趣味・旅・遊び

2020/03/29

矢作川水系の発電所探訪

先週末に、勘八峡から矢作川を遡って矢作ダムの上流、長野県境近くまで行ってみました。
矢作川は、長野県下伊那郡平谷村(治部坂峠付近)の大川入山(1908m)に源を発し、上村川となり岐阜県恵那市(旧上矢作村)で愛知県最高峰の茶臼山(1416m)から流れ出る根羽川(上村川よりも規模は小さいが本流とされている)と合流、すぐに、設楽町に端を発し稲武町(現豊田市)を流れる名倉川と合流し、奥矢作湖(矢作ダム湖)に注ぎます。そして、しばらく愛知・岐阜県境を流れた後に豊田市内を流れ、下山、足助方面から来る巴川と合流、岡崎市に入り城下を流れる乙川と合流、西尾市と碧南市の境界で三河湾に注ぐ、全長122kmの一級河川です。西尾市を流れて旧一色町と旧吉良町の境で三河湾に注ぐ矢作古川は昔の本流で、現在の矢作川下流部は江戸時代に氾濫を防ぐために開削・分流されたものです。

矢作川は、電力消費地に近かったためか、大正から昭和初期にかけて多くの水力発電所が建設された歴史があります。私の祖父は電力会社に勤めていて、矢作川中流の百月(どうづき)発電所で電気技師として働いていました。私の母は発電所の裏手にあった社宅で生まれました。ですから、祖父の思い出の場として子どもの頃はよく矢作川の発電所に連れて行かれました。
本当に久し振りに、矢作川の発電所を最下流の越戸ダムから矢作ダムの貯水池が終わって岐阜県に入るところまで辿ってみました。

勘八峡は、矢作川が山から平地に出る所に位置します。ここに昭和4年(1929年)につくられたのが越戸ダムと越戸発電所です。ダムの高さは22.8m、長さ120m。川幅いっぱいに12門のゲートがある堂々としたコンクリート重力式ダムです。ここから600m下流に導水路で水を導いて発電をします。落差は約17m、使用水量は最大約62㎥/s、最大出力は9200kW。矢作川の古い発電所の中では大きな発電所です。昔の発電所は有人運転ですが、今では、越戸に矢作川水系の制御所があって、無人の発電所群をここで監視・制御しています。越戸ダムは、ダム建設以前からある農業用水(枝下用水)の取水口にもなっています。

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越戸ダムのダム湖が終わり、矢作川の流れが見えてくるとちょっとした集落があります。ここは広瀬という所で夏には鮎採りの簗場ができます。名鉄三河線が廃止になりましたが、今でも線路と駅舎が残っていてバスターミナルの役目を果たしています。駅前には宿屋もあって昔の情緒が残っています。

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ここからしばらく上流に行くと阿摺ダムとダムのすぐ下流に阿摺発電所があります。落差約15m、使用水量約40㎥/s、最大出力4800kWの発電所です。通常の発電所によくある水車はフランシス式という反動水車ですが、ここは落差が低いのでカプラン水車というプロペラ型の水車を使用しています。堂々とした堰堤で落差を稼ぐダム水路式発電所に分類されていますが、阿摺ダムは堰堤の高さが15m未満なので河川法ではダムの定義からはずれます。ダムの脇にあるカスケード状の水路は魚道です。低いダムや堰には鮎の遡上など生き物の行き来のために魚道が造られています。

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下流から3番目にあるのが、いよいよ百月発電所です。ここは上流の百月ダムと呼ばれる取水堰から、山の中に掘られた約3kmの導水トンネルで発電所の裏山の水槽に水を導き、河川勾配のために出来た落差で発電する水路式発電所です。落差は約25m、使用水量は約28㎥/s、最大出力は5700kWです。大正15年(1926年)に造られた発電所建屋は新しく建て替えられ、無人になって久しい社宅はすでに取り壊されていました。子どもの頃に祖父に連れてられて、「ちょっと覗かせてもらっていい?」と水が渦を巻く水槽も轟音を立てる横軸タービンが置かれた発電室も見せてもらった頃の面影はもうありませんでした。

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百月ダムの左岸下流にある建屋は矢作第二発電所のものです。上流にある矢作第二ダムから取水、約8kmの導水トンネルを通って発電所の裏山の水槽に導かれた水で、落差約90m、使用水量約40㎥/s、最大出力31600kWの発電を行います。発電所の放流口から白い渦が出ていないことから運転はしていないようです。これは矢作ダム開発と同時期の昭和45年(1970年)に完成した矢作川では新しい発電所です。普段は旧来の発電所に発電を任せて、出水時や電力需要期に発電をするものと思われます。

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百月ダムのすぐ上流の笹戸温泉の集落にあるのが昭和10年(1935年)に完成した笹戸発電所です。発電所裏の緩やかな斜面に巨大な水圧鉄管が敷設されているのが特徴です。古い発電所にはなぜか桜並木があったりします。落差は約43m、使用水量約26㎥/s、最大出力は9400kWです。発電所の約5km上流にかわいい取水堰のある水路式発電所です。

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ここで、お気づきになったと思います。川は上流から支流を集めて次第に流量を増していきます。また、おおよそ上流の山間地は急勾配で下流になるにつれて流れが緩やかになるので、傾向として(大きなダム調整池式の発電所でない限り)、上流に行くほど少水量、高落差になります。

河原のキャンプ場はどこもテントがたくさん立っていました。ちょうど春のいい時期の連休で、なおかつ今は人混みや盛り場は避けなければならないので野外のキャンプはうってつけです。

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次は時瀬発電所です。落差約49m、使用水量17㎥/s、最大出力約7200kW。大正12年(1923年)に完成した古い発電所ですが、矢作ダムの建設に伴って取水堰が廃止されたため、現在は矢作ダム直下にある矢作第一発電所の1号機の放流水を直接4kmのトンネルで発電所上部の水槽に導いて発電を行っています。

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時瀬発電所の少し上流にあるのが矢作第二ダムです。昭和45年(1970年)完成、堤高38m、堤長149m、総貯水量435万㎥、有効貯水量91万㎥の重力式コンクリートダムです。重力式ダムは、最もポピュラーなコンクリートダムで、ダムの背面にかかる水圧をダムの重量で支えるタイプのダムです。ここで取水した水は8km下流の矢作第二発電所まで導水されます。矢作第二ダムは、すぐ上流にある矢作ダムの放流を緩和する逆調整池の役割を持っています。

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矢作第二ダムのバックウォーターが終わるところにあるのが昭和45年(1970年)に完成した矢作川水系最大の矢作ダム。下流のダムが電力会社の発電用ダムとして建設されたのに対して、矢作ダムは、発電以外にや利水(上水、工業用水、灌漑)や治水の目的を持つ国土交通省が管理する多目的ダムです。堤高100m、堤長323m、堤体積30.5万㎥、総貯水量8000万㎥、有効貯水量6500万㎥のコンクリートアーチ式ダム。矢作ダム以前のアーチ式ダムは円弧式アーチだったのに対して、国内初の放物線アーチダムです。アーチ式ダムは、アーチの持つ力学的特性により水の力を両岸に伝える構造のため、コンクリートを薄く出来る特徴があります。ただし、両岸の岩盤が強固であることが条件となります。
矢作ダムの直下には昭和45年(1970年)完成の矢作第一発電所があります。落差は1号機が67m、2号機が77m、使用水量はそれぞれ17㎥/sと78㎥/sで、合わせて最大出力61200kWの(揚水式でない)一般水力としては矢作川水系最大のダム貯水池式発電所です。ここの運用は少し変わっていて、通常は1号機を運転し放流水を下流の時瀬発電所に送水して、必要なときに2号機も運転し放流水を直下の矢作第二ダムへ流す方式になっているようです。

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矢作ダムによって生まれた貯水池を奥矢作湖と呼びます。この湖岸にあるのが昭和55年(1980年)に運転を開始した奥矢作第一発電所です。地下に造られた地味な発電所ですが、最大出力は桁違いの78万kWです。これは、落差404mもの高落差、そして使用水量234㎥/sという洪水並みの水を一気に落とす揚水式発電所だからです。
揚水式発電所とは夜間に、発電機をモーターとして、ポンプ兼用水車を回して、下部ダムの水を上部ダムに汲み上げることによって、原子力発電所などで発電される余剰の深夜電力を水の位置エネルギーとして蓄える巨大な電池のようなものです。川の自然流によるものではないので電力を生み出すことはしません。夜間に汲み上げた水を短時間大量に下部ダムに落として、夏場の電力需要ピーク時に電気エネルギーに戻す装置です。
ここ奥矢作発電所では、矢作川支流の名倉川上流にある標高約860mの黒田ダム貯水池を上部ダムとし、標高約290mの矢作ダムを下部ダム貯水池として、その標高差約570mの間に、奥矢作第一発電所(最大出力32万kW)と奥矢作第二発電所(78万kW)を二段縦列接続することによって、合計110万kWの原発1基並みの出力を誇っています。

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山襞に沿って曲がりくねる奥矢作湖岸の道を進むと、やがてダム湖が終わり矢作川の流れが復活します。まもなく左岸の山の遙か上から2本の水圧鉄管が見えてきます。落差約176m、使用水量3.9㎥/s、最大出力5600kW、大正12年(1823年)完成の真弓発電所です。この発電所は支流の名倉川上流から水を引いていて落差が高いので、高落差用のペルトン式水車を使用しています。構造はおもちゃの水車と同様さじのようなバケットにノズルから水圧をかけた水を勢いよくぶち当てる衝動水車です。放流口が川の水面よりも高いところにあるのですぐにわかります。取水堰は稲武の市街地のすぐ下流にある水路式の発電所です。

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このすぐ先が、名倉川と矢作川の合流点、そしてすぐ先に根羽川(矢作川)と上村川の合流点があります。合流点から根羽川に少し入ったところには大正11年(1922年)完成の押山発電所があります。落差123m、使用水量3.6㎥/s、最大出力3600kWの水路式発電所です。水圧鉄管が2本見えますが、向かって右側の細い方は水槽の余水を放流するためのものだと思います。

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すぐ近くの上村川に沿ったところには、大正9年(1920年)完成の下村発電所があります。落差約84m、使用水量6.7㎥/s、最大出力4700kWの歴史のある水路式発電所です。2本の水圧鉄管が立派ですが建物は手前の土手に隠れてよく見えません。

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上村川本流には、これよりも上流に島発電所上村発電所平谷発電所があります。上村発電所は大正14年(1925年)に建設された矢作川で最も高落差(306m)の発電所です。最上流に建設された平谷発電所は平成8年(1996年)に完成した矢作川で最も新しい発電所です。平谷発電所の取水堰(ラバーダム)は、平谷村の市街地のすぐ下流の標高897m地点にあります。そこから、標高約40mの越戸発電所まで標高差約850mもの間にほとんど隙間無くダム(堰)と発電所が造られています。日本の水力発電に適した大きな川は、このように昭和の高度成長期までにほとんど開発し尽くされたと言っても過言ではありません。大正から昭和初期にかけては、愛知県内にも複数の電力会社が競い合いながら、次第に発電・送電網を広げていきましたが、戦時中は国策会社「日本発送電」に統合され、戦後の9電力体制になってから矢作川は中部電力のテリトリーとなりました。現在、矢作川の水力発電所は27ヶ所で計128万kWの最大出力を有しています。

 

このブログでは、これまでに川と発電所シリーズとして、木曽川河口から源流までの旅、信濃川・・・これぞ水力発電所、などを掲載しています。

 ・木曽川の渡し船体験記
 ・木曽川流域ひとり旅(水力発電所編)
 ・木曽川流域ひとり旅(ランプの宿編)
 ・木曽川流域ひとり旅(木曽川、飛騨川源流編)
 ・木曽川電源開発史

 ・これぞ水力発電所(信濃川)

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2020/03/21

雲興寺へドライブ

休日のドライブで、瀬戸の雲興寺に行きました。織田家、秀吉、尾張徳川家の庇護を受けてきた尾張を代表する曹洞宗寺院の1つです。盗難よけの御利益があるそうです。赤津瓦の本堂が特徴的で、二階建ての鐘楼は国の登録文化財となっています。山門の下に立って感じるのは、この山を背負った自然と一体感のあるロケーションです。

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境内には東海自然歩道が通っていて、猿投山の登山口にもなっています。色とりどりのウェアに身を包んだハイカーが行き交います。瀬戸市と豊田市を結ぶ戸越峠が近くにあってサイクリストも多く見かけます。温かな春の気候に加えて、屋外で人混みを避けるアクティビティーにはどちらももってこいです。

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Dsc091011200nn 毎年、初詣におみくじを引くとかなりの頻度で「大吉」が出るのですが、今年の初詣は「小吉」。そこで、今年2度目のおみくじを引いてみたら・・・なんと「大吉」・・・心をかたくもって・・・静かにときのくるのを・・・結構具体的です。そして、旅行 控えよ、商売 物価下がる買うはわるし・・・世相を反映しているかも知れません。

 

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2020/01/03

スターウォーズ完結編

スターウォーズ エピソード9 The Rise Of Skywalker を見てきました。
完結編にふさわしい感動の大作だったと思います。スターウォーズは、その名の通り宇宙を股にかけて自由と民主主義のために戦う壮大なスケールの物語ですが、スカイウォーカー家の三代記、または、光の一族と闇の一族のお家争いと言ってしまうといきなりスケールが縮んでしまいますね。その親子の人間くさいストーリーに、宇宙という大舞台と創造力あふれるイマジネーション、そして希望と連帯、さらに超一流のFSXとCGと名曲が加わって感動の大作を構成しているのかなと思ったりします。
この40年来、数年おきにリリースされる新作を楽しみにしてきましたが、これで完結となるとちょっと寂しい気がします。スピンオフ作品でも良いから是非この世界観に触れ続けたいものです。終わりのない007シリーズのように。

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2019/12/31

年末は志賀高原へ

今年は超暖冬、横浜では大晦日に観測史上初の20℃台を記録したとか。
スキー場も当然雪不足。しかし、幸運なことに着いた日の前日の朝に新雪が積もったそうで、全山オープンとは行かないまでも、お天気と雪質の両方に恵まれてシーズン初滑りを楽しむことができました。
久し振りに長男と長女と長女の友人と一緒に滑ったら、見違えるほど上手くなっているのにびっくり。さすがスキー場でバイトしてると違うなあと思ったりします。
これからだんだんできることができなくなっていく年頃の自分に比べて、努力すればいろいろなことをどんどん獲得できる若さが如何に素晴らしいことか改めてうらやましく感じます。自分も若い頃、もっと早くこれに気がつかなかったのか今さらながらに残念に思えます。

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大晦日は、昼頃、寒波がやってくるとの予報でした。朝までは青空でポカポカ陽気でしたが、予報通り、お昼近くには風が吹き、あられが降りはじめ、あっという間に吹雪に。山の天気は変わりやすいとはこのことです。
ブナ平に古くからある宿が今シーズンを最後に閉めると聞いたので、お昼にそこで、懐かしい味のするカレーと牛丼を食べて、午後、強風で止まりそうなリフトに数本乗って、温泉で温まってから帰途につきました。暖かい日が続いたところでいきなり冷えたので志賀高原の下り坂は路面がミラー状態。立ち往生している車で渋滞していました。

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慌ただしい2019年末でしたが、最後にちょっと山でリフレッシュして、気持ちよく新年を迎えることができそうです。それでは良いお年を。

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2019/11/27

多治見の修道院と守山の酒蔵へ

11月の初めに多治見の修道院のワインフェスタに行ってきました。昔からここの修道院でワイン造りをしていることは知っていましたが、行ったのは初めてです。ここでは修道女の人達がブドウを育て醸造をしていましたが、高齢化で維持が大変になって、現在は、社会福祉法人AJU自立の家がブドウ栽培を引き継ぎました。AJU自立の家は、小牧にも葡萄園とワイナリーを持っていて、知的障がいのある人たちが作業をする場になっています。
修道院の入口でお金を払ってワイングラスとお土産ワインの引換券をもらって、テイスティングにGO! 自家と他所でつくった様々な品種から醸造した個性的なワイン十数種を飲み比べることができます。おつまみや料理も充実しています。修道院の奥の方ではジャズやカントリー風の野外コンサートをしていました。会場には車椅子の人たちもたくさん来ていました。

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多治見の帰りには、新守山で電車を降りて、守山区の東春酒造へ。ここは東龍という銘柄の日本酒を造っています。ここではお酒の試飲と講談を聴く会を開催していました。講談を聴くのは初めてです。上方の旭堂一門による「徳川家康の伊賀越え」「太閤記・間違いの婚礼」などをほろ酔い気分で楽しませていただきました。お酒には料理を合わせることができます。音楽や伝統芸能と一緒に楽しむこともできます。お酒の文化は奥が深く、包容力があり、そして人を結びつけることもできる偉大な文化だと改めて感じる一日でした。

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この日は、ワインの赤白それぞれ1本ずつと、瓶詰めの冷凍生濁り酒を買って帰りました。

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2019/11/24

円頓寺の長野ワインフェスに行ってきました。

円頓寺商店街で開催された長野ワインフェス in NAGOYAへ行ってきました。昼からワインを飲む贅沢な一日。塩尻の市長さんがプロモーションに来ていました。東浦にお住まいの方にもバッタリ。新しいワイナリーも出ていました。始めてまだ年月がたたないのに、とても美味しいワインがありました。東御市のワイナリー恐るべし。
ワイン以外に、近年人気のシードルやクラフトビールも飲めます。長野ワインのフェスですが、イベントのプログラムには常滑ワイナリーの作り手のトークもありました。

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2019/11/23

「毎日を元気に過ごす! 健活★縁活★笑活まつり」と「おだい市&東浦セミナー」

毎日を元気に過ごす 健活★縁活★笑活まつりを文化センターで開催しました。今回が初めての試みです。
団塊の世代が75歳となる2025年に向けて、一人暮らし高齢者世帯、高齢者夫婦世帯の増加に伴い、今後、人と人とのつながりや地域ぐるみでの支え合いは、地域で暮らしていくために必要不可欠なものとなっています。「健活」とは健康な生活のこと、「縁活」とはご縁、つながりのある生活のこと、「笑活」とは笑いのある生活のことです。
このイベントでは、5年後、10年後に、そんな生活を送るためにはどんなことが必要なのか、自分の暮らしぶりを想像しながら、これからの生活を考えるきっかけづくりとするものです。そして、民間企業などが提供する地域のサービスにも暮らしに役立つ便利でやさしいサービスがあることを参加者に知ってもらい、そんなサービスを活用することで、安心して住み慣れた地域で豊かに生活していくことができること、また、気の合う仲間の楽しい集いをステージで紹介することを通して、みんな一人じゃない!、仲間でつながり、集い、助け合う関係づくりが大切であることを広く住民の皆さんに知ってもらいたいと思います。

東浦町では、民間事業者等と「高齢者の健康寿命延伸および生活支援等のインフォーマルサービスの創出促進に関する公民連携協定」を結び、町は民間サービスの情報発信支援に努め、民間事業者は高齢者向けサービスのニーズ把握・開発・提供、町との連携による地域貢献に努めることとしています。民間事業者に期待される具体的な取り組み例としては、①高齢者の生きがい・健康・仲間づくり、②高齢者の生活支援、③認知症高齢者支援、④介護予防活動支援、⑤高齢者の安心・安全への配慮、⑥町の高齢者施策への協力 などがあります。これまで行政は民間企業の宣伝を決してしませんでした。しかし、高齢者の生活支援や健康寿命延伸に役立つのであれば、そういった民間サービスの市場の拡充を促進することで、高齢者が多様なサービスを選択でき、地域ぐるみで高齢者の暮らしを支えるサービスを提供できれば良いじゃないかという考え方です。

今回は、コミュニティソーシャルワーカーを中心に社協と行政が企業を訪問し、公民連携協定を結んだ46社に声を掛けたところ、民間サービスを紹介する「健幸横丁」へのブース出展と景品提供に17社のご協力を得ることができました。「健幸横丁」は、「助さん」の掲載企業をリアルに紹介する場です。この場が、民間サービスと住民の皆さんをと交流の場、マッチングの場として機能し、皆さんの「ちょっと困った」の解決、QOLの向上に役立てればと思います。

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オープニングは、鳴子をならしながらソーラン節を踊りました。

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「ひが・コレ」は“ひがしうら つどいコレクション”の略です。東浦の楽しい仲間を紹介するステージショーです。まず、町内各地区で自然発生的にできた楽しい仲間を、正面のスライドで紹介、そのあとメンバーにレッドカーペットを歩いてもらって中央のステージでインタビューをします。司会は鈴木林蔵さん。東浦在住の俳優で、NHK中学生日記の日比野校長先生役や、時代劇 大岡越前などに出演されています。大岡越前では将軍吉宗を支える老中土屋相模守役。今ちょうど来年放映予定のシリーズを収録中だそうです。

町内には、団体に属していなくても、盆栽、書道、コーラスなどの趣味や喫茶店の常連やダンスやウォーキングや同じ会社のOGや家庭菜園など、様々なつながりで集っている仲間がだくさんあります。そんな仲間たち12グループが「ひが・コレ」に出場してくれました。コミュニティソーシャルワーカーが地域の情報を辿って見つけた素敵な仲間たちです。当然、大勢の前でプレゼンをしたことのない方もいらっしゃったことと思いますが、スポットライトを浴びて、この日は“ヒーロー”とばかりに生き生きとお話しされていました。行きたいところがある、やりたいことがある、ご縁がある、集いがある、会いたい人がいる、趣味でも遊びでもボランティアでも、やりがい・いきがいは心身の健康を維持する大きな要素です。当たり前の日常の中にある人と人とのつながりがとても大事な意味を持っていることに気づく機会にできればと思います。

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勤労福祉会館では、「おだい市&東浦セミナー」が開催されました。住民有志の実行委員会による遊び心&地域活性化の恒例イベントです。お店やセミナーに加えて、飲食を提供するフードカートも充実してきました。私もここで昼ご飯をいただきました。
今回は、若者会議のプロジェクトとして、メンバーの若者たちが、東浦ぶどうの皮やケニア産紅茶を使ったアロマキャンドルの製作・販売やアロマストーンづくりの出店をしました。ワークショップの中の小さな思いつきを一歩一歩実現させていく過程は、きっと貴重な経験になるものと思います。来週末は、若者会議のメンバーが於大公園でイベントを企画しています。

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2019/11/17

文化協会写真同好会写真展と盆栽展

きょうまで文化センターで写真展と盆栽展が開かれていました。皆さんの写真を見ていて、夕暮れを美しく撮ってみたいと思いました。

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いつもながら盆栽は凝っています。息の長い手入れを何十年も続けていらっしゃることは本当に感心します。

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2019/10/29

ボードゲームカフェが流行っているらしい。

以前、リアル脱出ゲームを体験した話しをブログに書きましたが、同じメンバーで、今度はボードゲームカフェに行ってみました。

ボードゲーム(board game)とは、卓上でボード・コマ・カードなどを使って遊ぶゲームのことです。「アナログゲーム」「テーブルゲーム」と呼ばれることもあります。
最近では、ボードゲーム人気が高まっており、各地に、お店でボードゲームを遊べる「ボードゲームカフェ」が増えています。また、twitterなどのSNSでボードゲーム会の参加を募ったりすることも増えているそうです。

行ったのは、大須のビルの2階にあるボードゲームカフェ。去年の夏にオープンした店です。店内には多種多様なボードゲームがずらり。モノポリーのような古典的なものから「サメポリー」とかいうパロディー版?、「はぁって言うゲーム」とか、ネーミングも様々。店内はシンプルなカフェ風になっていて、アルコールの提供もあります。

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メンバーからは、まずは”鉄板”の「宝石の煌めき」、「チケットトゥライド」、「カルカソンヌ」がオススメとのこと。それで、軽く「ドブル」でウォーミングアップしてから「チケットトゥライド ヨーロッパ」をやりました。最初にカードで引いた目的地をめざして、順番にカード合わせをしながらヨーロッパ大陸に線路を延伸していくゲームです。
久々に無邪気に遊ばせていただきました。自分の勝利そっちのけで、緑チームの邪魔をすることに喜びを感じているうちに、うっかり、赤チームにイベリア半島への侵入を許してしまったのは不覚でした。

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2019/10/27

上勝、神山へ・・・徳島を旅してきました。(その2 神山編)

その1 上勝編からの続きです。
 
上勝町から山を越えて佐那河内村を経由して神山町へやってきました。2014年にグリーンバレーの大南さんのお話し(この話しはシャープで刺激的でした)を聴く前から、ずーっとこの目で見てみたいと思っていました。

この日の泊まりは WEEK神山。神山町を流れる鮎喰川の崖っぷちに建つ古い民家を改装して4年前にオープンした宿泊施設です。母屋については食堂&管理棟としてモダンにリノベーションしてあります。蔵は傷みがひどかったので取り壊して正倉院の校倉造りのような宿泊棟になっています。コンセプトは、ほど良くかまってもらえて、基本自由で、滞在する人が自分の働き方を再発見するようなところ?でしょうか。想いのある人達が町民株主を募ってつくった会社が運営しています。
母屋の食堂では、朝食の他、夜は地元の食材を活かしたコース料理(要予約)や一品料理やセレクトされたお酒をいただくことができます。シェフは京都からの移住者、受付の女性は神山塾に半年参加した後ここに住むことに決めたのだそうです。
客室はコンパクトながら、ベッドに横たわっていると浮遊感の出そうな開放的な建築です。ドミトリー式のグループルームもあります。昔長崎にいたことがあるというオランダ人の滞在客がいました。

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小さな道路を隔てた向かいには、NPO法人グリーンバレー運営するコワーキングスペース「神山バレ—・サテライトオフィス・コンプレックス」があります。廃業した縫製工場をコワーキングスペースに改装したもので、WEEK神山の宿泊者は無料で一体的に利用することが可能です。物見遊山に行ってみると、グリーンバレーのコミュニティ・マネージャーが声を掛けてくれました。名刺の裏にはこう書いてあります。

  ミッション ●日本の田舎をステキに変える!                

  ビジョン  ●「人」をコンテンツにしたクリエイティブな田舎づくり     
        ●多様な人の知恵が融合する場「せかいのかみやま」づくり    
        ●「創造的過疎」による持続可能な地域づくり          

  グリーンバレー・ウェイ(ものの考え方) ●できない理由より、できる方法を!
                      ●Just Do It! とにかく始めろ!   

彼女は神奈川県出身でここで働いているそうです。物見遊山も交流と化学反応のきっかけ。自由に見て回ってくださいとのこと。
この中には企業のサテライトオフィスの他、徳島大学のサテライトオフィスや県のサテライトオフィスもあります。また、3Dスキャナーや3Dプリンター、レーザーカッターなども使うことができます。県のサテライトオフィスには、地方創生推進課の職員さんが常駐しています。
神山に帰郷した大南さんは、1999年に国内外からのアーティストが滞在して創作活動を行うアーティスト・イン・レジデンスを始め、山間地ではあり得ないような国際交流の機会を生み出しました。そして、手に職を持った移住者を誘致するワークインレジデンス、サテライトオフィスの誘致へと展開していきます。過疎化の現状を受入れ、過疎の中身を改善する。若者やクリエイティブな人材を誘致し人口構成の健全化を図り、多様な働き方が可能なビジネスの場としての価値を高めることで、農林業だけに頼らない持続可能な地域を目指す「創造的過疎」というコンセプトです。
山がちの徳島県ではもともとTV難視聴地域が多く、地デジ対応で全県光ブロードバンドのCATV網が敷かれています。その通信環境を活用すれば、IT系の仕事なら東京に居る必要はなく、むしろ恵まれた自然環境の中で仕事とプライベートを両立することができます。ここでは、コワーキングスペースを運営し、マッチングを仕掛けるコーディネーターを置き、サテライトオフィスを誘致し、隣接地には簡易な宿泊スペースを用意しています。

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市街地の中にも、空き家を改装したサテライトオフィスや個性的なレストランやカフェ、ベーカリーやハンドメイドの靴屋などが点々とできてきています。集落の外れには世界を転々とした後にオランダから神山に移り住んだアイルランド人と日本人のカップルが始めたブルワリー KAMIYAMA BEER があります。サテライトオフィスで働く人達のためのサービス産業が育ってくると町外からお客さんも来るようになります。

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神山町は人口5000人ほどの日本によくある普通の山里です。でも、外の視点から見れば、自然に恵まれ、山や水はきれいで、それを自覚して楽しみながら、創造的な仕事をしながら、生き生きと暮らすことができれば素晴らしいところになります。若い女性の笑顔と居心地のよい場づくりが印象に残りました。
まちづくりはデザイン。その中にはデザイナー感覚を持った人達の空間づくりへの関与が欠かせません。プレーヤーとなる人とデザイン、その2つの重要性を強く感じました。
 
前編(その1 上勝編)こちらをご覧ください。 

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