施策の効果を検証し、結果をフィードバックすることによって、より効果的な施策に結び付けることができると期待をしています。医療と介護に保健分野(東浦町保健センター)が加わって、共に取り組んでいきます。

フレイル(虚弱)とは、加齢に伴う心身機能の低下で、介護が必要になる手前の状態で、早期に介入をすれば元気に戻ることができるそうです。
膝が悪い人は目が悪かったりするそうです。目がよく見えないから、動けなくて運動不足になっているケースもあり、対症療法だけでなく、原因究明も含めて複数の医療科が情報共有しながら治療を進めていく必要があります。

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2017/03/28

兵庫県西脇市探訪記

昨年夏に兵庫県西脇市を訪問し、市長にお会いしてきたときのレポートです。

●西脇市の概要
加古川とその支流の杉原川沿いに中心市街地が形成されている。古くからの織物産地だけあって、市街地には播州織の工場の佇まいが残っている。それでも、昔は千数百軒あった織物工場がいまでは200軒程度になったそうだ。ここは先染め糸を使ったシャツ地などの織物が主体で、知多の綿織物よりも技術レベルが高い。国産のシャツやハンカチのシェアは70~80%。ハンカチのライバルは海外ではなくて今治のタオルハンカチだそうだ。
農閑期の副業として釣針の生産も古くからおこなわれており、がまかつの本社は西脇にある。神戸牛の中のシェアは15%程度。兵庫県のこのあたりは山田錦の産地で、大高の萬乗酒造(醸し人九平治)に買ってもらっているそうだ。
明石の真北にあり、北緯35度線と東経135度線の交わるところにあるので、「日本のへそ」として、全国へそのまち協議会という全国の自治体ネットワークに加入している。西脇市出身の著名なグラフィックデザイナー横尾忠則氏のゆかりの地でもある。

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●片山象三市長について
片山市長は、もともと繊維機械を扱う企業家出身で、多職種を連携させた技術革新の実績もあり、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられたことがある人。この地の産業再生を期待されて市長になったと見て良いと思う。繊維機械メーカーに勤めていた時には、営業で全国の産地をめぐっており、東浦のこともよくご存じだ。
当然のことながら、民間感覚のある行政経営、市民参加や地域の活動の活発化に力を入れようとしている。

●市長との会話の中で印象に残ったこと
最初に市長になった時に、職員が仕事の中でどれだけコストがかかってその効果がどうなっているのか全く考えていないことに驚いた。
11年前に合併したこともあって、公共施設の統廃合に心を砕いている。住民や議員も総論は賛成しても各論になると反対に回る。そこで、公共施設統廃合で実績のある秦野市の職員を市役所に呼んで講演をしてもらった。データに基づいたとてもわかり易い講義で、職員だけでなく議員も納得してくれた。
今、合併特例債を使って市役所と市民会館を移転しようとしている。これが当面の大仕事になる。市役所には年間13万人の訪問者があるが、職員には年間50万人の市民が集う場所にしようと言っている。そのためには民間の商業施設を入れることも考えられる。50万人には特段の根拠はないが、昨年度オープンした図書館・子育て支援センター・地区コミュニティセンターの複合施設の集客力が50万人(3割は市外から)だ。
西脇市には区長が責任者になっている地区立保育園と市立幼稚園と他に保育所があるが、これらを8つの認定こども園に統廃合する計画進も進めている。消防署は、緊急防災減災補助金を使って新築した。
普通会計の職員数は約230人で類似団体の中では全国トップクラスの少なさだ。友人の伝手で、デンソーと豊田自動織機を訪ねて、職員を1年間派遣して民間企業の働き方を学ぶ研修をお願いしている。
首長になって1期目なのにもう4回も水害を経験した。災害に備えるために、各地区ごとに住民にも入ってもらってタイムラインを作った。豪雨の前にため池の水位を下げるなどの対応も盛り込んである。
職員には、TPPならぬ、TTP(徹底的にパクる)でいけと言っている。他市町村を含めて、世の中の良い事例を学んで、真似をしまくることが大事だと思う。
国内に参考にすべき事例がなければ外国も積極的に参考にすべきだと思う。昨年は、休暇を取ってミラノの繊維機械見本市に行って、久しぶりに現地のイタリア人と旧交を温めてきた。一人で行ってくると言っても、職員も議員も誰も心配してくれなかった。
西脇市と多可町は定住自立圏を構成しているが、隣の加西市と加東市も対等の関係で定住自立圏をつくっており、その下に西脇・多可定住自立圏をくっつける構想がある。
ごみ処理は加古川下流の小野市を含めた広域で焼却施設をつくる計画が破談になった。西脇市は隣の多可町と1市1町で焼却施設をつくることになる。

●西脇市内を見学
市長との意見交換後に、少しわがままを言って、市内を見せていただいた。
兵庫県立工業技術センターでは、休館日にもかかわらず、所長自ら案内してくださった。市長になる前に片山さんが発明した効率的に小ロットの整経を行う装置のデモ運転を見ることができた。

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図書館複合施設も休館日に見せていただいた。図書館、児童館、地区コミュニティセンター(事務所、会議室、調理室、ホール、スタジオ)が入っており、地域の人たちの運営による軽い飲食物をだすスペースもある。図書館は、近年よくあるような平屋の大空間に遠くまで見通せるように低めの棚が配置してある。子どもが騒いでもよい天蓋のあるスペースや壁の上の方まで造り付けの書架と高級感のある落ち着いた家具のあるスペースなどに、岐阜メディアコスモスや武雄市立図書館の影響を感じた。
利用者は、預金通帳のような読書通帳をつくって、ATMのような記帳機で貸出日、書名、著者名、本の値段などを印字して読書の記録を残すことができる。

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この付近は、区画整理で造られた住宅地で、電柱は本通りから一本入ったところに設置されているので、街路の景観はすっきりしている。坪15万円程度で売り出しているが、隣接する民間宅地開発地が坪10万ほどで売り出されているため、売れ行きはいま一つとのこと。購入者は近隣市町のエリア内が大半とのこと。

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市街地の水路沿いにある旧來住家(きしけ)住宅は国登録有形文化財。繊維業や銀行業で成功した來住家が大正時代に建てた邸宅で、欅の大黒柱や屋久杉の天井板など、随所に贅が尽くされている。建物正面の2階部分にある虫籠窓の中央の格子だけ漆喰が塗られていない。これは、敢えて未完成にすることで、発展途上でまだまだ発展することへの願いが込められている。
離れの洋館建てには、ワン・デイ・シェフの食堂、西脇TMOのオフィス、播州織オーダーメイドシャツの店が入っていて、送料込5400円ほどでオーダーメイドのワイシャツを作ることができる。

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