趣味・旅・遊び

2019/09/11

リアル脱出ゲームとは

ちょっと誘われて「リアル脱出ゲーム」なるものを体験した。最近若者たちの間では、謎解きゲームが流行っているらしい。それに加えて、ボードゲームも流行っているらしい。ボードゲームと言えば、人生ゲーム、バンカース、モノポリー、ちょっと仕掛けが凝ったモノだと魚雷戦ゲーム、野球盤など、子どもの頃友達の家でよくやったのを思い出すと懐かしい。モノポリーなどは今も健在であちこちで対戦も行われているそうだ。それらに加えて新しいゲームもつくられているのだろう。

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ボードゲームはさておき、大須の近くにある謎解きゲームの殿堂に誘われていってみた。行ってみたら、なんとそこは、これまた懐かしい、かつて“カトー無線パーツセンター”のあったビルだった。中学・高校時代に電子部品を探しによく行ったものだ。建物の中に入ると、中はたくさんの部屋に分れていて、その中の密室へ通された。そこに監禁されて謎を解いて仕掛けを解除しないと出られない仕組みだ。まるで、昔観たカナダ映画「Qube」のようだ。メンバーは私よりも若い人ばかり。チームワークで危機を乗り切る設定だ。頭脳+スポーツとでも言うべきか。
お話しはここまで。興味のある方は体験をオススメする。

終わってから、久し振りに味仙で台湾ラーメンを食べた。上からアメリカン、左回りにノーマル台湾、イタリアン、アフリカンとだんだん辛くなって、最後はエイリアン。深紅でドボドボのエイリアンはさすがにかなり寒気がした。

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2019/08/26

「JR武豊線で ぶらり旅」を手に取って

沿線市町の観光協会が企画・発行している「JR武豊線で ぶらり旅」の2019年8月~2020年5月版が出ています。

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第3弾となる今回は、沿線周辺のおススメ立ち寄りスポットを新たに掲載!
地域の方にもご協力いただき、みなさんにぜひ食べていただきたいお食事処やスイーツ情報も満載です。素敵な表紙絵は、新見昇さんがこのパンフレットのために描いてくださったもの。また、”武豊線今昔物語”と題して、元駅長さんの貴重なインタビューも掲載しています。パンフレットは観光案内所や協力店に順次配置していきます。

東浦のお店も新たに紹介されています。(クリックでさらに拡大!)

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以前に配布されたリーフレット「JR武豊線で巡るぶらり旅 武豊線今昔物語」はこちらでご覧になれます。

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2019/08/20

スリバチ講座 と 神戸R不動産代表のトークイベント

8月10日(土)に名古屋都市センターで開催された、名古屋スリバチ学会スリバチ講座を受講。4月からのシリーズで第1回「地図のミカタ 地理と地学の境界線」、第2回「吉田初三郎の鳥瞰図」、第3回「絵図から地図へ」、第4回「デジタル地図の変遷」と来た連続講座のうち第5回のみを聴くことができた。最終回の第5回は、東京スリバチ学会会長の皆川典久さんの「地図と地形のランデブー? スリバチ学会の冒険」と題した講演。建築士の皆川さんは、窪地や谷をスリバチと呼んで凹凸地形に着目したフィールドワークを行う東京スリバチ学会を2003年に設立、『東京「スリバチ」地形散歩』などの著書も多数。「タモリ倶楽部」や「ブラタモリ」などのTV番組に出て活躍。山ガールv.s.谷オヤジと自嘲していたが、まち歩きに地形の面白さを加えて、地図好き、地形好きを陽光の当たるところへ引っ張り出した一人といって良いのでは。2014年には「微地形に着目した町歩き・魅力再発見の手法」としてグッドデザイン賞を受賞。名古屋スリバチ学会は6年前のあいちトリエンナーレがきっかけとなって設立された。以下は、講演の要約。さすが、割と年配の男性だけかと思ったら女性も多く、特に質問者のほとんどが女性だったのには驚いた。

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東京は、海の近くの湿地帯と浸食された小さな谷が点在する武蔵野台地の上に築かれた街、だから坂やスリバチ地形が多い。武蔵野台地は立川方面から広がる多摩川の扇状地が基盤になっている。東京は「谷」のつく地名が多い。渋谷は渋谷川と宇田川の合流点にある。新宿御苑や明治神宮が渋谷川の源流になっている。
スリバチの底にあった湧水地が、江戸の池泉回遊式大名庭園になり、今その名残が公園やホテルや美術館の庭になっている。谷を上り詰めると、今でもスリバチの底に湧水や池が残っていて(雨乞いの神様として)弁財天があったりする。それで、弁財天ファンクラブも立ち上げた。曲がりくねった細い道は川の跡だったりもする。川を暗渠にしてその上に商店街ができたところも多い。高低差はすなわち名所だ。
江戸は谷を流れる湧水と多摩川から台地の上に引き込んだ人工の水路のおかげで100万都市になれた。「尾根道から脇道にそれてみたら、そこはスリバチだった」・・・脇道や隙間にこそ大切なものが潜んでいる。人生には寄り道も大切だ。建築家・建築史家の藤森照信は「建築はアートではない。なぜなら、建築は悲しみを表現できないから。悲しみは人を救う。」と言ったとか言わないとか。
海外での町歩きも企画している。ローマの7つの丘はテヴェレ川の支流によって浸食されて残ったところだ。貴族は丘の上に住み、庶民のガス抜きのための公共施設は谷底に造られた。それが度重なる洪水で埋まって遺跡になった。来年はもう一つの7つの丘のある街、イスタンブールに行くことを計画している。参加者は2020年6月13日10時にアヤソフィア前に集合とのこと。

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同じ日にもう一つ、星が丘テラスの奥にあるボウリング場の一角にある星が丘天文台ワークラウンジで、「ローカルエコノミーのつくり方 ~ミッドサイズの都市から変わる仕事と経済のしくみ」刊行記念トークイベントがあった。
講師は著者の小泉寛明さん(神戸R不動産 代表)。小泉さんたちは神戸で、面白い人が集まる街にするために、自分たちで街に仕事をつくり経済を育てる活動を始めている。以下はトークの要約。参加者は、アーティスト?や建築関係?なのだろうか、ファッショナブルな若者が多かった。

まず、1970年の開業当時世界最大(1フロア100レーン)だった星ヶ丘ボウル、2003年にオープンした星が丘テラスなどを運営する星ヶ丘グループを代表して水野宏洋さんのトーク。
ここにしかない、どこかの街の劣化版でない、ここに来ないと味わえない生活のある、ひとつずつ違う、いつも何かがある、いる人・住む人・来た人の顔の見える街づくりをしたい。交通・公園・子育て・医療・・・などヒストグラム的なバランスのとれた街では個性がなくなる、物質的価値よりも緑・学生・ユニークな店・交流など社会的価値で突き抜ければ輝く街になる。星が丘天文台ワークラウンジ コミュニティルームでモノラボを開催、演劇、マルシェを企画するなど、責任感、挑戦心、遊び心を持って街づくりをしていきたいとプレゼンした。

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次に小泉さんのお話し。
大阪生まれで、いま住む神戸にたどり着くまで30回くらい引っ越した。東京やシンガポールでガツガツ仕事することも考えたが、グローバルな成長の限界を感じて右肩下がりにフィットした不動産デベロッパービジネスをしようと考えた。
東京や大阪や海外から人を呼び込めないだろうか。移住して一人で仕事は寂しいから、シェアオフィスをつくってみた。何が人を集めるかというと、集まる場所も鍵だが、「人」が「人」を集めるのだと思った。北野エリアの空きマンションや灘高架下の空き空間などを再生するエリアデベロッパーをやっている。
神戸市は政令市でNo.1の農業生産がある。Eat Local Kobeというサイトを作ってユニークな農家に出てきてもらい、2015年に市役所の隣の活用されていない公園でファーマーズマーケットを開いた。オレゴン州ポートランドをモデルに、駐車場や空き地は避けて、木の下で、毎週継続してやることにした。ブースはテントや軽トラックを使った。JAは農業者主体だが、このファーマーズマーケットは市・生産者・料理家・加工・会計士などが一体となっている。
個人事業主と付き合って、スモールビジネスなどをやる人の共通点はDIY精神と顔が見えることだと思う。従来は都市に頭脳が集積し地方の雇用の場は工場のみだったが、これからはローカルで仕事をして産業ノウハウを蓄積させ、若者や移住者に魅力的な仕事が生まれることを考えたい。地方創生は若者がやりたい仕事をつくるしかない。あるものを使ってローカルエコノミーの再構築をすることだ。

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2019/07/23

東浦町景観コンテストのご案内

東浦町では、まちの持つ自然、歴史や文化などの魅力を活かした、景観まちづくりを目指しています。
昨年度は、「残したイイひがしうら」をテーマとして絵画&写真コンテストを行い、157点の応募がありました。
今年度も引き続き、東浦町景観コンテストを開催します。自分たちのまちのイイ場所に気付き、それを守り、活かし、創ることによって、東浦でありつづけられます。そこで、ふと気付いた、身近な東浦の古くてイイ、新しくてイイ場所を見つけ、子供から大人まで、「絵画&写真」を通して、まちで共有したいため、 ≪古イイ新しイイひがしうら≫をテーマとします。さまざまな視点からの「絵画&写真」の応募をお待ちしております。
 
応募期間は、令和元年8月1日(木曜日)から令和元年9月2日(月曜日)までです。詳しくは
https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/oshirase/6535.html
をご覧ください。

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2019/07/19

夏休み子ども教室など、夏のイベントのご案内

夏休みこども教室など、東浦町の夏のイベント情報はこちらをご覧ください。

 ●夏休みこども教室
 https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/boshu/summerschool/index.html

 ●夏のイベント情報
 https://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/kanko_bunka/event/event.html

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2019年度第2回アチェメックの森プロジェクト 夏の森を楽しもう「森の昆虫採集・竹林管理・草刈り・流しそうめんワークショップ」のお知らせ

 身近な里山を手入れする活動のご案内です。

 アチェメックとはAichiChildrensHealthand MedicalCenterの頭文字からとった、小児の森の愛称です。大府市と東浦町の接するところにある「あいち小児保健医療総合センター」の敷地にある雑木林の竹を間引いたり、下草を刈ったりして、光の差し込む植生の豊かな林を再生し、療養中の子どもたちが散策できるように林内に簡単な小径をつくったりしています。今回は夏にちなんで、竹林の手入れと昆虫採集、切った竹を使って流しそうめんを楽しもうという企画です。詳しい内容は下記の通りです。

 

   アチェメックの森プロジェクトにリンク

 

 アチェメックの森に今年も蒸し暑い梅雨の季節がやってきました。
 でもこの時期、森の木々や生き物たちは燦々と降り注ぐ日光と雨の恵みを受けながら、すくすくと成長を遂げています。まさに「命みなぎる季節」です。
 そんな中、子どもたちといっしょに、竹林や雑木林の手入れ、木の実園の草刈り、森の小道づくり、昆虫採集などの活動で気持ちのいい汗をかいてみませんか。
 お昼には恒例となりました「流しそうめん」で喉を潤しましょう。
 自分にあったペースでできる、無理のない活動です。ご家族、お友達もお誘い合わせのうえご参加下さい。

 

日時: 2019年7月21日(日) 10:00集合
集合場所: あいち小児保健医療総合センター 竹林そばの駐車場(案内図参照)
プログラム:
    10:00 集合・オリエンテーション
    10:30 竹林の手入れ&森の昆虫採集
        (竹林の手入れ体験や、昆虫博士といっしょに森を探険)
    12:30 昼食交流会(恒例の流しそうめんを囲んでの楽しい昼食会です。)
    13:30 竹林の手入れ&森の小道づくり活動など
    15:00 後片づけの後解散
  事前申し込みは不要です。当日現地で受け付けます。
  持ち物: 飲み物・弁当(おにぎり程度)、作業のできる服装と靴、虫よけ対策、
       熱中症対策、軍手、長靴、道具(カマ・ノコギリ・剪定バサミなど)、
       子どもたちは捕虫網など昆虫採集の道具
  参加費: 大人500円(ボランティア保険料含む)、子どもは無料
  小雨決行: 判断に迷う場合は、下記のいずれかの連絡先にお問合せ下さい。
        ただし、お電話は当日午前7:00以降にお願いします。
        真弓 090-9186-2666  篠原 090-3855-2547

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     「アチェメックの森プロジェクトのご案内」pdfをダウンロード

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2019/06/30

蛍が乱舞

5月下旬に町内で撮ったヒメボタルの写真です。幻想的ですね。動きを感じます。

私ではなくて、撮影した方からいただいた写真です。マニュアル撮影のできるコンパクトデジカメで20分から1時間連続撮影をして(開放ではありません)、それを比較明合成したものだそうです。最近のカメラにはそんな機能を内蔵したものがあります。

今年も町内のあちらこちらでヒメボタルを見ることができました。おもしろいことに、その日によって盛大だったり少ししか見られなかったりコンディションが異なります。これもホタル観察の楽しみではないでしょうか。さて、来年はどんな出会いがあるでしょうか。

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2019/04/09

2019年 アチェメックの森ワークショップ のお知らせ

以下の案内をいただきました。
あいち小児保健医療総合センター敷地内の里山で竹林整備の活動をするイベントです。どなたでも参加できます。


 
<アチェメックの森ワークショップのお知らせ>

アチェメックの森の竹林に今年も筍の季節がやってきました。
今回もタケノコや野草のてんぷらなど、春の森の恵みをみんなで楽しく味わいたいと思います。
その他、竹林の手入れ体験や、春の昆虫採集など、緑萌えるアチェメックの森を思う存分体感しましょう。
ご家族、お友達をお誘い合わせのうえ、ご参加ください。

 日時:2019年 4月 21日(日) AM10:00集合
 場所:あいち小児保健医療総合センター 竹林近くの駐車場(地図参照)
 プログラム:10:00 集合・オリエンテーション
       10:30 恒例:春の野草摘みと筍掘り・昆虫採集
            (みんなで竹の食器づくりや筍掘り、天ぷらにする野草摘みをします)
       12:30 昼食交流会(筍料理・春の野草てんぷら等を囲んでの楽しい交流会です)
       13:30 竹林の手入れ・昆虫採集など
       15:00 後片づけの後解散
 持ち物:作業のできる服装・軍手・飲み物・弁当(おにぎり程度)
 スコップなどの筍掘り道具、ノコギリ・剪定ばさみなどの竹林管理道具、昆虫採集をされる方は捕虫網・虫かごなどをお持ち下さい。
 その他:参加費(大人500円・子ども無料 ボランティア保険料含む)
 小雨決行(判断に迷う場合は、下記のいずれかの連絡先にお問い合わせ下さい。ただし当日午前7:00以降としてください。)
   真弓090-9186-2666  篠原090-3855-2547

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アチェメックの森では季節に合わせてこのようなワークショップを年4回開催しています。2019年の予定は以下の通りです。

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2019/03/09

まちめぐりウォーキング ~歴し・福し・楽し 生路 撮りっ歩♪~

午前中、「まちめぐりウォーキング ~歴し・福し・楽し 生路 撮りっ歩♪~」がありました。役場福祉課の発案で、社会福祉協議会やふるさとガイド協会や写真愛好家とコラボして、地域の福祉資源や史跡や話題のスポットを見学しながらまち歩きをするユニークな企画です。地域の福祉を考えながら、歴史探訪、趣味の写真撮影、健康づくりなどが同時にできてしまう一石何鳥?の企画です。以前、石浜で行って好評でした。
今日は、生路コミュニティセンターを出発して、原田酒造→デイサービスセンターあい愛いくじ→ベティさんの家→デイケアセンターフィロス→大生紡績を経て、コミュニティセンターに帰ってくるコースです。私は大生紡績の案内役をさせていただきました。
かつて、東浦は繊維産業のまちで、平成の初めには大小200軒近くの紡績・織布工場がありましたが、今では1社が操業するのみとなりました。繊維工場の跡地にはマンションや分譲住宅が建てられ当時の佇まいが残っているところはほとんどありません。大生紡績は、平成の初めに生産を中止しましたが、現在でも事務所、工場建屋と従業員寮などがそのままのカタチで残っており、一つのまちのようになっています。機械類は残っていませんが生活の匂いのする建物が当時のままに残っているのは全国的にも珍しいのではと思います。ドラマや映画のロケに使われた場所もあります。

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2019/01/31

早川渓谷探訪記

昨年秋に、山梨県の早川渓谷にドライブに行きました。南アルプスの最高峰(国内では富士山に次ぐ高峰)である白根山北岳への登山口である広河原まで行こうと思ったのですが、数年前の豪雨による土砂災害のため?、野呂川林道は通行止め。行けるところまで行って引き返してきました。丁度、奈良田の少し奥の折り返したところに山梨県営の奈良田第一発電所(最大出力27,600kW)があって、「見学受け付けます」と書いてあったので中を案内してもらいました。ここでは県の職員さんたちが泊まり込みでダムや発電所の管理をしています。ここ早川を含めて山梨県内23カ所の水力発電所(最大出力12.1万kW)で発電した電気を東京電力に売電することによって毎年4億円程度の利益を稼ぎ出しています。見学者を受け入れることによって、県の財政に貢献していることをしっかりアピールする意味があるのでしょう。山梨県立美術館所蔵のミレーの絵画「種をまく人」は発電所の収益で購入されたことはよく知られています。

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ここから十数km、早川を下ったところに東京電力の田代川第一発電所があります。この発電所はちょっと変わっていて、全く別の水系から取水しているのです。このあたりは南アルプスの造山活動に起因して、南北に深い谷が走っています。早川渓谷のすぐ西側(静岡県側)には大井川の谷が平行に走っています。その距離は約8kmほど。おまけに大井川の河床は早川よりも遙かに高くなっています。そこで、大井川に堰をつくって水をせき止め、トンネルで早川渓谷まで導けば、簡単に高落差の発電所をつくることができます。大正から昭和初期の建設当時は、落差900mもの水圧に耐える発電設備がなかったため、経路を二段構えにして、大井川の水をまず田代川第二発電所(有効落差501m、最大出力22,700kW)に導き、さらにその放流水を早川沿いにある田代川第一発電所(有効落差350m、最大出力17,400kW)に導いて、発電するしくみとしました。大井川には中部電力の水力発電所がたくさんあるのですが、その最上流部の水を東京電力がせき止めて、山梨県側の早川に持って行ってしまっている構図です。大井川源流の水は大井川の下流にはほとんど届いていないのです。

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またこのすぐ上流では、JR東海旅客会社によるリニア中央新幹線の南アルプストンネルの工事が行われていて、ダンプカーが頻繁に出入りしています。このトンネルは、山梨県側から3000m級の山々が連なる南アルプスの下を通って、静岡県の地下を通り抜けて長野県側に出る25kmもの長大トンネルです。土被りが最大1400mにもなり強大な土圧と戦う難工事になりそうです。途中、南アルプスを縫って流れる大井川源流部(二軒小屋あたり)の数百メートル直下を横切ることになるため、大井川に沿って流れる地下水脈を切ってしまうと、大井川の水量が毎秒1トン近く減ってしまうのではないかと言われています。また、国立公園内の秘境に工事用道路を建設し大型車両が頻繁に通ることによる自然破壊が危惧されています。

ところで、大地溝帯(フォッサマグナ)という言葉をご存じだと思います。日本列島を南北に走る大地溝帯は幅の広い帯状の溝で、「糸魚川-静岡構造線」は大地溝帯の西の端のラインだと言われています。このラインに沿って地層が上下に数千メートルずれていて大きな断層を形成しています。糸魚川-静岡構造線は、糸魚川から姫川の渓谷に沿って、高瀬川、松本盆地、諏訪盆地、甲府盆地を通り富士川本流の谷に沿って静岡に抜けていると考えがちですが、実は、富士川本流と並行している支流の早川の谷に沿って走っているのだそうです。その大断層の露頭を早川渓谷沿いで見ることができます。写真は、「新倉の露頭」で、岩石の色が変わっているところの西側が黒色粘板岩(海底に堆積した後隆起した「四万十帯」)、東側が凝灰角礫岩(海底に噴出したマグマの固まったもの)だそうです。大地溝帯の大きな謎は、大地溝帯の西端のラインははっきりしていてわかっているのですが、東端のラインは火山の堆積物に埋もれているらしく今もってよくわからないことです。一説には、直江津から小田原に至るあたりとも、柏崎から千葉に至るあたりとも言われています。

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それに触発されてと言うか、本屋で立ち読みしていてたまたま見つけて、今こんな本を読んでいます。フォッサマグナについては、学校で習って誰でも名前だけは知っていますが、その本質を知る人はほとんどいません。フォッサマグナって何と聞かれて答えられますか?私は答えられません。成因も含めて興味のあるところです。

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